1,800円以上の注文で送料無料

ホワイトカラー消滅 の商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/02/05

自分は独身未婚中年男性です。 ホワイトカラーがなくなるのは困りますが、現在のホワイトカラーが多いとか、ラクして稼ぎたいという人が多いのは問題な気がします。 (楽して稼ぎたいのは自分も気持ちはわかるけど) 自分は、本来、いちばん高給であるべきは、農業・漁業、エッセンシャルワーカ...

自分は独身未婚中年男性です。 ホワイトカラーがなくなるのは困りますが、現在のホワイトカラーが多いとか、ラクして稼ぎたいという人が多いのは問題な気がします。 (楽して稼ぎたいのは自分も気持ちはわかるけど) 自分は、本来、いちばん高給であるべきは、農業・漁業、エッセンシャルワーカー、ゴミ収集などの業務に関わる人たちだと思っています。ホワイトカラーはもっと給料安くていい。 そもそも、人間には平等に一日24時間しか時間がないのに、GAFAMのCEOのような人たちの時給と、農業従事者などの時給にこんなに差があるってのはどうなんでしょう? そんなに大企業のトップの人たちって、生産性のあることしてます? 身体を動かしてモノ作ってる人たちのほうこそ、真に生産性のある人たちじゃないですか? ただ、ホワイトカラーがなくなっては困るのは、それしかできない人もいるから。 そういう業界でも、最低限パートナーと子ども2人ぐらいは養える給料を払うべき。 そういう制度設計をする(法制化する)だけでも、だいぶ自給率が上がったり少子化に歯止めがかかったりするんじゃないですかね? 自分は体力がなく、しかも文系のまったく非生産的な分野を専門にしていますが、自分の業界がまったく食えない状態になってしまったので、妻子を持つのは諦めました。もっと気概のある男性なら自分のやりたいことよりも食べられる業界へ、ということができるのかもしれませんが、自分にはこれもできなかった(がゆえに、女性には魅力的な男性には映らなかったであろうことも自覚しています)。 人間の特性を考えると、やはり得意なことで生活に不自由しないぐらい食べられるような状態にどこの業界もないと、結婚や出産は難しいと思います。 昭和の頃は、基本的にはどの業界も男性は基本的に正社員の就職口があって、そのハードルはそんなに高くなくて、そこに入れば妻子を養うだけの給料が払われていたので、家庭を顧みないようなダメ男性でも家庭を持てたわけです(ただし、機能不全家族も多く生んだとは推定されます。その家の子ども(自分を含めた団塊ジュニア世代)が家庭を持てずに、機能不全家族の再生産を防いだなら、「淘汰」としてそれも社会貢献している?と納得するぐらいしか救いがない)。 男女雇用機会均等法自体は悪い法律ではないと思いますが、「女性も男性と同じに」という視点で日本でなされたことは、女性並みに男性の給料を下げる、ということでした。やるべきは女性の給料を男性並みに上げることだったわけですが。 その結果が、失われた30年になったわけです(今年で男女雇用機会均等法は40年ですかね)。 さてはてこれからの日本・世界は、どうなっていきますかねぇ。 自分は早く定年になりたいし、定年になったら支給額は低くても、とっとと年金もらって生活したいです。仕事は遊ぶ金を稼ぐためだけにしたいです。

Posted byブクログ

2025/01/31

社会課題をどのように解決していくのかを労働者の視点で読み解いている。日本では人口が減少し高齢化が進む中、人手不足と言われているが、その不足する人材とはどんな人材なのか?必要とされる人材となるには、何が必要なのか? 一言で言えば、変化への対応力なのだと感じた。 組織も、人も大きく様...

