1,800円以上の注文で送料無料

死に髪の棲む家 の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大富豪が館で死んだが、その前日に誰も知らぬ謎の男が館に現れて死んでいた。死体を館の裏手の番屋で一夜を過ごす儀式に見張り役として任された幽霊作家の出雲は寝てはならないという掟を破り寝てしまう。起きた時は三重の密室を突破して主の金蔵の首がなくなっており髪が床に散らばっていた。 角川ホラーだけどミステリに寄ってて、多重推理もあるし三津田作品?とも思える内容。ミステリ要素はさほどだったけど、髪の食べて死ぬとその髪の持ち主が憑依して生き返るとかのホラー要素が良い。最後の事故のシーンでもなぜ首が出雲の所に寄ってくるとか不明確な要素が興味をそそられます。

Posted byブクログ

2026/04/22

本作に通底しているのは、死者が生者と同じ地平に存在していることの「自然さ」と、その奥に潜む拭いがたい異様さである。本作において死者は、恐怖の対象であると同時に、愛しみや未練の対象としても描かれている。大切な人を失いたくないという切実で純粋な願いが、やがて死を引き寄せ、取り返しのつ...

本作に通底しているのは、死者が生者と同じ地平に存在していることの「自然さ」と、その奥に潜む拭いがたい異様さである。本作において死者は、恐怖の対象であると同時に、愛しみや未練の対象としても描かれている。大切な人を失いたくないという切実で純粋な願いが、やがて死を引き寄せ、取り返しのつかない歪みを生んでいく。その過程は、どんな怪異よりも現実的で、そして深く胸に迫る悲しさを伴っている。 古びた家屋の軋む音や、湿り気を帯びた雨の匂い、さらには死者の髪や血といった生々しいモチーフが、山白朝子の筆致によって、どこか幻想的で静謐な美しさを帯びて立ち現れる「風景」。残酷な出来事が描かれていても、その背後には常に寂寥感が漂い、それが物語に独特の余韻と深みを与えている。この美と恐怖が隣り合う感覚こそが、本作の大きな魅力だと思う。

Posted byブクログ

2026/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

購入。 ネットで試し読みしてしまい、続きが気になったので。 勢いよく話が展開していくから、怖さより迷子になった気分の方が強めかも(笑) 民俗学的な?ミステリー、悪くないッス。 ラストが目一杯ホラー(笑) つづきも読もうっと。

Posted byブクログ

2026/04/12

口に髪が入ったら死がやってくる。そんな奇妙な因習が残る旧家を訪れた作家の前で起きた怪事件の真相とは。 読む前はホラー小説かと思っていましたが、ミステリ色の強い作品でした。 難しい単語が頻繁に使われていましたが、それも因習村の雰囲気作りに一役買っていましたね。

Posted byブクログ

2026/04/05

売れない小説家が、怪談師を名乗る女と共に、髪にまつわる因習に囚われた屋敷で起きた事件の真相解明に動く。 ホラー2、ミステリー8くらいの割合の推理もの。ちょっとプロットがごちゃごちゃして分かりづらい部分もあるが、メイン2人の掛け合いが楽しいので続編も読んでみたい。

Posted byブクログ

2026/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラー要素がある、かなりがっつりミステリー。結末は二転三転、なかなか面白かったけど、ホラー感はうすめかな。

Posted byブクログ

2026/02/20

なんとなく三津田信三っぽいなぁと思い。 でも、そんなにホラーとしてもミステリとしてもどっちつかずなのかなぁみたいな感じで読み進めたら、ちゃんとホラーでオチました。 ちょっと期待外れでしたな。

Posted byブクログ

2026/01/27

ミステリーとホラーのバランスがすごくよかった。キャラクターやベースの展開はよくある感じだけれどぽんぽんテンポよく読ませる文章は気持ちがいい。ミステリー部分よりも後半のホラー展開が切なさも相まって結構好き。

Posted byブクログ

2026/01/12

毛髪を使ったある因習の残る資産家の屋敷に、取材のため訪れた主人公。 しかし、身元不明の老人が髪の毛で首を吊り、主人公は成り行きで死体の寝ずの番をするよう強制され、因習に巻き込まれていく。 純ホラーと見せかけてミステリー要素もあり、読み応えがあります。

Posted byブクログ

2026/01/05

あ、口の中髪の毛入ってた。と、ずるっと出てくる髪。人生で数回はある嫌な経験を一層嫌にさせた本書、うまいなと思いました。口に髪が入った時、風呂上がりに抜けた髪が腕にぺったりついていた時、じわっと思い出しそうな本です。推理され、手口がわかり、犯人もいる。なのに解けきれないモノがあるホ...

あ、口の中髪の毛入ってた。と、ずるっと出てくる髪。人生で数回はある嫌な経験を一層嫌にさせた本書、うまいなと思いました。口に髪が入った時、風呂上がりに抜けた髪が腕にぺったりついていた時、じわっと思い出しそうな本です。推理され、手口がわかり、犯人もいる。なのに解けきれないモノがあるホラーミステリでした。建物の構造がいまいち分かりきれない面がありましたが、登場人物のキャラも濃く、面白く読めました。

Posted byブクログ