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読書効果の科学 の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2025/10/21

調査方法や分析うんぬんは難しくて理解できない所も多かったけれど、著者の独り言のような素朴な突っ込み?に親近感がわき、結果や考察はとても面白かった。読書は良いものだ!賢くなる!とは一概にも言えず、個性に合わせてメディアに触れて、刺激のある日々を送れたらいいのかな、と。 本を読む量と...

調査方法や分析うんぬんは難しくて理解できない所も多かったけれど、著者の独り言のような素朴な突っ込み?に親近感がわき、結果や考察はとても面白かった。読書は良いものだ!賢くなる!とは一概にも言えず、個性に合わせてメディアに触れて、刺激のある日々を送れたらいいのかな、と。 本を読む量と年収は、確かに逆説も然り。本を買うにはお金がかかる。

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2025/07/01

本の内容もだが、人文系の調査データと実験データの読み方を全編通じて教えてくれるという意味でもとても有意義。 ドイツの調査では、読書と向社会行動に正の相関が見られたが、日本の調査では逆の結果となった。ドイツの結果も、ジャンルが近代古典文学に限定されており、日本のはジャンル分けされ...

本の内容もだが、人文系の調査データと実験データの読み方を全編通じて教えてくれるという意味でもとても有意義。 ドイツの調査では、読書と向社会行動に正の相関が見られたが、日本の調査では逆の結果となった。ドイツの結果も、ジャンルが近代古典文学に限定されており、日本のはジャンル分けされていなかったため、その違いか?一人で屋内でする行動は、ゲームなど含めて社会性にいい影響だけではないということがわかる、という、あたり前といえば当たり前とも言える結果。 複数の余暇活動への参加は寿命をのばし、読書は座位中心の孤独なものなのに寿命影響があり、なぜかは分からない。ただし、日本人には効果がないという結果。調査対象のそもそもの健康状態や読書時間が影響しているのではないかと推定。 0-10歳の読書習慣も、共有環境によらない部分が5割ある 子どものころに与えられた共有環境は、影響はするけど効果は少ない。それで人生が決まるわけではないし、非共有環境や遺伝の影響も大きい 本書で繰り返し強調される原則を思い出しながら、気楽に読書を楽しみたい

Posted byブクログ

2025/06/04

読書による効果を、論文形式で解説。 語学力の向上、他人の気持ちを図る人格形成、学力や収入の向上が言われている。 ただし、効果穏やかなものであり、読書自体が合わない人も。他の活動にも目を向け、自分の得意なメディアでの代用も可能である。 効果などを忘れて、気楽に付き合うことが読書の...

読書による効果を、論文形式で解説。 語学力の向上、他人の気持ちを図る人格形成、学力や収入の向上が言われている。 ただし、効果穏やかなものであり、読書自体が合わない人も。他の活動にも目を向け、自分の得意なメディアでの代用も可能である。 効果などを忘れて、気楽に付き合うことが読書の極意である。開放性の高い人ほど読書をすると言う結果が印象的だった。

Posted byブクログ

2025/04/27

 読書の効果を、アンケートなどの調査から科学的に分析した本。読書の効果は「ゆっくりと、気長に、少しずつ」という事だ。  読書のし過ぎで時間を取られてしまうより、勉強した方が学力は上がるという記述が、目から鱗だった。

Posted byブクログ

2025/04/01

読書が持つ効果について、国内外のこれまでの研究知見を整理し、読書効果を発揮するうえでの三つ原則を提案した本。具体的には、読書の直接的効果として「言葉」「人格」「精神的健康」に与える影響と、関節的効果として「学力」「仕事(収入)」「身体的健康」に与える影響について説明している。そし...

