有限会社さんず の商品レビュー
「死にきれないあなたのお手伝いをいたします」―バイトが自殺未遂し、周囲の態度と激務に苦悩するコンビニの雇われ店長。愛する人のため一刻も早く行方不明になりたいと言う女。蝶のコレクションをふさわしい人に譲ってから死にたい男。保険金がほしい元半グレの居酒屋店主。同僚から性的暴行を受ける...
「死にきれないあなたのお手伝いをいたします」―バイトが自殺未遂し、周囲の態度と激務に苦悩するコンビニの雇われ店長。愛する人のため一刻も早く行方不明になりたいと言う女。蝶のコレクションをふさわしい人に譲ってから死にたい男。保険金がほしい元半グレの居酒屋店主。同僚から性的暴行を受ける女性教師。死を望む者のもとにどこからともなく届けられる白いカードは、自称「自殺幇助業者」への連絡手段。(e-honより)
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死にきれないあなたのお手伝いをいたします。 死にたいと思っているところにカードが届くらしい。 片面は真っ白で裏にQRコードのみ。 読み込むと「有限会社 さんず」どうやら自殺幇助をしてくれるらしい。 こんなこと可能なのか?どんなに死にきれなくても死ねるようにしてくれるのか? どき...
死にきれないあなたのお手伝いをいたします。 死にたいと思っているところにカードが届くらしい。 片面は真っ白で裏にQRコードのみ。 読み込むと「有限会社 さんず」どうやら自殺幇助をしてくれるらしい。 こんなこと可能なのか?どんなに死にきれなくても死ねるようにしてくれるのか? どきどきとしながら読み進めました。 死にたいと思っている人の気持ち ただ単に辛いからだけじゃなくて色んな気持ちがあって 自分勝手にいいように思い込んでるだけで本当は自分が悪だったり。 1話から胸糞が悪くなるような。 どんでん返しといわれるとそうでもないかな、と思いました。 じわりと分からなかったことが分かっていく感じ。 全ては分からない。死人に口なしとも言うし 生きてても本当のことは言えなかったりするし。 なんで死んだのか何に悩んでたのかもう死んじゃった人からは聞けないから、自分で良いように解釈して生きていくしかないんだな。 人間の葛藤してる姿を読めたのはなんだか良かったなあ。 少し続きが気になるな、とも思った。 読みやすい本でした。 相談するって難しいことだし頼るのって恐怖もあったりするけれど どうか壊れる前に誰かを頼ってね。 生きてていいんだって思えたらいいなぁ。
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それぞれが長くない話の後世になっていて読みやすかったです。 『自殺』という暗いテーマがずっと続くのかと思いきやその背景や留まりたいという自殺者の気持ちや幇助する側の留まって欲しいという気持ちも読み取れる小説でした。
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まぁ、面白かったんだけど。わたしが思っていた「どんでん返し」とは違った。ちょっとずつ剥がれていく感じで、それはそれで楽しいんだけど。「えーっ、だまされたー!!!」的なやつを期待してるとちょっと違う。これはこれで面白いんだけど。さ、もう一回読もう。
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