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焼けた釘を刺す の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/12/18

狂気に満ちた人間を、さも常人かのように描かれていて読んでいるこちらの感覚がおかしいのかと錯覚する程。それだけじゃなく、巧妙に仕掛けられたトリックに確実に騙される。次回作にも期待。

Posted byブクログ

2024/12/12
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ほぼ1日で読み切ってしまいました。 この作者の描く女性はいつも狂ってて好き…ん…女せ…? 固定観念を見直したくなります。笑

Posted byブクログ

2024/12/01

くわがきあゆさんには騙されっぱなしです。今回もきちんと騙されました。 そして、主人公がサイコパス系のお話、大好きです。

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2024/11/15

愛とは、ああいうものだ。鋭く熱い、焼けた釘のようなもの。それを丑の刻参りよろしく胸にぶつけ、肉を抉ってこそ、相手に愛は伝わる。 ひとりだ。 自分ひとりだけが、蚊帳の外だ。

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2024/11/09

わー気づかなかった!!!騙されてた〜 虐待のシーンとか、初対面でドヤされるシーンとか、ひぃ!逃げて!て思うけど千秋は快感得てて、そうだったこの人はそう感じるんだった!って毎回なった笑

Posted byブクログ

2024/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

みんなヤバいやん!! 読んでいる最中、つい口をついて出てしまった。 あまりにみんなが色々ヤバいので、途中、杏のことも、そら姉をハンマーで殴り殺すよなって思ってたら、それは違ってて、なんかごめん!となった。 というか、なんなら、ちょっと殺す側に私、ついてしまってたやん!という、何とも言えない嫌な気持ち。 後々、杏の、その、「人を虐げるくらいなら、自分が虐げられる方がましだ。」っていう、ある種の異常性が、実現しちゃうんだけど。 人の秘密や嘘の層が重なっていて、クリームが染みているところと、染みていないところがあるんだけど、一つのミルフィーユであるっていうところからは、逃げられない、救いの無い、いやな感じだー。

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2024/11/05

くわがきあゆさんのデビュー作。 千秋と杏、2人の主人公の物語がどう交わっていくのか。2人はどう事件に関わっていくのか。続きが気になって一気に読んでしまった。 くわがきさんの作品は「レモンと殺人鬼」が有名だけど、私はこっちの方が好きでした。

Posted byブクログ

2024/11/03

Amazonの紹介より ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。必ずや犯人を捜し出すと決意した千秋は、萌香の格好を真似た姿で彼女の通っていた大学やバイト先を尋ね回り、疑わしき男たちに接触していく。一方ブラック企業に勤める杏は、上司のパワハラに苦しみながらも...

Amazonの紹介より ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。必ずや犯人を捜し出すと決意した千秋は、萌香の格好を真似た姿で彼女の通っていた大学やバイト先を尋ね回り、疑わしき男たちに接触していく。一方ブラック企業に勤める杏は、上司のパワハラに苦しみながらも優しい先輩に心惹かれていた。しかし、先輩が同僚と付き合っているかもしれないという疑念から嫉妬が渦巻き……。 くわがきさんのデビュー作ということで、どんな作品だったのか気になったので、購入しました。 くわがきさんの作品は、驚きのどんでん返しは、もちろんのこと、登場人物がみんなヤバく、イヤミスで終わるというのが特徴的で、読了後はなんとも言えないザラザラ感のある余韻に浸ります。 今回のデビュー作はどうだったのか? 色んな意味で裏切られました。とにかくみんなヤバかったですし、デビュー作ならではなのかわかりませんが、アクセル全開で衝撃と驚きがあって、今迄の二作品よりもこちらの方が、インパクト大でした。 今迄と比較すると、印象操作を上手く利用しているので、より衝撃度が大きかったです。 内容を深掘りすると、冒頭はある新聞記事が載っています。この段階では、20代の女性しか書いておらず、誰が死亡したのか書かれていません。これはラストで明らかになりますが、それまですっかり忘れていました。 ラストに登場する新聞記事で、やっと思い出したのですが、それでも今迄のストーリーを読んでいた分、誰が死亡したのかわかるのですが、ズドーンと奈落の底に落とされたような衝撃だったので、ショックでした。 冒頭の記事が終わると、次は2人の視点で物語が交互に進行していきます。一人は千秋、もう一人は杏が主人公となって進行していきます。 どちらも不幸な人生を歩んでいる印象だったのですが、次第に内部を探っていくと、ヤバい方向へ。ドMと書くと、違う印象になるかもしれませんが、色んな人間がいるんだなと思うくらい、衝撃でした。 歪んだ愛情や真っすぐな愛情、真っすぐな故の究極な愛情など、色んな「愛」を目撃するのですが、衝撃、また衝撃、さらに衝撃といった具合に予想以上の愛情表現は印象深かったです。そして最後の展開は背筋が凍るばかりでした。 2つの物語がどう結びつくのか?繋がれた瞬間、困惑と驚きが頭の中を駆け巡りました。 特に千秋でした。固定概念が生んだ結果だったので、騙されました。よくよく考えると、昔ドラマでこういった人を見たことがあるので、確かにそうだなと一人で納得していました。 そして、ラストが衝撃すぎました。これで終わるかと思いきや、例の新聞記事で見事に裏切られるので、なんとも歯がゆい思いで終わりました。 イヤミスでしたが、展開や登場人物達の裏の「顔」や衝撃など、あらゆるものを体験できたので、面白かったです。

Posted byブクログ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤(75ページあたり)でふと千秋の真相に気づいてしまい、驚きが半減してしまうなぁ…と思っていたのですが、なんやかやラストで怒涛の相関図回収。 「え!?あ、その人が」 「ああそういう関係性」 って感じで混乱した頭を整理しながら読み進めました。 空回り気味のサイコパスが時々可愛く思えた(笑)ブラック企業が居心地のいいサイコパス…! 虐待少年はてっきり誰かかと思いきや違った。 ミスリードだらけの物語。 読み返してみた時の、先輩の「親との関係があまりよくない」の意味、履き違えていたことに気づく。おもしろい。

Posted byブクログ

2024/11/01

ミステリよりサイコパス強め。 この角度の視点ってありそうでなかった。 大きめのミスリードとどんでん返しはあるものの もう少し深くタイミングが良ければさらに良かったような気も。サクッと答えを言われた感じはあったが、続きが気になる展開が連続し、最後まで満足度は高い。

Posted byブクログ