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透明都市 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2025/05/19

逆パノプティコンのような相互監視社会。 行き過ぎた潔癖性。 悪いと思ってるから隠すんだよね、ってずっと言われてるような得体のしれない針で刺されてる気分。 開かれた社会が本当に人々の幸福を作っていくのか、形骸化した彩りのない多様性って感じ。

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2024/12/15

設定が面白い。全ての都市が透明化されたのかと思ったら、壁のある街もあり、その人のライフスタイルでいろいろ選べるのは楽しそう。私は透明都市は選びたくないなぁ

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2024/11/19

透明な街の不自由を噛み締める第一部を読み終えるまでがしんどかったが、第二部以降はストーリーが動き出して面白かった。

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2024/11/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

全てが丸見えの社会とはーーー。 食事、くつろぎの時間、セックス(これだけは一応、非公開にすることもできる)等自分のプライバシーを互いに公開し合う社会が舞台となっている。 私たちには異常な状況に思えるが、生まれたときから社会がその状況であれば、特に違和感はないのかもしれない。 そんな相互監視状態の中、一家が失踪し、やがて夫婦が死体で見つかる…という話。 安全神話はいとも簡単に崩れ去った。人間、いくら法で雁字搦めにしたところで、犯罪が完全になくなる訳では無いようだ。 途中までは面白かった。透明な生態観察ハウスに暮らす人々の価値観、見られていることによって生活がどう変わるのか、興味を持って読んだ。 しかし、途中からそう多くもない登場人物の誰が誰だか分からなくなり、都度、登場人物一覧に戻ることになり、煩わしかった。 これは、登場人物個々の魅力や特性に差別化ができなかった(つまり、誰なんだ?今喋っているのは…ああ、誰々の姉ね…ところで、誰々の姉ってどんな人だっけ?という疑問が繰り返される)ためだと思う。 そんなこんなでさらっと読み終えてしまった訳だが、もうちょっと捻りある犯罪を考えてほしかったところ。 実は地下室を作っていて、そこに子どもを閉じ込めていた…なんて、ねえ?

Posted byブクログ

2024/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物が多くて、誰が誰だかよく分からないままだった(登場人物リストがあって助かった)。全て透明な家は絶対に住みたくはないけど、SNSで私生活を発信したり気軽に写真を撮られて拡散されたりする現代は、考えようによっては透明都市で、2050年の仮想の都市ではあるがとてもリアルな設定だった。透明で全てが見えるからこそ、見た人たちを隠蔽して、皆だんまりを決め込むのも、狂ってはいるけれどもこのまま社会がそのようになっていくのかも。どうしてルーを犯人に仕立て上げたのか、ニコがどうしてエレーナを出し抜いたのか(振られたから?そんなにいい感じでもなかったけど)、謎解きパートは分かりにくかった。

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2024/09/18

建物すべてがガラス張り透明化? いきすぎた監視社会をテーマにした近未来ディストピアSF #透明都市 ■あらすじ 2029年フランスで暴力事件の未解決と民衆の意見によって新たな法律ができた。事件の予防と可視化を目的として、すべての建物をガラス張りにして、市民がお互いに監視し合うと...

建物すべてがガラス張り透明化? いきすぎた監視社会をテーマにした近未来ディストピアSF #透明都市 ■あらすじ 2029年フランスで暴力事件の未解決と民衆の意見によって新たな法律ができた。事件の予防と可視化を目的として、すべての建物をガラス張りにして、市民がお互いに監視し合うという社会を成立させたのだ。 20年後… 犯罪が少なくなった透明都市であったが、ある裕福な家族が行方不明になってしまう。街の治安を守る安全管理人であるエレーヌ・デュベルヌは、一家の捜索を始めることになった… ■きっと読みたくなるレビュー やりすぎた監視社会をテーマにした近未来ディストピアSF。透明な建物で暮らすなんて、こんな世界が本当にあったらどうなってしまうのか。正直読むのが怖かったのですが、勇気を出して手に取りました。 この世界は犯罪をなくすために完全な可視化を目指した社会づくりが目的。そのため単に建物だけが透明というだけでなく、全ての個人情報もオープンになっている。名前、住所、学歴、職業、年収、病歴などセンシティブな情報でさえ分かってしまうんです。 こわっ!超イヤなんですけど。 でも確かに全員がオープンだとすると、プライバシーはなくなっちゃうけど、互いに知り尽くしているため妬み嫉みがなくなって安全性は高まるかもしれない… いや、そうかぁ? うーん、どうなるんだろう。 そんな疑問を持ちながら本作を読み進めるのですが、まぁ何より発想力がスゴイ。2020年代のネット社会から発展していったように未来が描かれていて、妙にリアルなんですよ。かつてのインフルエンサーは透明建物だからこそ広告にも利用していたり。また透明化になっていないスラムのような街も存在し、透明社会に馴染めない市民の場所になっていたり。うんうん、ありそうで怖い。 SFやファンタジーは、どう読み手に想像力を膨らませることができるかが肝だと思っていて、そういう意味では豊潤な筆致で、この透明社会の世界観に引き入れてくれます。 さてこの社会で人々の安全性は保たれるのか、そしてどんな思いで日々を暮らしているのか? 本作では元警察官の安全管理人であるエレーヌを視点に物語は進行していく。近未来でありながらも彼女は我々と同じように自分らしく生きることに日々葛藤して生きている。自身の過去と現在、恋人との関係性、上司や同僚との軋轢、社会への疑問。結局はどんな世の中でも人間は苦悶しているのだ。 果たして行方不明になった家族は見つかるのか、事件の真相は? 謎解きとしての厚みは軽めですが、真相は目をそむけたくなる。透明化がもたらした結果どうなったのか… どんな結末になるかは、ぜひ読んで体験してください。 ■ぜっさん推しポイント ある意味現代でも一億総監視社会です、透明化を突き詰めるとどんなことになってしまうのでしょうか。この物語に暗示がされていると思います。 安全に生活できるよう、日々改善をしていくことは必要です。しかし最優先に考えることは、子どもたちが希望をもって生きられる社会にすることではないでしょうか。

Posted byブクログ