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納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々 の商品レビュー

4.7

8件のお客様レビュー

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2024/11/17

前作の「キリンに雷が落ちてどうする」もそうだったのだが、品田さんには共感する部分が多々ある。 あまり周囲に理解してもらえなかった価値観や生き方をしている人が他にもいると知れて、少し安心したような気持ちになる事が何度もあった。 この本を読んでいると私が常日頃から思っている事や感じて...

前作の「キリンに雷が落ちてどうする」もそうだったのだが、品田さんには共感する部分が多々ある。 あまり周囲に理解してもらえなかった価値観や生き方をしている人が他にもいると知れて、少し安心したような気持ちになる事が何度もあった。 この本を読んでいると私が常日頃から思っている事や感じている事を上手に言語化してくれているような気になる。しかし同時に本当にそれは私の気持ちだったのだろうかと疑問に思う。 なんとなく似ている感覚をインプットして、著者に同化しているだけではないのだろうか。 自分も日記を書いてみようかなと思わされる作品だった。

Posted byブクログ

2024/11/10

オモコロで有名な、ダヴィンチ恐山のエッセイ集。 この文体、この着眼点が面白いな、と思わされた。寝る前にちまちま読むのがちょうど良い。 いくつか心に止まったエッセイを書き留める。 p20 「ハンバーグ」 休みをやり過ごすための「さわやか」。確かに、休みの日に、どこか出かけたいけ...

オモコロで有名な、ダヴィンチ恐山のエッセイ集。 この文体、この着眼点が面白いな、と思わされた。寝る前にちまちま読むのがちょうど良い。 いくつか心に止まったエッセイを書き留める。 p20 「ハンバーグ」 休みをやり過ごすための「さわやか」。確かに、休みの日に、どこか出かけたいけどどこでもいい気分の時に、一日潰せる場所があったらいいよね。 p32「自販機」 自販機に押したボタンと違うやつが入っていること、これめっちゃある。わかる。。 p47「谷」 「お前らが悪い」と責任を押し付けるのではなく、いつか「お前ら」を出し抜いてやる、という捻くれ方。恐山さんってこんな捻くれ方が好みなんだ。意外ともっと斜に構えているもんだと思っていた。 p98「熊」 確かにこのくだり何回擦るんだよ。と思う。なんか、盾で人を殴るような炎上のやり取りって、Twitterで何回やられてるんだろうな。。だからもう見てないんだけど。辟易する。。 p108「脱毛」 この文章全体に漂う、残念感がなんか好きなんだよな。。 p117「恥」 無印良品、マジで小さい頃全く同じことを考えていました。 p127「葬儀」 このばらばらと思ったことを書き散らかす感じが好き。いちいちこの部分にこう思って、こうツッコミをいれる?という感じがいい。 p141「AI」 AIは意識を持つか、という問題に対して、そもそも意識って何?という問題。確かにそうだよなと。 p167「奇跡」 この本のタイトルどおりのエピソードだが、これも好き。文章が散らばっている感じが。 p200「努力」 AIに勝てるのは、「努力」という意外にアナログな方法。でも実際そうなんだよな、とも思う。アウトプットが同じなら、その過程が評価されてもいいんじゃないのかな。 p233「報連相」 瀉血療法的文章と言われているが、この文体もすき。ネガティブさを曝け出しながらもユーモアが顔を出している感じ。こんな感じでネガティブさを吐き出すのもいいな。 p296対談パート 以下は心に残った文章 品田「AIは結局誰にでもなれるってことが弱点なんじゃないかと思うんですよね。「こちとらこう生きるしかないんだ」という覚悟の迫力が人間にはある。そろそろ欠かさず日記を書いて2000日を超えるんですけれど、その迫力ってあると思うんですよね。」古賀「〜続けるとでてくる迫力は、誰にでも出せるきらめき。」

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2024/11/03

時々突如現れる創作が良い味を出していた。 日記というほど日記ではなく、読みやすさと難しさが同居している一冊。

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2024/10/13

読みやすくて、共感できたと、いうペラペラな感想で申し訳ないんですけど 思考を順に文字にしていくのも、状況を説明するもすごく上手なんだなって それでおもしろ区なるなってすごいなって 漫画がいらなかったけど、間に挟まれた漫画を必要としてる人もいるかもしれないと思うと感想も何も言えな...

読みやすくて、共感できたと、いうペラペラな感想で申し訳ないんですけど 思考を順に文字にしていくのも、状況を説明するもすごく上手なんだなって それでおもしろ区なるなってすごいなって 漫画がいらなかったけど、間に挟まれた漫画を必要としてる人もいるかもしれないと思うと感想も何も言えなくなってしまう カブトムシの話、情景が浮かんできて寝る前にその映像が頭から離れなくなった

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2024/10/05

ずっとYouTubeや記事でしか追ってなかったから意外とドジっ子なんだな、と思ってたけど、そのドジ具合にも苦悩があり、しっかり落ち込んだりしてることに驚いた。

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2024/10/03

日常にある突起をつまむことの出来る感性があまりにも豊か。読んでいて「羨ましい…」と僻んでしまう。 日々をロジカルに分析する部分が多くを占めているのに、表紙の鮮やかなピンクは剥き出しの自意識を表現しているのか、と邪推してしまう程に筆者の生々しい感情が伝わる部分もあってそのギャップが...

日常にある突起をつまむことの出来る感性があまりにも豊か。読んでいて「羨ましい…」と僻んでしまう。 日々をロジカルに分析する部分が多くを占めているのに、表紙の鮮やかなピンクは剥き出しの自意識を表現しているのか、と邪推してしまう程に筆者の生々しい感情が伝わる部分もあってそのギャップが面白かった。 読み返して筆者の思考の軌跡をまたなぞりたいな、と思わせてくれる素敵な本でした。

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2024/10/01

前作のキリンに引き続き、相変わらず面白い。読みやすい。 どうぶつの森のタランチュラ、虫取り、考えは何かしらの入力の反射で発生してる、あたりの話しが好き

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2024/09/30

私は著者のことをずっと才に溢れた人物であり、その捻くれた印象をも味方に付ける選ばれた方のように思っていたけれど。 本書を通して今日に至るまでの著者の苦悩や思考のプロセスをほんの少しでも垣間見れたことは、これまでの自分の"才に恵まれた人"と表現してきた何事にたい...

私は著者のことをずっと才に溢れた人物であり、その捻くれた印象をも味方に付ける選ばれた方のように思っていたけれど。 本書を通して今日に至るまでの著者の苦悩や思考のプロセスをほんの少しでも垣間見れたことは、これまでの自分の"才に恵まれた人"と表現してきた何事にたいしての、反省と自身へのカジュアルな軽蔑 そしてかすかな光を覚えた。 ないものねだりかもしれない、私が渇望したその才能は 持ち主にとっては煩わしい表現型となっていることもあり、また 誰かに羨ましがられているかもしれない私の何かは わたしにはあらゆる苦悩の種であり そしてまた ある種の才なのかもしれない。 またいつか何度でも読むと思う。

Posted byブクログ