読書が持つ効果について、国内外のこれまでの研究知見を整理し、読書効果を発揮するうえでの三つ原則を提案した本。具体的には、読書の直接的効果として「言葉」「人格」「精神的健康」に与える影響と、関節的効果として「学力」「仕事(収入)」「身体的健康」に与える影響について説明している。そして、筆者は、読書には、こうした効果があるものの、そうした効果を発揮させるためには、次の三つの原則があると言っている。 ①平均的には効果は穏やか。気長に気楽に。 ②『読み過ぎ』は弊害を生む。目安は1日30分〜1時間 ③個人差は大きい。読書そのものが合わない人もいる 国語科を専門に教えている身としては、読書が、上に挙げたような要素にプラスの影響をあたえていることが証明されているのは朗報で、嬉しい本だった。提案されている原則も穏当で、気楽なもので、読書を推奨していく上でも、かなり使いやすい。何よりも、こうした効果と原則について、プラス・マイナスの両面を含めて、しっかりと統計的な根拠が示されていることが、説得力のある説明を今後していくうえで、とてもありがたい一冊だと思う。 そのうえで、「おわりに」に書かれていることを念頭に置いておくことは大切だと感じた。筆者は、読書効果の研究について、研究自体の「個別性の高さ」があるとし、読書効果の本質は、「その読書が本人の益になっているかどうかという本人と読書との相互作用だ」(p252)と言っている。要するに、教育的な読書の効果は、読書を行う個人個人で個別に判断していく必要があるということになるのだと思う。 正直、この本について思ったのは、読書には効果があるという結論を説明する上では、とても参考になったけど、あまりに一般論過ぎて、結論自体に特に新しい驚きも発見もなかった。これは、取り上げられている読書効果の研究が、一般論を導くことを目指した量的研究に限られているが故の限界なのではないかという気がする。 筆者の言う通り、読書効果が「本人と読書との相互作用」によって個別に発生するのなら、サンプル数を増やして一般化するよりも、実際に効果があったりなかったりした一人ひとりに、何が起こっていたのかを丁寧に見ていく質的な研究が必要な気がする。これは、研究者の仕事というよりも、実際に読書をする子どもや人々と関わる人間に必要な目で、特に教師をやっている以上は、重要な目だと思う。 もう一つ、実際に読書に関わるうえで考える必要があると思ったのは、この本は、「読書の効果」について説明しているけれども、現実社会の文脈に置いたときに読書って、この本で取り上げられているような抽象的な「効果」のためにあるのかということだと思う。第6章で、読書が収入に与える影響について、その読書がその人のキャリアや能力において意味のあるものであれば収入に対して効果があるということを言っているが、結局のところ、特に社会人の読書には個別に目的があるものも多い。何のための読書かということを意識したうえで、その目的に沿っているかを考える必要があるということだと思った。 いずれにせよ、読書には効果があるということで、その根拠がよく分かる。研究方法やデータもきちんとしているので、あまり気楽に読んで理解できる感じじゃないが、読書やその教育に関わる人は一読する価値がある本だと思う。

Posted byブクログ

2025/02/22

分析が多く何回だけども、読書に対して「万能だからやらなきゃいけないものだ」という思い込みを緩めて、自分にあうなら継続して取り組めば効果がある、という意識で読書にのぞむことがよいことがわかった。時間もたくさん費やせばいいわけではなくバランスが大事ということなので、割と今の自分のペー...

分析が多く何回だけども、読書に対して「万能だからやらなきゃいけないものだ」という思い込みを緩めて、自分にあうなら継続して取り組めば効果がある、という意識で読書にのぞむことがよいことがわかった。時間もたくさん費やせばいいわけではなくバランスが大事ということなので、割と今の自分のペースでいいなと思った。

Posted byブクログ

2025/02/02

読書好きにとっては興味がある、その効果。色んな文献から解き明かすのが本書。明白なものと、そうではないもの。ただ、若干データが怪しいというか、調査の限界があるというものもあるので、この書評で触れておきたい。 先ず、読書活動、読書時間を計測する場合、被験者のそれ以外の活動の影響を完...

