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大きな玉ねぎの下で の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2024/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

80年代の高校生の青春、音楽が繋ぐ文通の思い出、そしてその子ども世代の2024年、ラジオのリスナー同士の奇跡と言ってもいい出会い。その奇跡とまで行かなくても勇気が親にあればと思ってしまいました。

Posted byブクログ

2024/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタばれなので読む人は注意。 感動の物語。文通を通してお互いの仲を深めていくが虎太郎は友達から頼まれて文通をし、どんどん好きになっていく。一方の今日子も虎太郎の文章と洋楽好きの虎太郎の解説、きれいな字に惹かれてボンジョビのコンサートチケットを送って初対面を期待する。そこまでのやりとりの心情、虎太郎が代筆している友達の顔はかっこよく自分とは全然違うので代筆だと言えない葛藤。そしてコンサートの当日。行くには行くが会う勇気もなく逃げ出してしまう。その切ない感情や今日子の気持ちをすごくじれったくさせているのが現代の大学生の男女の出会い。ラジオ番組からお互いの存在を知り同じ昔の洋楽が好きでそしてそこにはただのリスナーだったのがDJの爆風スランプの歌を流しながら会いたい人に…と自分の過去を話、玉ねぎの下で会おうと締めくくる。そこに駆けつける二人はお互いリスナーと知り、しかも母親は今日子。そして女の方は虎太郎が渡せなかったカセットテープを代筆を頼まれた友人に渡しそれを娘がたまたま持っていた。切なさと今恋愛から遠のいている自分がここまでこの恋愛をきれいと思える感動を忘れたくなくて大雑把に内容を書きこむ。 また再読したい。

Posted byブクログ

2024/11/02

五十代の私にとって80年代の音楽は世代がドンピシャ。ただもっとポップ寄り好みでボンジョビはぎり。それよりハードなロックはあまり通ってこなかった。 カセットテープとかエアチェックとか文通文化とかはノルタルジー感じます。 良く構成されたおとぎ話だと思いますご、おとぎ話を楽しむには...

五十代の私にとって80年代の音楽は世代がドンピシャ。ただもっとポップ寄り好みでボンジョビはぎり。それよりハードなロックはあまり通ってこなかった。 カセットテープとかエアチェックとか文通文化とかはノルタルジー感じます。 良く構成されたおとぎ話だと思いますご、おとぎ話を楽しむには、私はスレてしまいました。映像と音楽なら没頭すると思いますが活字ではノリきれないくらい歳をとったな。 もはやマイケルが月より遠くに行って久しいです。

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2024/10/26

娘が読んで勧めてくれた一冊。 1974年生まれの私には大ハマリでした。 FMラジオを聞いてリクエスト葉書を出したり、エアチェックしたり、FM雑誌も買っていました。 東京に出てきてFM局が多いことに驚きました。 恋愛小説も久しぶりでほのぼのとさせていただきました。 娘と読後の感想を...

娘が読んで勧めてくれた一冊。 1974年生まれの私には大ハマリでした。 FMラジオを聞いてリクエスト葉書を出したり、エアチェックしたり、FM雑誌も買っていました。 東京に出てきてFM局が多いことに驚きました。 恋愛小説も久しぶりでほのぼのとさせていただきました。 娘と読後の感想を共有できたのも良かったです。 Apple MusicでFor you、For you2のプレイリストを作っちゃった。

Posted byブクログ

2024/10/06

80年代のハードロック好きの人には多分響く小説・・・ 38年前と現代の各男女の視点で話が進む小説でした。 また、視点が変わる時の話を繋ぐ感じが好きです。 今と昔で意味が違ったりしますが、心地よく読めます。 80年代の情報や音楽については、乏しく時代背景を楽しんで読んだ感じです...

80年代のハードロック好きの人には多分響く小説・・・ 38年前と現代の各男女の視点で話が進む小説でした。 また、視点が変わる時の話を繋ぐ感じが好きです。 今と昔で意味が違ったりしますが、心地よく読めます。 80年代の情報や音楽については、乏しく時代背景を楽しんで読んだ感じです。 だって昭和の時代が知らないからです。・・・ ラジカセとか手紙のやり取りとか今では考えられないような話ですよね。 手紙の返事の時間ロスを楽しむのも一興だと感じます。 今は、すぐに返信ができるけど・・・1つのことに心が篭りにくいのかも知れませんね。 小説としては、心地よく読めたので良きでした。

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2024/10/04

2024年の子どもたち(大学生)、1984年の親たち(高校生)が交互に描かれる。中村さんの終わり方は後日談がなく、こういうふうに匂わせで終わることが多いけど、子どもたちがどうなるかはなんとなく想像できるかど、親たちの分はもう少し後の分まで読みたかった(笑)来年の映画も観に行きたい...

2024年の子どもたち(大学生)、1984年の親たち(高校生)が交互に描かれる。中村さんの終わり方は後日談がなく、こういうふうに匂わせで終わることが多いけど、子どもたちがどうなるかはなんとなく想像できるかど、親たちの分はもう少し後の分まで読みたかった(笑)来年の映画も観に行きたいと思います。

Posted byブクログ

2024/09/20

まさにこの時代を同じ年頃で そして同じような界隈で生きた私にはどこまでもどこまでもノスタルジックでその切なさが手に取るようにわかる描写でした。 現代のお若い方々の心にもきっと響くのではないかしら? 映画化されるとのこと サントラ盤はあるのかなぁ? 発売されたら絶対買う!

Posted byブクログ