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ホワイトカラー消滅 の商品レビュー

3.8

72件のお客様レビュー

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    14

  2. 4つ

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  4. 2つ

    4

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2026/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

富山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読みました。帯のタイトルは「人手不足なのに、なぜ人が余るのか」です。急激な人口減少で人手不足は顕在化している。顕著な例は地方のエッセンシャルワーカーという人たち。人が生きて暮らしていくために必要な仕事の担い手が圧倒的に不足している。一方で生成AIは大企業のホワイトカラーの仕事を効率的に代替し、大企業のホワイトカラーと呼ばれる人たちは大量に余る事態が予想される、ならば、その人達を地方のエッセンシャルワーカーとして転用するのが合理的。ただ、簡単では無い。地方のエッセンシャルワーカーとして働くマインドセットも必要でしょうし、そのためのアンラーンとリスキリングが必要。簡単に言えばそういうストーリー。まあ、そうなんでしょう。日本の雇用維持を目的とした政策の課題、地方の低賃金を前提としたコスト削減前提の企業戦略の見直しも必要。つまり、国の政策レベルでは雇用維持を前提とせずに、企業の新陳代謝を促す。企業レベルでは価格優位性から高付加価値戦略への転換。そして個人レベルでは地方で活躍するというマインドセットとアンラーン、リスキリングが必要というもの。まあ、個人としてはITリテラシーを上げ、企業経営ができる戦略思考と何でもできるまさにスーパーゼネラリストのスキルが必要という感じかな。もちろん、グローバル大企業で勝ち残るという戦略もある訳だけど、基本的に今よりずっと厳しい狭き門になるという事。見極めは重要。まずは自分を客観的に評価するところからですね。

Posted byブクログ

2026/03/09

ホワイトカラーの人たちが今後どうなっていくかを予測し,対応するためにはどうするかを教えてくれる一冊.内容はとても分かりやすいのだが,本書の主張が最後まで分からず終わってしまった.漠然とした不安感を覚えたのは事実だが,タイトルへの違和感は消えなかった.従来の働き方から脱却して,高負...

ホワイトカラーの人たちが今後どうなっていくかを予測し,対応するためにはどうするかを教えてくれる一冊.内容はとても分かりやすいのだが,本書の主張が最後まで分からず終わってしまった.漠然とした不安感を覚えたのは事実だが,タイトルへの違和感は消えなかった.従来の働き方から脱却して,高負荷の仕事をやっていこうだと思うが,言うは易く行うは難しかな

Posted byブクログ

2026/02/17

日本のホワイトカラー全世代が、本書の記載内容を実行すれば、今よりもhealthyな日本経済になるだろう。その胎動は、失った30年を経て、自然と無駄なオッサン世代が退場しつつある今、感じるところではあるが、このペースではダメと断罪している点に、激しく同意。AIでホワイトカラーの仕事...

日本のホワイトカラー全世代が、本書の記載内容を実行すれば、今よりもhealthyな日本経済になるだろう。その胎動は、失った30年を経て、自然と無駄なオッサン世代が退場しつつある今、感じるところではあるが、このペースではダメと断罪している点に、激しく同意。AIでホワイトカラーの仕事が駆逐されるという事ばかりでなく。 問題は、何故それが出来ないか。冨山氏も夫婦別姓問題や妊孕性検査の話で少しだけ触れているが、男女が共にフェアな関係で、本書で描かれるキャリア形成を志向できる社会に、日本が未だになれていないことが主因だろう。それこそ明治以来、富国強兵に男子が必要とされたことで兵士たる為の男尊女卑が蔓延ってきた愚行を、早々に解き放たねばなるまい。 冨山氏に惹かれる気持ちはよくわかった。産業再生機構や日本共創プラットフォームでキャリアを積む事を選んだ人達に合点がいきました。

Posted byブクログ

2026/02/05

父の推薦書。 生成AIの進撃で漫然としたホワイトカラーの仕事はなくなっていくことは明らかである。 一方、ローカル産業のエッセンシャルワーカーは深刻な人手不足に陥っており、ホワイトカラーがアドバンストエッセンシャルワーカーにシフトできるか、が重要。 これからの社会を生き抜くためには...

父の推薦書。 生成AIの進撃で漫然としたホワイトカラーの仕事はなくなっていくことは明らかである。 一方、ローカル産業のエッセンシャルワーカーは深刻な人手不足に陥っており、ホワイトカラーがアドバンストエッセンシャルワーカーにシフトできるか、が重要。 これからの社会を生き抜くためには、知識としての勉強ではなく、リベラルアーツをスキリングして社会に出ること、さらにリスキリングを重ねて自身を進化させていくことが大切になると理解した。 ただ読むだけでは理解に苦しみ、 理解を深めるのにかなりちゃっぴーの力を借りたがおかげで私なりに自分の中に落とし込めたと思う。 わたしの子供たちが生きていく時代を知ることは、子育てにおいて大切なこと。「育てる」ことだけでなく、彼らが生き抜いていく時代を一緒に見据えて、必要な体験や勉強をサポートできたらと思います。

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2026/01/24

これからの社会を生きていく上では、向き合っていかないといけないことを言っているなというのは分かる。言及されていることもおおよそ納得感のある話ではあった。が、とてもユートピアというか、理想はそうかもしれないけれど、という感が否めなかった。「理想はそうだけど難しい、なんてこれからは言...

