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焼けた釘を刺す の商品レビュー

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2024/10/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

主人公は千秋と杏。この2人の視点を織り交ぜながらストーリーが進んでいく。 この2人と周辺が今回の事件にどう交ざっていくかソワソワしながら読み進めていった。 千秋の後輩・萌香が殺害され、千秋は犯人を独自で捜していくのだが、萌香の復讐ではなく自分のために身体を張って捜すことにまずツッコミたくなったと同時に千秋に対して違和感に思い始める。 愛といえば普通であれば"恋愛"を思い浮かべるが、千秋のいう愛とは"憎しみ"や"虐げる"ことを意味する。 萌香の犯人は小野寺か城下?と思っていたら樹理だったり、杏の先輩が城下かと思っていたら千秋だったり、そしてずっと女性だと思っていた千秋が実は男性だったことにも衝撃を受けたし色々と自分の予想を上回った。 最後に杏と千秋が良い雰囲気になり、杏良かったね(殺されないかな大丈夫かな)って安心しようとしたら殺されていたので、千秋が愛しちゃったんだなと思い何とも言えない感情で読み終えてしまった。 ただ、最後までどうなるか分からなかったり、ちょくちょく立てた予想を尽く裏切ったりと終始ハラハラしながら読んでいたのであっという間に読み終えてしまった。 サイコパスだと思うがミステリーが少しでも好きなら絶対面白いと思う。

Posted byブクログ