天国映画館 の商品レビュー
優しいお話。 自分の人生を映画にしたらどんな瞬間が切り取られるんだろうか。 そして他愛もないこの時間を後から振り返ると愛おしい貴重な瞬間に変わることもあるのかもしれない。 そう思いながら日々の出会いや出来事と向き合えばとても濃密な人生になるのかもしれないな。 人から見たらつまらな...
優しいお話。 自分の人生を映画にしたらどんな瞬間が切り取られるんだろうか。 そして他愛もないこの時間を後から振り返ると愛おしい貴重な瞬間に変わることもあるのかもしれない。 そう思いながら日々の出会いや出来事と向き合えばとても濃密な人生になるのかもしれないな。 人から見たらつまらない人生だったとしても。
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妻が2ヶ月前に亡くなり寂しさ・辛さを紛らす日々の中で題名が気になり読んだが、内容に深みが無く心に響くものが無かった。
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あたたかい良いお話だった(◍•ᴗ•◍) どことなくさきのストーリーはよめてしまうんだけど、 しみじみとあたたかさが染みわたってきた。 清水さんの作品はあたたかさがある。 たしか王様のブランチで作品紹介がされていて、 図書館で借りてみたんだけど、 読んでよかった。
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小野田明(21歳・男性)さんは、目覚めた時に不思議な場所にいました。 空を見上げると、どこか懐かしいような夕暮れの空が広がっています。 歩き始めた小野田さんは、数分もしないうちに舗装された十字路の近くにある建物を見つけます。そして、その建物の古びたドアを開けると、タキシード...
小野田明(21歳・男性)さんは、目覚めた時に不思議な場所にいました。 空を見上げると、どこか懐かしいような夕暮れの空が広がっています。 歩き始めた小野田さんは、数分もしないうちに舗装された十字路の近くにある建物を見つけます。そして、その建物の古びたドアを開けると、タキシード姿の細身の男性が歩み寄ってきて、こう言ったのです。 「天国映画館へ、ようこそ」。 その男の人は秋山さんという名前でした。 小野田さんは、秋山さんに名前と年齢を問われましたが、その時、それ以外の記憶をすべて失くしていることに気づきます。 それから小野田さんは、秋山さんから誘いを受け、天国映画館で働くことになりました。天国映画館には他にもスタッフがいて、映画の上映業務をしているのでした。 天国映画館での上映は、基本的には天国に住む誰かのフィルムが届いたタイミングで行われます。そして、その映画は、その人の「人生の名シーン」が中心になっている映画でした。 小野田さんは、業務研修の最後の日に、ある人の映画の上映に立ち会います。。。 はい、ここまでがお話しの前提。 続きはご自身でお楽しみください。 さあ、天国映画館での映画上映は、どのように行われるでしょう? そして、記憶をなくしている小野田さんが送ってきた人生とは? 淡々とほのぼのとした雰囲気で進むお話しの中で、人生の機微が映画になって上映されます。 サラッと前向きな気持ちと勇気をくれる作品です。
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天国にある天国映画館 そこは自身の人生を、映画館で上映できるというもの 人生は同じことの繰り返しで味気ない日々でも、振り返ったり視点を変えると名シーンにもなるよと教えてもらった気がします 個人的にリトルダンサーの章が1番泣けました 短編小説で読みやすく、実際の映画の作品が盛り込ま...
天国にある天国映画館 そこは自身の人生を、映画館で上映できるというもの 人生は同じことの繰り返しで味気ない日々でも、振り返ったり視点を変えると名シーンにもなるよと教えてもらった気がします 個人的にリトルダンサーの章が1番泣けました 短編小説で読みやすく、実際の映画の作品が盛り込まれている為、そちらも見たくなります 自分の死後も、天国映画館があればいいなぁ
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天国で、その人の人生を上映してくれる映画館。 映画になるような人生というと、特別な人だけのものという気がするけど、ドラマティックな人生ではなくても、どんな人にも名シーンはある。 帯の「あなたの人生の名シーンはいつですか?」の問いに、私はいつだろう?と考え込んでしまった。 「この時...
天国で、その人の人生を上映してくれる映画館。 映画になるような人生というと、特別な人だけのものという気がするけど、ドラマティックな人生ではなくても、どんな人にも名シーンはある。 帯の「あなたの人生の名シーンはいつですか?」の問いに、私はいつだろう?と考え込んでしまった。 「この時!」と即答できる場面が思いつかなくて… この先の未来にあると信じたい。 そういう意味では、第4話「リトル·ダンサー」が未来への希望があってよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死後の世界、天国にある映画館の話。 天国はいろんな国のようにいっぱいあり、主人公の小野田明は記憶喪失で天国で目覚め、映画館のスタッフになる。 天国の住人の一生に関する映画が上映され、その住人は天国を去る。 10歳の男の子の大和くんは、実はずっと病院で過ごし、天国で走り回って20年だったりする。その思い出の映画であるニューシネマパラダイス。 主人公は昏睡状態で天国に手違いで来ており、現世に帰り、大和くんの両親と会うところでおしまい。
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あなたの人生の名シーンは、いつですか……。天国には自分の人生が上映される映画館があるという。書下ろしヒューマンファンタジー!
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天国映画館。 それは、天国を去る人の人生を上映する場所。 そんな天国に辿り着いたのは、名前と年齢以外の記憶がない主人公、小野田明。 彼は、天国映画館の館長である秋山さんの提案で、映画館に自分のフィルムが届くまで映画館のスタッフとして働き、上映のお手伝いをすることに。...
天国映画館。 それは、天国を去る人の人生を上映する場所。 そんな天国に辿り着いたのは、名前と年齢以外の記憶がない主人公、小野田明。 彼は、天国映画館の館長である秋山さんの提案で、映画館に自分のフィルムが届くまで映画館のスタッフとして働き、上映のお手伝いをすることに。 天国を去る人たちと関わることで人生とは何なのかを向き合う作品。 だと思います。 人生は映画みたいなものだ。 何かで聞いたことがあるようなフレーズですが、1人に1人に人生があり、それは決して同じものはありません。 でも、メリハリがないように思う日々や、他人の生活と比べたり、ドラマなどをみたりしてしまうと思いがちだと思います。 「ああ、私の人生ってなんて平凡でつまらないものなんだろうか」 と。 あの芸能人みたいに顔が良ければ芸能界で活躍できたのにとか、あの成功した社長みたいにお金持ちになりたいなどなど、羨ましいや妬ましいとか思ったり、あの人よりはマシな生活をしていると心のなかで見下したりなどなど、自分の人生や今の生活を振り返るとそんな感情を抱いたりします。 でも、人生はその人だけのものだよなと改めて思いました。 そして、映画や読書、音楽の歌詞などなど私たちは自分の人生と重ねて共感することもできます。 また、平凡な人生と思っていても、何気ない普通のことが人生の名シーンになりえますし、どんなに劇的なことが起きてもそれは人生に無駄なことだったということもあります。 人生とはなんだろうかということに答えを出すのは難しいですが、きっと、私やあなたの人生は平凡なものではないと読後に思うのではないかと思う作品です。 天国というのは本当にあるのかは分かりませんが、ただ、こんな天国が本当にあって、そこは次の現世での人生を過ごすために待つ場所となっているだと思えると、いろんなことが救われるような気がしました。 天国映画館。 本当にあると良いなぁ。 私が天国に行ければの話ですが、死後の楽しみにしていきていこうと思えた作品です。
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