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名探偵の有害性 の商品レビュー

3.1

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2026/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

純喫茶おいでぃぷすを夫と営む夕暮の元に、元名探偵・五狐焚風が訪ねてくる。20年ほど前、夕暮は名探偵四天王の一人と呼ばれた風の助手をしていた。その翌日、とあるYouTuberが「名探偵の有害性」として五狐焚風を告発する動画を投稿した。風は間違っていたのか。夕暮は風とともに当時解決したドラマだった。予想とは違ったけれど、それはこれで面白かった。マジシャンブームとか超能力者ブームとかと同じような雰囲気で、名探偵が事件を解決する時代があったという世界が舞台。名探偵ブームがあったのが平成の時代のため、アムラーファッションなど懐かしい話がちょこちょこ出てくる。 年下の夫が客の女性と不倫していることに気付きながら気づかないふりをして若い頃のような体力も気力も失われつつあることを自覚している。そこに現れた50代になった元名探偵とその助手が過去に解決した事件の舞台を訪ねて回り、当時の自分の気持ちを思い起こしたり、気づいていなかったことを若い頃の夕暮が抱えていた何者でもない自分に対するそこはかとない不安とか、大人になって色々目を瞑っている夕暮の気持ちとか。わかるようなわからないような。 警察でも検察でもないのに、現場で推理を披露して犯人を言い当てる名探偵。依頼があって動いてはいるわけだけれど、当時した行為は正しかったのか。当時正しかったとしても今の時代に正しいと言えるのか。難しい問題だと思った。

Posted byブクログ

2025/12/24

親の残した喫茶店を継いだ50になる『夕暮』。マスターをしている一回り年下の夫は常連客の若い女性と浮気をしている。その店に、かつて名探偵黄金期に四天王の一人としてもてはやされた『五狐焚風』がやってくる。30年ほど前、同じ大学で知り合った二人は名探偵とその助手として活躍したコンビだっ...

親の残した喫茶店を継いだ50になる『夕暮』。マスターをしている一回り年下の夫は常連客の若い女性と浮気をしている。その店に、かつて名探偵黄金期に四天王の一人としてもてはやされた『五狐焚風』がやってくる。30年ほど前、同じ大学で知り合った二人は名探偵とその助手として活躍したコンビだったのだ。 だがその夜、突如YouTubeに五狐焚風を告発する動画が上げられた。訳の分からない二人は、過去の事件を検証すべく関係者を尋ね旅に出る。 超法規的存在としてゲームのように犯人を決めつけ、その後のフォローもしないなんてけしからん!その主張がそもそもわからない。人生が狂ったのは探偵のせいではなく事件のせい、解決するのが役目でその後は(まあ気に掛けるくらいはしてもとは思うが)別問題。探偵はあくまで推理するだけで、確定し逮捕するのは警察の役目。 さらに言えば、今の価値観で昔のことをあーだこーだというのも違うと思う。法律だって不遡及なんだしね。 現代社会の風潮に一石を投じた作品だとは思うが、この名探偵たちあんまり理論的に推理してなくない?そこが有害だったのかしら…なんて。 各キャラのセリフや心情の突っ込みが特殊すぎて鬱陶しくて話が入ってこない。さらに言えば、ちょいちょい会話をどうでもいいことで中断させるのがイラっとする。

Posted byブクログ

2025/10/26

名探偵の有害性というタイトルがバンバン惹かれて、事件関係者の裏側とかその後とかとても楽しみにしていましたが…んー…思ったような感じではなかった。 年老いたことを何度も何度も言っていて、そこはもういいよってなった。それになんかずっとコミカルで、あと長すぎるかな。 テーマはとてもいい...

