イッツ・ダ・ボム の商品レビュー
ヒップホップを流行りモノとして消費する風潮には抵抗していきたいのです!個人的には大宅さんに大きな1票!
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それぞれの思い、主張があってグラフィティ描いているのを改めて知った。 よくこんなところに注目したな、著者。 あまりにニッチな素材なので、次作は何をテーマにするのか気になる。
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ストリートアート、グラフィティ、ネットを軸に現代の若者を書いた作品。 私には非常に興味深い内容で、ぐんぐん読めてあっという間に読んでしまった。 グラフィティについて全く知らなかったから、分かりやすく教えてもらっている感覚。 有名になる方法も今はネットが主流。どう拡散され、どう賛同...
ストリートアート、グラフィティ、ネットを軸に現代の若者を書いた作品。 私には非常に興味深い内容で、ぐんぐん読めてあっという間に読んでしまった。 グラフィティについて全く知らなかったから、分かりやすく教えてもらっている感覚。 有名になる方法も今はネットが主流。どう拡散され、どう賛同されれば良いのか、とか。今の社会と若者が実にうまく書かれている。 世代による価値観や考え方の違いも的確に明確に書かれている。笑ってしまうくらい、分かる。 読み終えて父との会話を思い出した。 父と母が電車に乗っていた時に母のマスクの紐が切れた。すると、向かいに座っていた若者が鞄から個包装のマスクを出して手渡してくれたそう。父は最近の若者は優しいと言ったけど、私はそれは優しさではない気がする。勿論純粋な優しさから出た行動である可能性も高いけど、紐が切れて困っている(嫌だなと感じている)のはその若者で、母が困っているわけではない。マスクをしてもらいたいからマスクを渡したとも取れる。 優しさに似ている何か別の、正しさを振り翳すような押し付けるような。 でも、今の若者はこんな感じが多い気がする。環境への意識とか色々な面で清く正しい。 そうならざるを得ない社会なのだと思う。
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松本清張賞、いつも難しい。 とはいえ、平易な文体で書かれているのである。 が、ボム自体がよくわからず(目にはしているけど)、なかなか入り込めなかった。
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グラフティアートは、ストリートカルチャーでありながら軽犯罪だから、アートそのものはもちろん、夜中にフードをかぶりながらささっと書いて去るスタイルがなんだか格好いい!と思われる要因なのか? そのへんの微妙な書き方が上手いなと思った。
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消化しきれない面白さ 知らない世界のことを知れたし、 気づきが多くあった 少年はいつか大人になるし、 時代は変化している 若い人向けの作品なのかなと思っていたが 実は年配に刺さる作品 最後の終わらせ方は なるほど、 こう表現しますか と トリハダが立つ思いだった
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新しい言葉がふんだんに出て来て凄く学んだ。絵画が大好きで国内、海外にも足を運んでる私としたら、アートに対する気持はわかるが落書きをアートとして認めろ的なそれを大前提で書いてるのが少し違うなと思った。
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公共の場所や建物の壁に絵を描く行為をグラフィティと呼ぶのを初めて知った。それは鬱屈とした感情を抱え、社会の中で日々耐えながら生きている人たちが、自分の存在を声高に叫ぶための行為。「ここに生きているぞ」という存在証明である。 でもこういう反体制的なカウンターカルチャーは、理解され...
公共の場所や建物の壁に絵を描く行為をグラフィティと呼ぶのを初めて知った。それは鬱屈とした感情を抱え、社会の中で日々耐えながら生きている人たちが、自分の存在を声高に叫ぶための行為。「ここに生きているぞ」という存在証明である。 でもこういう反体制的なカウンターカルチャーは、理解されないことが良さの1つなんだと思う。だってグラフィティは言ってみれば、ただの犯罪だから。 お金に困っていない、影響力のある有識者が「これは社会に対する痛切なメッセージで、アートの一種なんだ」と肯定的に発信した瞬間にチープなものになる。正体不明のXが、アートに乗せていつの間にやら色んな所に風刺絵を描いているのが面白がられるのであって、安全圏から我が物顔で語るものでない。 本作は2章構成。第1章は主人公によるインタビュー形式を通じて、なんとなくグラフィティやら周辺領域のことが理解できる。そこからの第2章の展開が面白い。表紙のカバーが実際に文藝春秋社の地下駐車場に描かれたというおまけ付き。粋だなあ。 TEELから「徳田さん」へ戻るラスト好きでした。
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評判が良かったので手に取った本。 内容は街で見かけるグラフィティアート。正直読む前も読んだ後も、街の壁で見かけるものに好意的な気持ちは全くない。本の前半は日本に突如現れたBLACK LOTUSというアーティストについて記事を書こうとするライターの立場から描かれ、後半は実際にボムし...
評判が良かったので手に取った本。 内容は街で見かけるグラフィティアート。正直読む前も読んだ後も、街の壁で見かけるものに好意的な気持ちは全くない。本の前半は日本に突如現れたBLACK LOTUSというアーティストについて記事を書こうとするライターの立場から描かれ、後半は実際にボムしている立場から描かれている。 ボムしたい、という気持ちが湧き上がってくるのは本を読んで伝わってくるしわかるんだけど、やっぱり犯罪だよなぁと言う気持ちが拭えなくて、自分のうちとか近所にいくら上手くてもこういうアートが描かれたらやだな…と思いながら読んでしまった。 最後まで読んでBLACK LOTUSのしたかったことがわかり、なるほどというかふーん、というか。登場人物の気持ちに寄り添えなかった。
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無茶苦茶カッコいい。 この本を読むことで今まで「無駄な落書き」としか感じなかったものに対して、別の感情が芽生えます(軽犯罪なので、悪いことであるのは前提ですが)。 アニメでも実写でも、映像化されて欲しい作品だと感じました。
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