読書好きにとっては興味がある、その効果。色んな文献から解き明かすのが本書。明白なものと、そうではないもの。ただ、若干データが怪しいというか、調査の限界があるというものもあるので、この書評で触れておきたい。 先ず、読書活動、読書時間を計測する場合、被験者のそれ以外の活動の影響を完全には排除仕切れない。この事は「読書のし過ぎが却ってネガティブな影響も齎す」とする本書の言説に関わる。 例えば、読書時間が増えれば時間に比例して一定レベルまで成績も上がるが、閾値を超えると成績は下がる。読書がその成績を測るテスト内容のテキストならば、読書時間は成績に相関を示すはずで、これは単に、テスト勉強時間が読書時間により削られたことを示すに過ぎない。同様に読書は大抵座りながら行うものだから、長時間に及ぶと健康に悪影響を与える。つまり、これらが示すのは読書時間に左右されるものではなく「テスト勉強時間」と「着座時間」の影響を表したものだと言える。 そんな中でも間違いなくポジティブな唯一明確な効果は「語彙力の向上」だ。読書行動と語彙力の相関関係については、数多くの研究に基づくメタ分析によって、正の相関があることが分かっている。実感としてもそうだ。そして我々は、語学だけではなく化学や史学などにおいてもテクニカルタームを学びながら論理を身につけるので、語彙力はすなわち知性の強化にも繋がり、事物の「理解力」を向上させていく。そしてそれは理解させる力にも繋がり「表現力」が向上する。 「読書動機」の3つの整理も面白かったので紹介したい。「効用的機能」「楽しみ的機能」「逃避的機能」だそうだ。前述したのは効用に関わるもので、貪欲な読書、これだけなら苦学生や意識高い系になる。しかし動機は組み合わさるもので、私は逃避しつつ効用を求め、気付くと楽しんでいるタイプ。世俗や自我から逃れるために、考え方を学び、その世界に没頭してフワフワ楽しむ。読書のし過ぎがネガティヴと言われると困るのだ。

Posted byブクログ

2025/01/12

近年の科学的な研究によって明らかになって読書の効果やなぜその効果が起こるのか、また時にはマイナスな効果もある「読書への疑い」などを国内外の様々な研究結果とともにまとめた本。 読書という行為における効果を示しながらも今後も読書教育や読書という行為を残していくためには読書に対してどう...

近年の科学的な研究によって明らかになって読書の効果やなぜその効果が起こるのか、また時にはマイナスな効果もある「読書への疑い」などを国内外の様々な研究結果とともにまとめた本。 読書という行為における効果を示しながらも今後も読書教育や読書という行為を残していくためには読書に対してどういうスタンスを持てばいいか、ともすれば肩に力が入りすぎるときもある読書への力の抜き方やガイドラインを教えてくれるような本でもあると思う 私は親から読み聞かせをしてもらった経験があり、それが下地になって小学校以降も読書が割と好きで今でも公共の図書館に月に数度行くほどなのだが、読書が非常に主体的な行為であるがゆえに能動的な行為であることを忘れられがちな点は憂慮しており、そういった点もしっかりと拾い上げている本であるという印象だった 今後読書が教育的な面でも趣味としての面でも恒久的に続いていくにはどうしたらよいか、読書が日常にない人や少ない人への理解を深めるためにも文筆業や出版業界の人にも読んでもらいたい本だった

Posted byブクログ

2025/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書の効果について、様々な要因をめぐり研究を詳細に扱っている。行動遺伝学と読書の関係を扱っているのは本書だけであろう。提案としての読書教育は、読書の効果は穏やかであり、他のメディアでも代替できる。読書好きでも他の活動に目を向けること。読書が苦手な児童生徒には他のメディアでの代替をすすめる、ということであった。  最初の部分は初歩の統計や調査について扱っているので、小学校の先生と保護者に対しての本であると最初に著者は書いていたが、読書について卒論を書こうと思っている学生にも役立つと思うし、読書研究の基本書となろう。

Posted byブクログ

2025/01/06

読書の6つの効果 直接:言葉、人格、精神的健康 間接:学力、仕事、身体的健康 読書効果をうまく利用するための3原則 1.平均的には効果は穏やか。気長に気楽に。 2."読みすぎ"は弊害を生む。目安は1日30分-1時間。 3.個人差は大きい。読書そのものが合わな...

読書の6つの効果 直接:言葉、人格、精神的健康 間接:学力、仕事、身体的健康 読書効果をうまく利用するための3原則 1.平均的には効果は穏やか。気長に気楽に。 2."読みすぎ"は弊害を生む。目安は1日30分-1時間。 3.個人差は大きい。読書そのものが合わない人もいる。 特に原則3は自分への戒め。人に強要しちゃならんですよね。自分の今までの友だちへの態度も改めます。他の方法でも学べるよね。

Posted byブクログ