名探偵の有害性というタイトルがバンバン惹かれて、事件関係者の裏側とかその後とかとても楽しみにしていましたが…んー…思ったような感じではなかった。 年老いたことを何度も何度も言っていて、そこはもういいよってなった。それになんかずっとコミカルで、あと長すぎるかな。 テーマはとてもいいのに…。

Posted byブクログ

2025/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名探偵の加害性について言及された作品は読んだことあったけど有害性まで切り込むのか!とわくわくしながら読んだんですが、中身は探偵と助手が過去を振り返りながら傷を舐め合うロードムービー的なお話で期待とは異なる作品でした。 名探偵の有害性、と出したのであれば名探偵としての有害性に切り込んで欲しかったし、機械探偵に負けた後、名探偵たちはどこへ行ったのか、今は名探偵はいないのか?とか面白そうなテーマだっただけに残念でした。 あと、白黒はっきりさせていた過去に対し、現在はグレーを受け入れよう、みたいな流れのせいか読んでいてカタルシスが感じられなかったなぁ。 助手が、自分の小説によってかつての被害者を傷つけていたことが分かるシーンで、真っ先に出たのが自分の存在を見てくれる人がいて良かった、で完全に引いた。被害者に向けて言って良い言葉じゃ無いよ……

Posted byブクログ

2025/09/29

桜庭一樹さんの作品、久しぶりに読んだ気がするなぁ(*´-`*)とても楽しい時間だった(*^^*)♪この作品はドラマ化か映画化してほしいわね〜(ノ´∀`*)

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2025/09/23
  • ネタバレ

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名探偵とは。 探偵の存在意義について考えさせられる。 確かに、探偵がやってきて事件を解決する。でもその後、それはどうなるの? 探偵は警察じゃない。検事でもないし弁護士でもない。 困っている人を助けるために推理して事件を解決して、それで喜ばれる、で終わりではない、という事実。 名探偵ブームの頃にコンビを組んでいた二人。30年後の再会。 そこから始まるかつての事件の振り返り。あのとき解決した事件の関係者たちはどうしているのか。 自分たちが正しいと思って行っていた探偵業の、その土台のゆるぎ。 色んな人が出てきて、なんだかちょっととっちらかっている感じもする。 結局「名探偵」というものは有害なのかどうなのか。

Posted byブクログ

2025/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名探偵の黄金期から20年。令和に再会した名探偵・五狐焚風と助手・鳴宮夕暮。YouTubeの人気チャンネルで突如、名探偵の弾劾が始まった。謎の告発者。風と夕暮は過去の推理を検証する旅に出る。 YouTubeでの弾劾とか現代的な感じ…。風と夕暮のキャラが良かったけど、夕暮の夫と愛人・圭が…。とてもイライラした…。

Posted byブクログ

2025/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かつて名探偵だった五狐焚風と助手の鳴宮夕暮。 YouTubeで風がいきなり告発されてしまい、20年ぶりに再会した2人は過去の推理を検証することになる。 その検証の旅が鳴宮視点で語られる訳ですが、肝心の鳴宮にまったく魅力がなくて語り口にあまり入り込めなかったです。 佳にも夫にも侮られてる感じがするのにそのまま流してるのが嫌でした。後半は佳に言い返すようになったけどあまり効いてないし。 温田さんが言ってたように鳴も名探偵だったのに助手に徹していたのか、そもそも風を告発したBくんは真犯人だったのか(殺人の記憶が本物なのかどうか分からないっというのも分からん)いろいろ靄の中で、こっちもモヤモヤしたまま終わってしまいました。

Posted byブクログ

2025/08/09

これまでの作風と違い過ぎて戸惑う感じ。設定が奇抜すぎてストーリーが入ってこないんですね。ライトノベルSFっていうか?

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2025/08/09

主人公2人と同世代の自分にとってはこれは青春小説だな。そしてボーイミーツガールでバディもの。変人探偵と世話焼きな助手という王道。謎解き推理部分はありきたりであんまりだけど、キャラクターで魅せる。出てくる小道具や背景、流行がいちいち懐かしく、何者かになりたかった若い頃と、妻や母とい...

主人公2人と同世代の自分にとってはこれは青春小説だな。そしてボーイミーツガールでバディもの。変人探偵と世話焼きな助手という王道。謎解き推理部分はありきたりであんまりだけど、キャラクターで魅せる。出てくる小道具や背景、流行がいちいち懐かしく、何者かになりたかった若い頃と、妻や母という役割に落ち着いた現在が主人公とリンクしてちょっぴりこそばゆい。十代二十代の子が読んで面白いと感じるかわからないけれど、昭和ブームだしいいかな。

Posted byブクログ