いま読む『源氏物語』 の商品レビュー
角田光代源氏物語6まで読んでモヤモヤばかりしてたけど、この凄いふたりの対談で、源氏物語はもちろん、紫式部のことまで、理解できることが増えました。紫式部ってとても偉大です。
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読みやすくおもしろかった。 10代のころに初めて源氏物語を読んだとき面白いと思わなかった理由が分かった気がする。 古典だからというわけではなく、顔と権力で女をとっかえひっかえ好き勝手する話というとらえ方で、いわゆる平安版昼メロとちょっと刺激的な少女マンガが合わさったようなもののイ...
読みやすくおもしろかった。 10代のころに初めて源氏物語を読んだとき面白いと思わなかった理由が分かった気がする。 古典だからというわけではなく、顔と権力で女をとっかえひっかえ好き勝手する話というとらえ方で、いわゆる平安版昼メロとちょっと刺激的な少女マンガが合わさったようなもののイメージを持っていたような。 その後、あらすじになるストーリーそのものより、心情と情景描写が見事だったり、 お人形のようだった紫の上の葛藤や不安定さを想像できるようになったり、 女性目線の研究が進んで、世の価値観が変わり、私自身も年を取ったことで、より源氏物語の良さもすごさも分かるようになったなあと思いました。
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5年かけて全訳に挑んだ作家角田光代さんと平安文学研究者山本淳子さんが、「源氏物語」と紫式部、道長など、現代の視点で語り尽くす ー本書の帯よりー 面白かった! 今まで何度か源氏物語に挑んだけれど、1〜2巻で挫折。 今NHKの大河ドラマが面白くて、書店でこの本を見つけた。 いよいよ...
5年かけて全訳に挑んだ作家角田光代さんと平安文学研究者山本淳子さんが、「源氏物語」と紫式部、道長など、現代の視点で語り尽くす ー本書の帯よりー 面白かった! 今まで何度か源氏物語に挑んだけれど、1〜2巻で挫折。 今NHKの大河ドラマが面白くて、書店でこの本を見つけた。 いよいよ、角田源氏を読んでみようと、今は意気込んでいる! ドラマで人間関係を把握できたから、本書も面白く読めたかな。 山本淳子さんの著書「源氏物語の時代」は角田さんが大絶賛だったので、ポチッと買ってしまった。 果たして、全巻読めるのだろうか? とりあえず、源氏物語の時代、を読んでから読み始めようと思う。 (ちなみに1巻だけ購入済みなのですが…)
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最高に面白かった。。。 これまで歴史にまったく興味がなかったのに、地球っこさんのレビュー 『源氏物語の時代』一条天皇と后たちのものがたり に魅せられて読んでみたら、これが衝撃的だった。 歴史上の人物もしっかりと生きた結果。 それぞれの人間模様がしっかりと描かれている。 歴史に...
最高に面白かった。。。 これまで歴史にまったく興味がなかったのに、地球っこさんのレビュー 『源氏物語の時代』一条天皇と后たちのものがたり に魅せられて読んでみたら、これが衝撃的だった。 歴史上の人物もしっかりと生きた結果。 それぞれの人間模様がしっかりと描かれている。 歴史に対する考え方が変わってしまった、自分を変えた一冊でした。 そしてまた、地球っこさんのレビュー 角田光代さんと山本淳子さんの対談集「いま読む『源氏物語』 」をみて、これもまた絶対読まなきゃと購入。 角田さんは5年かけてご自分で訳した源氏物語 全8巻を出版されたとのこと。 このお二人のなんとも贅沢な一冊。 源氏物語の人間模様、そしてその解釈の仕方でこうも変わるのかという深さ。 源氏物語にハマってしまいそうです。 角田さんの「源氏物語」と山本さんの「道長ものがたり」は絶対読んでみたいと思います。 これまでの自分を変えてしまう本に出会えて感謝です。 地球っこさん ありがとうございます。
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コレは是非ともおすすめ 色んな源氏物語関係が出版されていますが明らかに新風を感じます この本で山本さんを再認識しましたが調べてみると以前にも読んでることが判明しました 少し掘り下げて他の本も買うことに決めました
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平安文学研究者の山本淳子先生 源氏物語全訳した角田光代さん なんて贅沢な対談!近くで聞きたかった。笑 あっという間によんでしまった。 この時代に生きる人達からは、 どんな感情でどんな風に行動してどうなったのか、 が今の時代とそんなに変わらないように感じる。 だからとても魅力的...
平安文学研究者の山本淳子先生 源氏物語全訳した角田光代さん なんて贅沢な対談!近くで聞きたかった。笑 あっという間によんでしまった。 この時代に生きる人達からは、 どんな感情でどんな風に行動してどうなったのか、 が今の時代とそんなに変わらないように感じる。 だからとても魅力的な時代だなと思っている。 源氏物語がなぜ途切れることなくこの時代まで読み続けられているのか。 紫式部の成長と 「愛は人を幸福にするのか、不幸へと導くのか」 そして最後に角田光代さんが仰っている「人の生き死にの間にあるものが見たい」 で、ちょっと分かったような気になっている。笑 だって私はまだ 源氏物語読んだことないんだよな。笑
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面白くて、読みかけの他の本をすっ飛ばして先に読んだ。 この本で印象に残ったこといくつか。 藤壺は本気で光源氏を拒否してるということ。 なんとなく、「嫌よいやよも好きのうち」という、気持ち悪い男目線で藤壺を見ていた自分が恥ずかしい。きちんと読めば、本当に光源氏を避けてるのに。そ...
