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タラント の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2024/09/15

4に近い3。ボランティアサークルに昔所属していたことがある立場からすると、登場人物の心情や考えなどがとても上手く表現できていると感心した。一方で、新聞に連載していた小説だからなのか、やたらと長くて、なかなか読み終わらないというのが辛かった。2/3の分量に圧縮できたら星4だった。

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2024/09/15

初めて手にした角田さんの作品がタラントで良かった。 この複雑な世の中に対して使命感を持って生きることも、何も知ろうともせずに生きることも、やりたいことを実現させるために生きることも、自分が成し遂げたいことを人がどう思うとも、自分だけにしかないタラントが何か気づけば、人は生きるチカ...

初めて手にした角田さんの作品がタラントで良かった。 この複雑な世の中に対して使命感を持って生きることも、何も知ろうともせずに生きることも、やりたいことを実現させるために生きることも、自分が成し遂げたいことを人がどう思うとも、自分だけにしかないタラントが何か気づけば、人は生きるチカラを得られると気づかされた。

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2024/08/29

片足の祖父、不登校の甥、?正義感?で過ちを犯したみのり。心に深傷を負い、あきらめた人生に使命―タラント―が宿る、慟哭の長篇小説。〈解説〉奈倉有里

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2024/08/27

角田光代さんの作品をまた読んでみたいと思っていて、やっと手に取った作品です。 でも、残念ながら私にはあまり響かなかったようです。 情報が多すぎました。そして「使命感」「タラント」とか、何だか使われてる言葉が大袈裟な気がしてしまいました。 主人公、みのりが大学生時代、ボランティア活...

角田光代さんの作品をまた読んでみたいと思っていて、やっと手に取った作品です。 でも、残念ながら私にはあまり響かなかったようです。 情報が多すぎました。そして「使命感」「タラント」とか、何だか使われてる言葉が大袈裟な気がしてしまいました。 主人公、みのりが大学生時代、ボランティア活動に参加して、ある出来事で心に深い傷を負った。だからといって一緒にボランティア活動していた仲間の卒業後の活躍や生き方を気にし過ぎのように思えました。 そんな所に 「いいかげんいじけるのはやめて、やりたいことを思うままやったらどうですかね。」というフレーズが。 「そうよ。これよ、これ!」 この一文を読んだときはスッキリした気分になりました。 文章の長い作品で情報量も多くて「何が伝えたいのかな?」 とずっと考えていましたが、7章、8章になるとわかり易く動き出して読み終えることが出来ました。

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2024/08/23

感想 天才なんていない。何もしないで人に好かれる人もいない。地面を這って、泥を啜って。いつかきれいな花が咲く日はくる。誰か見てくれている。

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2024/08/22

角田光代さんの小説に出てくる人物は、不器用だけど、みんな愛がある。愛の表現は決して上手ではないけれど。そして人間くさい。 だから読んでいてココロが温かくなるのだと思う。 結構、分厚い本だったけど、サクサクと読めた。 さすが飽きさせない。

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