これからの社会を生きていく上では、向き合っていかないといけないことを言っているなというのは分かる。言及されていることもおおよそ納得感のある話ではあった。が、とてもユートピアというか、理想はそうかもしれないけれど、という感が否めなかった。「理想はそうだけど難しい、なんてこれからは言ってられない」という面も大いにあるなとは思うものの、そういう中では不要と切り捨てられるんだろうなという生身の人間の存在と感情面が蔑ろになりすぎてて、ちょっと読むのが苦しかった。正論パンチを喰らう感じ。

Posted byブクログ

2026/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、失われた30年と呼ばれる時代が、生産年齢人口の多さを吸収しようとした企業のコストダウンアプローチと低賃金を背景とした低付加価値生産性戦略による成長なき安定の時代だったということがよくわかった。 現在は、さまざまな業種で人手不足が叫ばれる中、DXやAIによる特にホワイトカラー職の人余りが進行する。日本ではエッセンシャルワーカー職やローカル企業の賃金が低い傾向があるが、こうした職はAIやロボットに代替できない。 漫然とホワイトカラーな社会人は、必要に応じて非ポータブルな知識はアンラーンし、リスキリングしなければならない。但し、リスキリングは基本的なスキルが身に付いている前提。それが怪しい場合は、基礎となる言語的技能や数学、簿記会計などを学び直した上で必要なスキルを新たに付加していくべき。 日本はジョブ型雇用ではないことが多く、スキルと報酬の対応関係が明確でない。自分のスキルや能力、経験に対し、自分の給料は妥当かどうか、給料の2-3倍程度の対価を稼げる仕事をしているか厳しい目で確認しなければならない。

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2026/01/04

本のせいではないが、よく考えたら52歳でそこそこ偉くなっている私は、この先もはや会社員ではいたくない、という結論に至りつつあるため、途中で読むのをやめた。 ビジネスというゲームの中でよきプレイヤーになる、選ばれるプレイヤーになる、ということを欲しない。 組織から金をもらう人間...

本のせいではないが、よく考えたら52歳でそこそこ偉くなっている私は、この先もはや会社員ではいたくない、という結論に至りつつあるため、途中で読むのをやめた。 ビジネスというゲームの中でよきプレイヤーになる、選ばれるプレイヤーになる、ということを欲しない。 組織から金をもらう人間なら、組織のために新たな価値を生み出すことは当然。

Posted byブクログ

2025/12/29

何事も新陳代謝であり、常に新しいことを求めること。さらに生産性を上げるための努力を惜しまないこと。そしてディスティングティブなコアコンピタンスが何かを周りに流されるのではなく、周りをよく見て判断すること。

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2025/12/12

現在は明治維新、また第2次大戦敗戦に匹敵する大きな変革の時であり、ブルーカラー、エッセンシャルワーカーは現場技能ノウハウを持っているが、漫然と広範囲の仕事をしてきている曖昧な能力というべきものしかないホワイトカラーこそ、生き残りの試練の危機の時を迎えている!この強烈な訴えはその通...

現在は明治維新、また第2次大戦敗戦に匹敵する大きな変革の時であり、ブルーカラー、エッセンシャルワーカーは現場技能ノウハウを持っているが、漫然と広範囲の仕事をしてきている曖昧な能力というべきものしかないホワイトカラーこそ、生き残りの試練の危機の時を迎えている!この強烈な訴えはその通りだと思う。その中で過ごしてきた自分は今は定年後の生活に入っているわけで幸運だと思う。それにしてもChatGPT、GEMINIなどAIの進歩は素晴らしく、便利になっていく一方で、ホワイトカラーは必要が無くなっていくという事は日々痛感するところ。「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」という書が話題になったというが、同書の「ホワイトカラーの仕事が無意味になり、働き手は自分の仕事が無意味でないふりをする」とはもの凄い喝破だ! 人口減少とAI化という2つの動向があらゆるこれまでの労働の常識を変えていくものであることが避けられない与件なのだ。

Posted byブクログ

2025/11/21

・グローバル産業での人余り(仕事不足)と、ローカル産業での人不足(仕事余り)。実際は一般認識とは逆らしい。 ・ややこしい産業に日本の勝ち筋がある。失われた30年でもそうだったらしい。 ・それぞれなるほどとは思うものの、「私に言わせれば」的な論評の域は出ない、と言ってる私は滅びるJ...

・グローバル産業での人余り(仕事不足)と、ローカル産業での人不足(仕事余り)。実際は一般認識とは逆らしい。 ・ややこしい産業に日本の勝ち筋がある。失われた30年でもそうだったらしい。 ・それぞれなるほどとは思うものの、「私に言わせれば」的な論評の域は出ない、と言ってる私は滅びるJTC管理職なのだろうかとは考えさせられた。

Posted byブクログ