面白くて、読みかけの他の本をすっ飛ばして先に読んだ。 この本で印象に残ったこといくつか。 藤壺は本気で光源氏を拒否してるということ。 なんとなく、「嫌よいやよも好きのうち」という、気持ち悪い男目線で藤壺を見ていた自分が恥ずかしい。きちんと読めば、本当に光源氏を避けてるのに。そういう見方を自分に許していたことに反省。 宇治十帖の浮舟について。 あまり魅力を感じなかった浮舟の印象が変わった!「蜻蛉」において、浮舟が苦しんで姿を消しても、男たちは決して結局何も変わらなかったことを書いていると、山本さんは言う。その一つも変わらなかった男たちの男の愚かさを「蜻蛉」で書いておいて、その後の「手習」で死んだと思われていた浮舟が現れ、歌によって浮舟の内面の変化を表す。それによって「何も変わらなかった男たち」と、「一人になることで変わった女」と言う対比が強く印象付けられると言う。そういう見方もあるのかと目から鱗。 源氏物語は男性が女性を保護するように見せかけて、実は女性の精神性が上回って、男性たちを追い越していく物語だと言う。なるほど! 最後に山本さんが昭和的男性的な見方からの解放と言うことを提案されている。古典研究の大家の萩谷朴氏が、皇子の誕生五十日祝いの祝宴で席を立った倫子について、「更年期も近い女性心理の凄まじさが目に見えるようである」と書いているらしい。そういう古い男性的な見方について、山本さんは、女性の研究者が増えることでそういった思い込みというのが検証されて更新していけばいいと言う。 源氏物語も様々な多様な解釈がなされることで、どんどん紫式部の本質に迫っていけるのだろう。なんせ、紫式部は天才ですもん。昭和的な解釈の枠にはまるわけがない。 非常にスリリングで面白い本だった。 山本淳子さんの「源氏物語の時代」を再読したくなった。(この本のことは本書でも何度も触れられていたが、本当に面白く素晴らしい本なので、何度でも)
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目から鱗、というけれど、まさにそういう読書体験だった。 源氏物語は丸谷才一、瀬戸内寂聴、田辺聖子など色々な方が口語訳しているが、角田光代は初めて敬語を用いず、現代の小説の語り口で翻訳をした。 平安文学研究者の山本淳子さんは、物語がドラマとして現代に受け入れられやすくなったのは画期...
目から鱗、というけれど、まさにそういう読書体験だった。 源氏物語は丸谷才一、瀬戸内寂聴、田辺聖子など色々な方が口語訳しているが、角田光代は初めて敬語を用いず、現代の小説の語り口で翻訳をした。 平安文学研究者の山本淳子さんは、物語がドラマとして現代に受け入れられやすくなったのは画期的なことだという。 これまでの口語訳では、男性の視点からであったり、恋愛や性愛を基準に解釈されたり、作家によって個性が現れるようだ。 さらに「源氏物語」を現代の女性の立場から読むと、視点や論点が違う解釈も生まれているし、道長からの依頼説など、今のところ否定されていない説も生まれている。 (でもそれが定着するとしたら、ゆうに50年はかかるであろうということ) 「源氏物語」はかくも時代ごとに、色々な形で受け入れられていく物語であったことに、改めて驚かされる。
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河出書房新社の池澤夏樹個人編集版日本文学全集で「源氏物語」の現代語訳を手掛けた小説家と、紫式部研究の第一人者による対談。大河ドラマ「光る君へ」の副読本として読む一択。 (まずは帰省中の長女が持ち去った) 対談スタイルなのでどんどん読めるし、「源氏物語」の魅力もよく伝わってくる。...
河出書房新社の池澤夏樹個人編集版日本文学全集で「源氏物語」の現代語訳を手掛けた小説家と、紫式部研究の第一人者による対談。大河ドラマ「光る君へ」の副読本として読む一択。 (まずは帰省中の長女が持ち去った) 対談スタイルなのでどんどん読めるし、「源氏物語」の魅力もよく伝わってくる。大河ドラマの脚本家の想像と重なる部分もけっこうあり、ドラマのほうがこの先どう展開していって、そこに「源氏物語」がどう見え隠れしていくのかも含めてますます楽しみになってきた。 藤壺女御に源氏への思いがありや無しやとか六条御息所、花散里、末摘花といった人物をどうみるかなど、時代や個人の考え方によって多様な捉え方ができるのがおもしろく、この本では主に昭和までの男性視点での見方と、女性では性愛を重視した瀬戸内寂聴の見方が話題になっていたが、「源氏物語」の解釈史を系統だててまとめたような研究もあったら読んでみたいなあ。
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最高に面白い対談でした。 源氏物語を数年かけて読み続けてきた答えを貰ったような気がします。 定子が藤壺更衣のモデルであるのか? 藤壺女御は光源氏を愛していたのか? 読みながら納得がいかなったことにお二人の言葉が染み入ります。 面白かった。特に大河ドラマのページが少ないことに笑ってしまった(*´艸`*)
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