準平原の謎 盆地は海から生まれた の商品レビュー
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日本列島の地質を調べると、西日本のほとんどの山地は、古い基盤岩で占められている。これは東日本とまったく異なっている。著者は、海底からゆっくり隆起した際に、表層が波で削られてしまったという仮説を立てている。西日本でよくみられる片方が切れおちて、もう一方は平たんな峠、それによく似た地形が福井県の海岸で見ることができる。同じようなことが昔、各地で起こったのではないか。 隆起準平原と考えられてきた吉備高原は、実は、ふちの低い盆地がたくさん集まった地形ともいえる。つまり、吉備高原は瀬戸内海だった。前作でも論じた、分水嶺の峠部分の標高がそろっていることも、その推理を支えている。 新潟平野の地質断面図を見ると、褶曲により、本来は高い山になるべき部分が平らに削り取られている。これも海による浸食で生まれたと考えられるのではないか。
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準平原という言葉をこの本のタイトルで初めて目にしたので読んでみた。準平原とされる地形が河ではなく海の浸食によってできたものという著者の考え方は、少なくともこの本を読む限り納得出来るものだったのだが、その準平原すら知らなかった人間にとってはやや細かく専門的過ぎる本だったように思う。...
準平原という言葉をこの本のタイトルで初めて目にしたので読んでみた。準平原とされる地形が河ではなく海の浸食によってできたものという著者の考え方は、少なくともこの本を読む限り納得出来るものだったのだが、その準平原すら知らなかった人間にとってはやや細かく専門的過ぎる本だったように思う。地理・地形マニアか、前著に当たる「分水嶺の謎」を読んだ人向け、というところだろうか。後追いになるが「分水嶺の謎」も読もうとは思っている。
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