社会課題をどのように解決していくのかを労働者の視点で読み解いている。日本では人口が減少し高齢化が進む中、人手不足と言われているが、その不足する人材とはどんな人材なのか?必要とされる人材となるには、何が必要なのか? 一言で言えば、変化への対応力なのだと感じた。 組織も、人も大きく様変わりする環境にキャッチアップするには、変化し続けないといけない。では、どのように変えていくのか?そんなヒントが本書にはある。劇的な変化であるが故に、わかっていても体がついていけないこともあるのでは?と弱気な私は考えてしまう。 歳を重ねても常に勉強し続けることが必要である。多くのサラリーマンは大学受験後とことん学ぶという行為そのものを怠ってきているので、学び直しというより、学び始めなさいということか。今年は、真剣に学ぶ1年にしたいと、本書を読んでその気持ちがさらに強くなった。

Posted byブクログ

2025/01/29

2025年 2冊目 色々ためになるワードや思想がいくつかあった。「グローバル産業からローカル産業へ」「40歳以降は固有名詞で採用される時代」など、会社のぬるま湯に浸かり、終身雇用の考え方(変革を嫌う)から脱却できないと今後起こる悲劇を警鐘された気がした。

Posted byブクログ

2025/01/26

大学卒業後、ホワイトカラーになり10年が経った。 たった10年で、環境も労働に対する価値観もかなり変わってきたと肌で感じている。 ざっくり言えば働きやすくなったし、転職もしやすくなった。著者の言う通りに世の中は流れているし、どう動けば良いかについても納得感がある。 一方で、どの位...

大学卒業後、ホワイトカラーになり10年が経った。 たった10年で、環境も労働に対する価値観もかなり変わってきたと肌で感じている。 ざっくり言えば働きやすくなったし、転職もしやすくなった。著者の言う通りに世の中は流れているし、どう動けば良いかについても納得感がある。 一方で、どの位の日本人が己の(己の仕事に対する)付加価値を高めようと努力出来るだろうか?については疑問である。 正直、どうしなきゃいけないかがわかってても、しんどい。時間もない。頭ではわかってても体が動かない人が大半なのではないだろうか。

Posted byブクログ

2025/01/12

ホワイトカラーの仕事がなくなっていく一方で、まだまだ労働生産性を上げる機会があり、特にエッセンシャルワーカーの分野が今後の改善余地というのは腹落ちできる。専門性の教育が必要なのもその通りであり、今後、自分がどのように関与していくか考えたい。

Posted byブクログ

2025/01/12

失われた30年、会社・組織の中で漫然と生きてきたホワイトカラーにとって本書は黙示録か、それとも福音書となるか? 日々の暮らしの中で、建設、物流、介護など多くの業界で人不足を実感する一方、オフィスの中は管理職だらけ、無駄な仕事を増やしていると感じることが多い。本書によると、少子高...

失われた30年、会社・組織の中で漫然と生きてきたホワイトカラーにとって本書は黙示録か、それとも福音書となるか? 日々の暮らしの中で、建設、物流、介護など多くの業界で人不足を実感する一方、オフィスの中は管理職だらけ、無駄な仕事を増やしていると感じることが多い。本書によると、少子高齢化とデジタル化の進展により、ローカル産業の人手不足とグローバル産業におけるホワイトカラーの人余りはますます顕著になるようだ。その原因は、バブル崩壊後の製造業の停滞を低賃金、雇用維持、非正規雇用バッファによるデフレ均衡で乗り切ろうとしたためであり、それは他でもない我々自身の選択だという。終身雇用と年功序列、債務の個人保証、非正規と正規の賃金格差など、社会の新陳代謝を阻害する仕組みを是として、低位安定を望む人が大半なのだ。 解決策として本書が提言するのは、低位安定から脱却し、新陳代謝を加速するための様々な変革である。それは政治や企業の仕組みだけでなく、働く人自身のマインド・行動変革も必要で、新しい時代のスキル・能力のない人は人生設計をやり直さなければ悲惨な余生が待っている。特に今の仕組みに最適化された中堅・ベテラン人材にとっては大きな痛みを伴うだろう。正直、読んでいるのがつらくなる。典型的な50前後ホワイトカラーの自分にとっては、これまでの積み重ねをアンラーンし、ゼロからやり直す必要性は分かるが、長年信じて辛抱してきた組織人生が無駄になった後悔と、今から頑張ったとしてモノになる頃には70歳という現実により、感情的にも理性的にも、絶望してしまった。 本書の後半は、そんな読者を想定してか「シン・実学のすゝめ」と題して働く人たちへの具体的なアドバイス、応援に多くを割いている。それでも50前後にはやはり難しい状況だが、根拠のない自信と妄想で頑張るしかないのだろう。

