いのちのつぼみ の商品レビュー
あこがれの人、大切な人を突然喪い、現実を受け入れられないはるか。それでも世界は変わらず動いていく。はるかだけ世界に取り残されたみたいに。生きるとは、いのちとはなんだろう。明日が変わらず来るのは当たり前ではない。生きたい気持ち、生きたくない気持ち。難しいな…
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もともと児童書を書かれる著者なようで、文面も読みやすくストーリーもわかりやすく中学生を主な対象としているのかな?と思いました。 だからと言って大人が読んで面白くないかと問われるとそんなことはなく、純真な気持ちで一気に楽しく(?)読めた。若い心は繊細でちょっと躓いてしまうだけで脆くも壊れてしまう。そんな少女が生まれたころの疾患で命を落としそうになったのを町医者が救ってくれた。なぜ生きながらえているのか?死ねばよかったのか?壊れた心の中での葛藤についにその町医者に訪ねて得た答えは...ついがんばれって応援したくなる。そんな物語です。たまにはこういうのもいい。
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本当に大切な人を亡くした時の気持ちの重さがとても良く分かる。 14歳の主人公と同年代の学生にはわかるだろうか? 短いが濃い内容だった。
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命の尊さを問いかけた本。どういう気持ちを感じるのか、子どもに読ませるのはちょっと怖い。踏切に人命救助に向かう人の気持ちが知りたい。
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いのちの重み 生と死 喪失感 一歳のとき肺炎で死にかけた主人公 ある日、いとこが東京の大学に通うため近くのアパートに住むことになった 本当に辛い時って泣けない 泣けることによって気持ちに整理がついてくる 中学生
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中学生になる春、東京の大学に通うためにいとこが、近所に下宿することになった。 いっしょに家でご飯を食べたり、夏休みにはいとこが住む田舎でいっしょに過ごしたりした。 だけど突然の別れが…。 「死」がこんなにも自分の近くにあったなんて…の驚きと呆気ないことの怖さ。 いつまでも続く...
中学生になる春、東京の大学に通うためにいとこが、近所に下宿することになった。 いっしょに家でご飯を食べたり、夏休みにはいとこが住む田舎でいっしょに過ごしたりした。 だけど突然の別れが…。 「死」がこんなにも自分の近くにあったなんて…の驚きと呆気ないことの怖さ。 いつまでも続く辛く悲しい気持ちが、生きる気力さえ失くしてしまう。 そんなとき風邪をひいてもなかなか治らず、肺炎で死にかけていたときの命の恩人と母から聞かされていた病院へ行き、そこで先生との会話で生きようと必死で呼吸していた一歳の頃の頑張った自分を思った。 せっかく助かった命だから大切にしなければ…と。 いのちについての話だが、全体的に暗いという印象なのが残念。
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