天国映画館 の商品レビュー
◯比較的ボリュームは薄めだけど映画好きとしては刺さった部分もあった ●ストーリー自体は表題の通り天国にある映画館で故人の人生を上映し2度目の旅立ちを行うというシンプルなものです。世にも奇妙な物語でありそうな話だなと読む前に思ってしまったw この作品で気に入った部分が「特別な」人...
◯比較的ボリュームは薄めだけど映画好きとしては刺さった部分もあった ●ストーリー自体は表題の通り天国にある映画館で故人の人生を上映し2度目の旅立ちを行うというシンプルなものです。世にも奇妙な物語でありそうな話だなと読む前に思ってしまったw この作品で気に入った部分が「特別な」人生を歩んでいる人が「いない」点につきます!確かにドラマでありそうな人生を歩んだ人もいるにはいましたけど,極端にゲームの主人公みたいな歩みを進んだ人いないんですよね。等身大の人間が等身大の人生を上映する…その一種の儚さ・小さな幸せそれを噛み締めるその展開が面白かった。 ●主人公は記憶喪失状態で天国にきた成人男性なんですが,その伏線回収が予想を超えたものでした。あえての変化球展開で良い意味で驚きがあり満足感が上がった。天国にいるからといっても人生をハッピーエンドで終わった人が少ない点を踏まえつつ読むのが面白い作品でした。
Posted by
死と人生について考えさせられた。とても平易な文章でわかりやすく、章ごとにいろんな人の人生が描かれる。短いけれど余韻を残していく。この立て付けなら続編ができそうな予感がする。
Posted by
表紙に惹かれて手に取りましたが、感動して涙が出ました。 涙が出る本だとは思っていなかったので自分でもびっくりです。 人生は映画のように何が起こるかわからない この言葉の意味を改めて感じました。 個人的に、今このタイミングで読めて本当に良かったって思える本でした。 読み終わった今、...
表紙に惹かれて手に取りましたが、感動して涙が出ました。 涙が出る本だとは思っていなかったので自分でもびっくりです。 人生は映画のように何が起こるかわからない この言葉の意味を改めて感じました。 個人的に、今このタイミングで読めて本当に良かったって思える本でした。 読み終わった今、幸福感でいっぱいです!
Posted by
天国に映画館があって自分の人生が上映される。 私の映画も鈴木さんのような映画になるんだろうな。でもシーンを切り取れば何かしら名シーンはあると思いたい。
Posted by
ファンタジー?なのかな。 人生それぞれいいことも悪いこともあるけど、あたしもこんな天国に行きたいな〜。 大和くんの章は、本当に切なかった。 そうじゃないかもしれないけど、やっぱり子供が病気とか小さいうちに亡くなるのは、なんであれ切ないなぁ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小野田明21歳。どうやら亡くなったらしい。 そして天国にいるらしい。現世での記憶はなにもない。昭和レトロなミニシアター系の映画館で、支配人の秋山と出会う。 映画館のスタッフとして働くことになる。 天国にも映画館があり、喫茶店があった。 地球の国のように、たくさんの天国があるらしい。虹の橋もあるようだ。 え! 天国はひとつじゃないの? じゃあ、うちの猫たちは同じ虹の橋に行けたとは限らないの? 私はその虹の橋がある天国に行けるとは限らないの?? ええーー、じゃあ、猫たちに会えないかもしれないのか・・(大泣)と、私は何よりもソレを思った。 天国にいる人の人生が描かれた映画。 そのフィルムが秋山さんに届く。 いつ、誰のフィルムが届くのかは誰も知らない。ひとりで観たいか、みんなで観たいか、 公開の規模について本人に確認する面談が行われる。 本人は必ず観なければならない。そして、観たら、天国から別の世界に旅立つことになる。生まれ変わるか、どこか別の場所に行くのか誰にもわからない。 5話のお話しがあるが、全てに実在の映画タイトルがついている。ビッグフィッシュ、海がきこえる、わが母の記、リトル・ダンサー、ニュー・シネマ・パラダイス。 