愛と忘却の日々 の商品レビュー
寝る前に少しずつ読んでいたエッセイ。 ジーンとしたり、なるほどと思ったり、共感できたりのなかに笑いがあったり愛があったりする。 「今年、うかつに五十歳になる」とか「ゴダールとトリュフォー、そして映画史について(仮)」が、妙に可笑しさもありながらなんでもないことでもある。 なんでも...
寝る前に少しずつ読んでいたエッセイ。 ジーンとしたり、なるほどと思ったり、共感できたりのなかに笑いがあったり愛があったりする。 「今年、うかつに五十歳になる」とか「ゴダールとトリュフォー、そして映画史について(仮)」が、妙に可笑しさもありながらなんでもないことでもある。 なんでもないことなのに何かを感じてしまう…という説明のつかない感覚。 これは以前、TVドラマ化された阿部寛主演の『すべて忘れてしまうから』でも感じたなぁ。
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寝る前にスマホをいじる癖がついてしまっていた。いつからこんな人生になったのか考えながら、布団に入ったら本読む習慣を持つ頃に戻ろうと思いながら読書。その一冊目。面白くて手が止まらなくなった。布団に入ったのは、11/30の午前2時だった。燃え殻さんは過去の自分を第三者目線で単調に記録...
寝る前にスマホをいじる癖がついてしまっていた。いつからこんな人生になったのか考えながら、布団に入ったら本読む習慣を持つ頃に戻ろうと思いながら読書。その一冊目。面白くて手が止まらなくなった。布団に入ったのは、11/30の午前2時だった。燃え殻さんは過去の自分を第三者目線で単調に記録しているのではなく、小学生の男の子から50歳の今の自分まで、連続した時間を共有した友達の距離感で書き切っている。人に優しい、自分に優しい。「未来にワープしたい」と思っていた過去の自分が、エッセイを書くことで現在にワープしたみたいな文が好き。
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燃え殻さんの文章って、なんかこう毎日ちびちび浴びたい(読みたい)エッセイなんだよな。おもしろかった、読み終わってしまった…! 肩肘張らない脱力感っていうのかな。 大橋裕之さんの漫画とイラスト、燃え殻さんの文章に合ってて、よかったー!
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ずっと思い出しもしなかったのにふとしたきっかけがトリガーとなって記憶が蘇ることがある。そしてまたすぐに忘れる。そんな一瞬で湧き上がった感情を逃さず捉えているエッセイ。思い出しては再び過ぎ去っていく記憶。燃え殻さんのエッセイを読むと色んなことを思い出す。そして街に出たくなる。
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本屋でなんとなく目に入りなんとなくページをパラパラとめくってみると、各エッセイのタイトルたちにとても心を惹かれて購入。(「おっぱい、足りてる?」「エッチ妄想の交換日記をしませんか?」など、ほほ〜面白そうだぞと直感で) 燃え殻さんのことは今まで存じ上げなかったのだが、感性がとても...
本屋でなんとなく目に入りなんとなくページをパラパラとめくってみると、各エッセイのタイトルたちにとても心を惹かれて購入。(「おっぱい、足りてる?」「エッチ妄想の交換日記をしませんか?」など、ほほ〜面白そうだぞと直感で) 燃え殻さんのことは今まで存じ上げなかったのだが、感性がとても似ているというか共感できて、またひとり好きな作家さんを見つけることができて嬉しかった! ひとつひとつのエッセイは短いのだが、ふふっと笑ってしまうもの、ウォッと考えさせられるもの、ちょっと切なくなるもの、どれも色んな感情になって読んでいて楽しかった。 ちょっとした言葉の言い回しとかがすごくツボだった。
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●なぜ気になったか 本当に相性のいいエッセイは、考え方に共感できることと、その表現が感性に合うこと、の二つが必要条件。燃え殻さんの作品は『ブルーハワイ』しか読んだことないけど、二つの条件を満たしていた。本作はどうか確認したい ●読了感想 うーむ、燃え殻さんの作品は相性が合うと根...
●なぜ気になったか 本当に相性のいいエッセイは、考え方に共感できることと、その表現が感性に合うこと、の二つが必要条件。燃え殻さんの作品は『ブルーハワイ』しか読んだことないけど、二つの条件を満たしていた。本作はどうか確認したい ●読了感想 うーむ、燃え殻さんの作品は相性が合うと根拠ない確信を持っていたけど、間違いだったかも。『ブルーハワイ』は相性よかったのだが、本作は二つの条件を満たしていなかった。どちらが正しいのか、もう1冊読んで判断することにしよう #愛と忘却の日々 #燃え殻 24/9/26出版 https://amzn.to/3ZFTp37
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【感想】 町に待った燃え殻さんのエッセイ集。 今回も燃え殻さんらしい心が楽になれるような内容が詰め込まれたエッセイ集でした。 個人的には冒頭の『余裕がないのだ、夢中なのだ』に勇気をもらえた。 仕事や色々なことに悩んでしまうのは、まだ余裕だから/夢中じゃないからなのだなーと。まだまだ余裕を持てているのだと思えた。 人生は難しく、今は失敗に厳しい世の中になっていると思うのですが、燃え殻さんのエッセイを読む度、もっとだらしなくても余白があっても、自分を甘やかしても良いのだと感じることができ、泣き笑いながら読了した。 【あらすじ】 「ロマンチックなことが少なすぎるんだよ」 中毒者、ますます増殖中。六本木の路上で「おっぱい、足りてる?」とキャッチに声をかけられ、「足りてないけど、余裕がないんです」とテンパっていた夜。小学生の頃、ひどいイジメに遭い、「死にたい」と母に泣きつき、包丁を畳みに突き刺して言われたひと言。「ベスト・エッセイ」(日本文藝家協会編)選出作を収録、読者渇望の大人気エッセイ集。
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