図説 鼻とにおいの文化史 の商品レビュー
鼻が歴史上どのように扱われてきたのか、様々な人物や芸術作品をあげながら紐解いている。 鼻がアートのモチーフとして多く取り上げられているのに純粋な面白さを感じたし、 視覚と嗅覚に対する反応の違いに言及しているところからは、感覚器官としての鼻が果たす役割の大きさにはっとさせられた。
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西洋的な視点からみた「鼻」がどのように見られてきたかを書いている本。西洋では近代まで大きな鼻を持つということは理知的・権力的であると思われていたということを著者は主張している。だから、権力者であったクレオパトラの鼻は「高い」鼻であるとされていたと。 一方で女性は従属的な立場に置か...
西洋的な視点からみた「鼻」がどのように見られてきたかを書いている本。西洋では近代まで大きな鼻を持つということは理知的・権力的であると思われていたということを著者は主張している。だから、権力者であったクレオパトラの鼻は「高い」鼻であるとされていたと。 一方で女性は従属的な立場に置かれていたため、小さな鼻が理想とされていたのが面白い。それは現在まで続き、欧米では鼻を「低く」する手術が流行っているのだとか。著者はこれに対して、これからは多様性の時代ではるので色々な「鼻の形」が受け入れられるように願うとしめている。 西洋の鼻の文化史について本書でよくわかった。一方で日本をはじめとする東アジアではどうなのだろうかというのが気になった。江戸時代の化粧本とかを読むと鼻に白く白粉を塗って鼻筋が通っているように見せる…という手法があったから鼻筋が通っているということが重要だったんだろうなあということはわかるけど、そういえば、大きさ・形などはどのようなものが理想とされたんだろうか。江戸時代の化粧史でも見ればわかるかしら。
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