天国の丘でキャッチボールしたり、元気に駆け回る10歳の少年、大和くん。 彼の映画には、ほとんどの人生を病院で過ごした日々が映しだされた。 でも、天国で20年を過ごし、たくさんの人々に出会い、かわいがられて幸せに生きた。 大和くんが小野田に言う。 「お父さんとお母さんに、僕は走って飛び跳ねて笑って幸せに過ごすことが出来たんだよって、どんな形でもいいから伝えたかった」 必ず伝えると小野田は約束する。 そして小野田のフィルムが届く。 彼は過酷な幼少期を送り、大学生となり、就職先が決まってすぐに事故に遭った。病院で昏睡状態で生きていた。 現世に戻って目覚め、リハビリをし、退院する。 リバイバル上映していたニュー・シネマ・パラダイスを映画館に観に行く。 老夫婦が話しかけてくれた。 大和くんとの約束も果たせることになりそう。 映画は人生のようなもの。人生は映画のようなもの。 特になんの変化もなく、面白みもなかった人生であっても、映画はストーリーだけではなくて、心に残るシーンだってある。 この本はファンタジーだし、痛みも苦しみもない天国が本当にあったらいいなと思う。 この本の中では、天国についての詳細はあまり必要ないんだと思う。 誰も行ったことのない場所なんだし、ふんわりしたものにしたいんだと思う。 でも私は、喫茶店で飲食できる以外にみんなは食事はしないの?とか、家はないの? 眠らないの? 亡くなる人ってもっと多いのでは? 人が少なすぎない? 秋山さんにはフィルム来ないの? とか考えてしまって、ふんわりしてることにモヤモヤしてしまった。ファンタジーなのに。。。 人生は映画のようなもの、を表現するのに、 天国で自分の映画を観るって設定は、私にはピンとこなかった。 自分の人生の中では自分が主役、ってことなのかもしれないけど、全員の映画ではなく大和くんの場合は、のほうが私としては良かったと思った。 昏睡状態の小野田がみた不思議な夢、ってことなら、それならいいなって思った。
Posted by
ラストが良かった。ネタバレは、禁止なので最高!とだけ。 人生は、まさに映画のようだとは同感。一人一人いろいろな映画があるのはあたりまえで、その中でキラリと光る瞬間があるのだということ。わたしの今までのなかなら、ベストなシーンはどれだろうなどと考えたりした。天国での記憶がなくなって...
ラストが良かった。ネタバレは、禁止なので最高!とだけ。 人生は、まさに映画のようだとは同感。一人一人いろいろな映画があるのはあたりまえで、その中でキラリと光る瞬間があるのだということ。わたしの今までのなかなら、ベストなシーンはどれだろうなどと考えたりした。天国での記憶がなくなってしまうことを予想したがそうならなかったのは、良かった。人生何があるかわからないから楽しみなのだろう。良いことも悪いことも。
Posted by
目次詐欺 本を開いてすぐに目次があり、 「海がきこえる」 が目に入る!! あの氷室冴子のジブリ制作の名作が 入ってんじゃーん!! どんな話が繰り出されるの~!!! と テンション爆上がり! そして、 この章を読み終わって 波も潮も海も何も聞こえない… 耳キーン...
目次詐欺 本を開いてすぐに目次があり、 「海がきこえる」 が目に入る!! あの氷室冴子のジブリ制作の名作が 入ってんじゃーん!! どんな話が繰り出されるの~!!! と テンション爆上がり! そして、 この章を読み終わって 波も潮も海も何も聞こえない… 耳キーンとなっているわけでもないのに… どこが海がきこえるやねん! この行き場のないガッカリ感は~ △1として~ 評価として受けろ~
Posted by
ラストは想像できなかった。 そうきたか!と嬉しくなった。 生きていれば色々なこと事がある。 死後の世界に行けた時にはこの本の事を思い出すのかな。
Posted by
死後の世界に映画館があるという不思議な設定。 ブランチで紹介されていたので図書館で借りてみた。 あまり現実味がないストーリーなので、個人的にはそこまでのめり込めなかったので星3つ。
Posted by
- 1
- 2