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僕たちの保存 の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2024/12/24

マガジンハウス系の雑誌のコラムっぽい。オシャレと泥臭さのセンス。距離感も東京っぽいなぁ。 パソコン黎明期をやった時代。ノスタルジーと一言で片付けるのには生々しく軽い記憶の断片。人とも記憶とも絶妙な距離の取り方が心地よかった。空気感がすごい。

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2024/12/19

ニッチすぎて読んでみて、と他の人にオススメはできないけど、とても好きな本。相変わらず固有名詞がたくさん出てきて、私信を読んでいるような気分になる。私、何を読んでいるんだろうなーとぼんやり見失いそうになりそうなとこに後半ハッとするような展開があって静かに感動したりと、メリハリのある...

ニッチすぎて読んでみて、と他の人にオススメはできないけど、とても好きな本。相変わらず固有名詞がたくさん出てきて、私信を読んでいるような気分になる。私、何を読んでいるんだろうなーとぼんやり見失いそうになりそうなとこに後半ハッとするような展開があって静かに感動したりと、メリハリのある作品。

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2024/12/17

長嶋有が、またまた特定の世代にしか響かない間口の狭い小説を書いたなー、と同世代としては嬉しくなってしまう。MSXパソコンなんて、何十年ぶりかに思い出したぞ。 でも、決してそれだけでなく、新幹線の切符を忘れてギリギリ間に合う件りや、狛江のコミュニティバスの描写や、刀剣を担いでチャ...

長嶋有が、またまた特定の世代にしか響かない間口の狭い小説を書いたなー、と同世代としては嬉しくなってしまう。MSXパソコンなんて、何十年ぶりかに思い出したぞ。 でも、決してそれだけでなく、新幹線の切符を忘れてギリギリ間に合う件りや、狛江のコミュニティバスの描写や、刀剣を担いでチャリで都庁に向かう場面など、躍動感と臨場感にも溢れている。 クラウド、EPレコード、カセットテープ…新旧入り乱れる媒体への「保存」というモチーフが貫かれているのは何とも慧眼。

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2024/12/08

著者の作品は初めて読みました。私に語彙力がなくて上手く言えないけど、面白かった。文体とか、好きです。

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2024/12/04

5作から成る短編集。ずっと昔に登場したグッズや社会現象の記述が懐かしかった。最後はテスラ迄出てきて、乗ってみたいと思った。

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2024/11/27

爽やかな読後感だった、の様に表す事が少し憚られるが…、私がその様に(爽やかだったと)感じるのは、自分が概ね主人公と同世代で、就いた職種こそ違えど時代ごとの同じ様なモノ、コト、に興味を持ち、同好の士と集い、語らい、…という経験を経て来ているからであろう… 私が「憚られる」と書いた...

爽やかな読後感だった、の様に表す事が少し憚られるが…、私がその様に(爽やかだったと)感じるのは、自分が概ね主人公と同世代で、就いた職種こそ違えど時代ごとの同じ様なモノ、コト、に興味を持ち、同好の士と集い、語らい、…という経験を経て来ているからであろう… 私が「憚られる」と書いたのは、主人公とその周りの人物がいずれも「オタク」的な視点、生きがい、興味の対象、を持っている事が生き生きと描かれているからかもしれない。その生き生きとしたさまに多いに頷かされるのだが、果たしてこの楽しさを自分の身の回りの人(非オタクが多い)にすべからく上手く伝えられるか?、と言うと疑問ですらあったからである。 ただ、作者が創作した登場人物は全て愛すべき、「オタク」達である。また、同世代ばかりで無く、少し上の世代、はたまた今どきの若者世代までの広く、友好的な反応を楽しめる事も作品としての優しさを感じる。 …実は装丁を見た時からわくわくしていた。だいたい知っているもの達のコラージュであったので。ただ、1、2枚だけ「オタク」とは場違いなスポーツカーの画像が挿し込まれており、疑問を感じていたのだが…、最終章まで読み終えて納得した。

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2024/11/25

今作も作者ならではの、言葉にできないちょっとした気持ちの機微を見事に表現してくれる文がいくつもあって楽しめた。 話はMSXという昔のパソコンをキーワードにそれを昔もっていたり持っていなかったりした人が少しづつ関わっていって、「ロードムービー」というより、ちょっと少ないロバートアル...

今作も作者ならではの、言葉にできないちょっとした気持ちの機微を見事に表現してくれる文がいくつもあって楽しめた。 話はMSXという昔のパソコンをキーワードにそれを昔もっていたり持っていなかったりした人が少しづつ関わっていって、「ロードムービー」というより、ちょっと少ないロバートアルトマンの群像劇的的。 世代的にはギリ当てはまるのだけど、MSXは見たこともないので、そのを熱く語られてもよく分からず。いつも作品よりより今回はいろんなことが「起こる」のだけど、だからと言って印象がドラマチックにならないところがさすが。今のところすぐに2回目を読もうとは思わなかったから3点。でもまた読みたい。

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2024/11/16

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84353320V21C24A0MY5000/

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2024/11/04

面白かった~。 語られる”モノ”が世代的にツボなのは間違いないのだが、いちいち、納得感あるセンテンスが沢山ありました。(長嶋さんはボクより8歳下なのですが、まるで同じ世代を生きてきたかのような錯覚。。) あいにくMSXパソコンは使ってなかったけど、最初に買ったマックはLC630...

面白かった~。 語られる”モノ”が世代的にツボなのは間違いないのだが、いちいち、納得感あるセンテンスが沢山ありました。(長嶋さんはボクより8歳下なのですが、まるで同じ世代を生きてきたかのような錯覚。。) あいにくMSXパソコンは使ってなかったけど、最初に買ったマックはLC630だったし。。。 還暦を迎えていろいろなものが家の中やネット上に「保存」されちゃってる。整理、整頓、断捨離せねば。。。もはや終活か。。

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2024/10/30

非日常な出来事がいくつもでてくるのに、なぜか淡々とお話は進む。 新旧織り交ぜたブルボン小林寄りの話も興味深く、テスラまで網羅しているとは、なかなかに勉強になった(笑) 著者らしい作品、なんだか心が和み、休まったのでした。

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