ことばの番人 の商品レビュー
「言葉」そのものの興味から、校正の勉強をした事がある。性格にあわず、途中で挫折。この本を読んで、やっぱり自分は校正に合わないと、再認識した。
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校正から、漢字とは、文章とは、言葉とは、日本語とは。 色々巡るエッセイ。 文章を追えば文字が見えず、文字を追うためには文章を読んではならない。 そんな感じか。 書き文字とは何か。 色々と考えさせる。特に、日本語の文章にとって、公正とは欠くことの出来ない重要なパーツになっている...
校正から、漢字とは、文章とは、言葉とは、日本語とは。 色々巡るエッセイ。 文章を追えば文字が見えず、文字を追うためには文章を読んではならない。 そんな感じか。 書き文字とは何か。 色々と考えさせる。特に、日本語の文章にとって、公正とは欠くことの出来ない重要なパーツになっている。 わかる。 最近の書籍は、ほんまに校正入ってんのかと思うようなのが多い気がしている。 本書に何人か出てくる校正者たちの、プロフェッショナルなこととは大違いだ。 校正とは言霊であるという。 なんかわかったようなわからんような。 全体に、あまりユーモアは感じないエッセイだった。 ただ、よくわからないままに日本国憲法に手を出したのは、ちょっとどうかと思った。
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漢字の成り立ちや憲法の誤植、AIと文章の関係性にまで迫った名著で、校正者のみならず文字に関わる者の必読書。 そもそも校正とは、文字とは、正しさとはなんなのかどうにもわからなくなってくる。私たちは文字に使われているにすぎず、本当の「校正技術」はDNAのみ持つのではないかー。筆者は...
漢字の成り立ちや憲法の誤植、AIと文章の関係性にまで迫った名著で、校正者のみならず文字に関わる者の必読書。 そもそも校正とは、文字とは、正しさとはなんなのかどうにもわからなくなってくる。私たちは文字に使われているにすぎず、本当の「校正技術」はDNAのみ持つのではないかー。筆者は後書きで、最終章は飛躍と捉える人がいるのではないかとしていたが、あの章はないと救いがなかった。新聞の書評欄で何度も取り上げられていた印象があり、いつまでも語り継ぎたい一冊。
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前半はタメになる。例えば、改善策は次の3点。 ー句読点を入れる ー言葉の順番を変える ー修飾語と被修飾語を近くにする さらにチェックすべきは 数字と固有名詞 まさにそうだろう。 自分でも朧げに感じていたことを断言された。素晴らしい。 ただ後半は今ひとつ。日本国憲法の話は面白い。
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高橋秀実は何を書いても面白いが、今回は、日本語、と来た! 知らない話、いっぱい。 2024/12/24 更新
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アサーションが話題の研修があったばかりで、自分の発する言葉は相手あっての言葉であり、傷つけたり、理解されない伝え方をしてはいけない。社会性、公共性を帯びた言葉を使えているか、セルフ校正が必要だと感じます。リリース前に文書は他者のチェックが欠かせず、セルフチェックには限界があるとわ...
アサーションが話題の研修があったばかりで、自分の発する言葉は相手あっての言葉であり、傷つけたり、理解されない伝え方をしてはいけない。社会性、公共性を帯びた言葉を使えているか、セルフ校正が必要だと感じます。リリース前に文書は他者のチェックが欠かせず、セルフチェックには限界があるとわかりました。
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校正にはすごく興味がありましたが、この本に出てくる校正者の方の職人ぶりに圧倒されました。ことばについても知らないことだらけで、とても興味深かったです。
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つい先ごろ亡くなった高橋秀実の最新刊。「弱くても勝てます」以来、だいぶ読んできた。そして最後に本のテーマが、昨年1年勉強した校正とは…そして本で取材されている辞書を7000冊持っているという境田さん、いや境田先生と本で再会できるとは…いろいろ感慨深いものがありました。
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我々が手にしている本には欠かせない校正作業。形に残らない作業に携わる人々を描いたノンフィクション。日本国憲法とDNAの複製に触れる後半が面白い。 ネット記事が増え読書量が減る今日だが、校正のないネット記事は信用できない。 大手の出版社の方が信頼できるのも校正があるからこそだろう。
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日経ビジネスの書評で紹介されていて読んでみた作品。校正に関する話で興味深かったが、若干、文章に癖があるところが微妙な作品。ただ校正者という人たちの役割や考え方などを知ることができたのは、よかった。
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