逃げろ松本(1) の商品レビュー
自転車競技縛りで行くのか、乗り物無差別バトル漫画に変化していくのか、いずれにしても今後が楽しみな作品だと思う! いや、ジャンププラス読めば良いだけの話なんだけど、単行本を買う楽しみを損ないたくない気持ちもありまして…。 まず、タイトルはシンプルで凄く良いと思うし、聞いただけでは...
自転車競技縛りで行くのか、乗り物無差別バトル漫画に変化していくのか、いずれにしても今後が楽しみな作品だと思う! いや、ジャンププラス読めば良いだけの話なんだけど、単行本を買う楽しみを損ないたくない気持ちもありまして…。 まず、タイトルはシンプルで凄く良いと思うし、聞いただけではどんなストーリーなのかわからないミステリアスさがある。で、開いてみたらサスペンス要素と良い意味のバカっぽさとちゃんと熱いバトル要素もありつつ、伸びしろと可能性を秘めたエネルギーは持っていると感じた。 が、気になる点が無いわけでもなく。 やっぱり自転車競技縛りって制限がキツいと思う。 初戦の刺客〈尾形昌孝〉は元・競輪選手とまあ順当。で、松本は尾形から逃げ回って追いかけっこをするという、これまた順当な展開。 だけどこのあとはどうするのか? 私の勝手な予想だが、ママチャリ三人乗りパワー系主夫・長距離チャリ通地雷系女子高生・三輪車乗りの爆速園児・掟破りの改造電動自転車使いの凶戦士、といった顔ぶれが続くのではないか。一輪車もあり得る。 競技内容は…レース以外には思いつかないですね。。 かと言って陸上の乗り物ならなんでもアリにしてしまうと、いよいよブルドーザーとか馬とか出てきたら、もはや破綻まっしぐらだろう。 尾形戦が3話でまとまらなかったのは手痛い。作品の方向をまず読者に見せる初戦だったので、家庭背景や過去はせめて試合後にまとめて描く形でも良かったのではないだろうか。せっかくの起伏と疾走感が勿体無いように思えた。 ゲームマスター〈ぴょん吉〉の正体候補も絞れ過ぎちゃって大丈夫だろうか。 色々と書いたが、続きを楽しみにしているのは本当。 2巻が待ち遠しいですね。 1刷 2024.10.26
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