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蓮如 の商品レビュー

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2017/01/24
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1963年刊。著者は元東京大学教授、日本文化研究所所長。◆15世紀(生年1415〜99年)の人、蓮如。法王就任は43歳だったが、そもそも母の低い出自のため年若の弟との後継争いの末、当時落ち目の真宗本流の本願寺派の跡継ぎに。勢力回復方法として、御文といった大量リーフレットで自派の普及に努める外、近江・北陸への下向、現地主義という特異な方法を採用した中興の祖。◇そもそも、当時、現生利益志向を強めてきた民衆、これに乗じた地域の中小寺院の僧(自身を人間阿弥陀如来と称する上、布施の如き経済的利得も)の出現。 当時の民衆の現世利益の欲求(特に病気平癒)は加持祈祷の蔓延に帰着するが、蓮如もこれとの妥協が求められたよう。さらに、先の努力の甲斐あって真宗の本願寺派の勢力拡大を実現したが、その結果、反権力的武士層の加入を招来。この武士層の加入が反権力的な一向一揆の尖鋭化をもたらした。◆これら戦国時代前期の真宗の実像を御文などの文献史料から解読する。

Posted byブクログ