子どもと文学 増補新版 の商品レビュー
幼い頃好きだった児童文学がなぜ面白かったのか、合点がいった。 論理の捩れや違和感がなく空想世界が構築されており、登場人物や舞台装置が明確、筋書きがわかりやすくテンポがよかったこと。「ながいながいペンギンのおはなし」や、(もはや児童文学の範疇ではないが)ハリーポッターシリーズ等、夢...
幼い頃好きだった児童文学がなぜ面白かったのか、合点がいった。 論理の捩れや違和感がなく空想世界が構築されており、登場人物や舞台装置が明確、筋書きがわかりやすくテンポがよかったこと。「ながいながいペンギンのおはなし」や、(もはや児童文学の範疇ではないが)ハリーポッターシリーズ等、夢中になった文学は例外なくこの法則にはめられると思う。 子供には、アンデルセンやグリム童話、宮沢賢治などの名作といわれる類のものは、遍く読ませたいと改めて思った。
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中央公論社刊(1960)→注の手入れと用語の整理を少しして福音館書店刊(1967)→石井桃子と瀬田貞二それぞれの講演と鈴木晋一の回想記を増補、斎藤惇夫の解説(当時この本がどのようにセンセーショナルだったか知る)がついた文庫化。 カバー袖の著者紹介をみると、はやくに亡くなった瀬田貞...
中央公論社刊(1960)→注の手入れと用語の整理を少しして福音館書店刊(1967)→石井桃子と瀬田貞二それぞれの講演と鈴木晋一の回想記を増補、斎藤惇夫の解説(当時この本がどのようにセンセーショナルだったか知る)がついた文庫化。 カバー袖の著者紹介をみると、はやくに亡くなった瀬田貞二さん以外の著者みんな21世紀になって次々亡くなられたことがわかる。
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