Posted byブクログ

2025/01/11

「我々は令和のシン「学問のすゝめ」を始動、実践しなくてはならない(p277)」 10年くらい前に“G型L型大学”で大学業界に物議を醸した冨山さんの最新作。2024年10月初版発行で12月には早くも第5刷が発行されてる。 日本国、組織(企業・自治体、大学等)、そして個人がいま何をす...

「我々は令和のシン「学問のすゝめ」を始動、実践しなくてはならない(p277)」 10年くらい前に“G型L型大学”で大学業界に物議を醸した冨山さんの最新作。2024年10月初版発行で12月には早くも第5刷が発行されてる。 日本国、組織(企業・自治体、大学等)、そして個人がいま何をすべきをメタ認知を効かせながら切れ味鋭く分析し、第5章で「日本再生への20の提言」としてまとめられている。 大学については「アカデミックスクール至上主義からプロフェッショナルスクール重視へ、G(グローバル)型大学至上主義からL(ローカル)型大学重視へ本格シフトする(p144)」と改めて提言。個人がアップデートしていくためには継続的なリスキリングが必要で、大学をはじめとする高等教育機関のCXが極めて重要だ。 福沢諭吉の『学問のすゝめ』は国民の10人に1人が読んだといわれるが、本書は令和のシン『学問のすゝめ』として多くの方に読んでいただきたい、読むべき本だと思う。

Posted byブクログ

2025/01/11

AIによるホワイトカラー職の代替という来たる未来に備えて、今後あるべき労働者の姿と適切な労働移動について著者の主張をまとめた本。 個々人が目指すべき仕事人の姿から各企業や政府が目指すべき適切な労働配置まで、ミクロ・マクロどちらの観点からもバランスよくあるべき姿が描かれている。 ...

AIによるホワイトカラー職の代替という来たる未来に備えて、今後あるべき労働者の姿と適切な労働移動について著者の主張をまとめた本。 個々人が目指すべき仕事人の姿から各企業や政府が目指すべき適切な労働配置まで、ミクロ・マクロどちらの観点からもバランスよくあるべき姿が描かれている。 個人的に、ローカル経済圏で活躍するアドバンスト・エッセンシャルワーカーを増やし、厚い中間層を作り出すことという著者の主張には大変共感した。また、達成のための高等教育の変革すべき部分を具体的に述べらていた。   →アカデミックスクール重視から、プロフェッショナルスクール重視に変え、スキル・技能を身につけられる場にする。彼らが明確なスキル・技能を身につけることで、個人の付加価値生産力の向上とサービスの高付加価値化を目指し、賃金の上昇、そして中間層を作り出すことに繋げる。 個人的に、大学教育の意義にはやや懐疑的なので、対象者を狭め、高専に見られるようなスキル・技能をもったスペシャリストの育成を促せると良いと思った。 かかる自分はホワイトカラーの大幅な縮小に対応できるのか、又は「逃げ切れる」のかは大変不安になった。現時点では、著者の示した言語的技法(簿記会計、プログラミング、読む力書く力)の養成に励み、急激な変化に対応できるようにいくつか考え、備えることとしたい。

Posted byブクログ

2025/01/10

新しい技術や働き方が普及しつつある今、地方も都心も関係なく、どの企業も経営レベルで事業方針の再考が求められるという点は納得。 ただ、本書には統計情報が少なく、主張する内容が個人の意見や判断に留まるのか、統計データに基づくのかが分からなかった。

Posted byブクログ

2025/01/09

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85776610X21C24A2MY5000/

Posted byブクログ