生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる の商品レビュー
残念ながら未だ生成AIと呼ばれるものを使ってみたことがない。とは言っても、最近はスマホで検索するとAIによる概要などと最初に出て来るし、知らぬ間に使わされているのかもしれない。できれば、対話型の生成AIを使って、いろいろな会話をしてみたい。愚痴を聞いてもらったり、生身の人間には言...
残念ながら未だ生成AIと呼ばれるものを使ってみたことがない。とは言っても、最近はスマホで検索するとAIによる概要などと最初に出て来るし、知らぬ間に使わされているのかもしれない。できれば、対話型の生成AIを使って、いろいろな会話をしてみたい。愚痴を聞いてもらったり、生身の人間には言えないような話をしてみたりしたい。本書で最も重要と思えるのは、第4章のAIが抱える10の問題だろう。法的なこと、倫理的なこと、今後解決しないといけない問題は山積している。自動運転で事故をしたときに責任を取るのがその自動車の持ち主だとすると、誰もその車は買わない、また製造元が責任を負うとすれば、誰もそんな車は作らない、という議論はおもしろい。結局のところ、これはビジネスとしてはうまく行かないということだろうか。さらに6章で議論されている、AIは理解しているのか、意識を持っているのか、ということについて。これはもう定義の仕方によるということなのだろうから、どっちにでも転ぶと思っておいた方が良さそうだ。そんなことよりにおいを感知できるAIが既に作られているということ。どういう仕組みになっているのかよく分からないが、まあなんでもうまく作ってしまうものだ。これらをつくり出しているのは人間だ。人間の欲望によって作られている。ここで疑問はAIに欲望はあるのかということ。生成AIに恋愛感情を抱く人間がいるという話は聞くが、AIが人間に恋するなんていうことは起こりうるのだろうか。それはまだまだ、SFやアニメの世界ということだろうか。ところで、本書のあとがきは100%生成AIで書かれたとのこと。そのことを知った上で読んでいるからだろうか。なんだか空疎な文章のような気がしてしまう。気のきいた文章をどこかから拾い集めて来て何となく並べてみたという感じが強い。うーん、何も知らずに読んだら、また感じ方が違うのかなあ。
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