本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む の商品レビュー
オモコロのシリーズを読んでいた時も号泣したけど、やっぱりメロスで号泣してしまう。 みくのしんさんの、文章から情景や感情を読み取る細やかさと想像力に驚嘆。こんなふうに読書をしたら、そうとう疲れるだろうけど、かなり面白そう！ 感じたことを言語化する能力の高さには舌を巻く。 そして、み...
オモコロのシリーズを読んでいた時も号泣したけど、やっぱりメロスで号泣してしまう。 みくのしんさんの、文章から情景や感情を読み取る細やかさと想像力に驚嘆。こんなふうに読書をしたら、そうとう疲れるだろうけど、かなり面白そう！ 感じたことを言語化する能力の高さには舌を巻く。 そして、みくのしんさんが言語化に詰まってしまった時、とても的確な合いの手で言葉を引き出すかまどさんの優しく深い洞察力。 このコンビでないと、ここまでのすごい読書体験の本にならなかったのでは。両者の語学力と心の深さが痺れる！ 読書とは何か、小説とは何か、を改めて考えさせられる本。唸った。 こんな読書体験してみたい！
Posted by
そんなやつおるか？？？ って立ち読みしてみた メロス、めっちゃ泣ける… 本屋で涙したので 慌てて買って帰った本 駐車場で我慢できずに 続き読んだ本 こんなに純真に 一行を丁寧に読んだことが あるだろうか いや、ない 何冊も何冊も斜に構えて 無感動に読んでる気がする 今まで読ん...
そんなやつおるか？？？ って立ち読みしてみた メロス、めっちゃ泣ける… 本屋で涙したので 慌てて買って帰った本 駐車場で我慢できずに 続き読んだ本 こんなに純真に 一行を丁寧に読んだことが あるだろうか いや、ない 何冊も何冊も斜に構えて 無感動に読んでる気がする 今まで読んだ本に謝りたい ごめん そのくらい衝撃の 「本の読み方」だった これは本好きはもちろん 本が苦手な人にもオススメしたい 泣いて笑って発見して いい本であった 星は4つ
Posted by
こんちゃす。 私自身も本を読むのが苦手ですが、みくのしんさんと一緒だとすっと読めました。 みくのしんさんが感情やビジュアルを言葉にしてくれるからだと思います。 かまどさんが、読む人に寄り添って書いてくれたからだと思います。
Posted by
本を読むのが苦手な人はもちろん、本が好きな人にもオススメしたい。 もともとネットの記事らしく、対談形式でサクサク読める。でも、読んでいる本は名作三本。読みやすい作品のチョイスだし、みくのしんさんがわからない言葉はかまどさんがサポートしてくれる。 一緒に名作を読んでいる気分にもなる...
本を読むのが苦手な人はもちろん、本が好きな人にもオススメしたい。 もともとネットの記事らしく、対談形式でサクサク読める。でも、読んでいる本は名作三本。読みやすい作品のチョイスだし、みくのしんさんがわからない言葉はかまどさんがサポートしてくれる。 一緒に名作を読んでいる気分にもなるし、本が苦手な人でも入りやすい。 本が好きな人は、飾らない読み方が新鮮になると思う。 少なくともわたしは自分を結構読書好きだと自惚れていたけど、一文ずつ大事に読むみきのしんさんの読み方が新鮮で…ますます本が読みたい！とワクワクもした。 「走れメロス」は何度も読んだけど、一つ一つの場面を噛み締めて読むと、こんなに一つの文にも感情がこもってたんだなと気付かされる。 とくに「杜子春」の読み方がすごくよかった…。 なんとなく感動したっていう感覚だけがあったんだけど、なんで感動できたのか、みくのしんが一生懸命に登場人物に向き合っていたからこそ、自分でも感動の正体に気づくことができた。 それと、四章の雨穴の書き下ろした作品のコメントがとても印象に残った。作品の力ももちろん凄いのだけど、読み手によって、こんなに作品って深みが出るんだなというのが伝わってきた。 あと四章は、作者と読者が同じ空間にいるのが面白いと思った。作品って作者だけでは完結しなくて、いい読者に出会うことで、完成するのかも知れない。 この本を読んでいると、自分はまだまだ浅かったんだなと思うんだけど、その気持ちをかまどさんが吐露しているのもよかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私は本を読むのが好きな方だと思います。 国語の時間は勉強という感覚がなく、「授業中なのに本を読んでも怒られない時間！」とむしろ楽しんでいました。 でも、初めてメロスの記事を読んだ時もそうでしたが、この本を読んで、かまどさんと同じように、自分のこれまでの読書の「読めてなさ」を痛感しました。 私は本以外にも何か良いものに触れた時、「良い」とは思うんだけどそれをうまく言語化できないし、その良さすら自分の中でイメージできていないことが悩みでした。 でもみくのしんさんは、頭の中にありありと情景をうつしだしながらそれを声に出し読書を全身で楽しんでいて、読んでいると私もなんだか一つの映画を一緒に見ているような感覚になりました。 記事で読んだ時は『走れメロス』で泣ける感性が羨ましいと単純に思いましたが、何度もみくのしんさんの読書体験を読んでいるうちに私もつられて涙がでてくるようになりました。 特に今回の本に収録されていた『一房の葡萄』は、カフェで読んでいたにも関わらず普通に泣いてました。 一番すごいと思ったのは、二度目の葡萄の登場で、葡萄の描写が細かくなっていることにみくのしんさんが気づいたところです。私は恥ずかしながら気付けませんでした。 「一度目の時はやらかした自分に精一杯で葡萄の瑞々しさに気づけていなかった（意訳）」と読むみくのしんさんの感性、本当にすごいと思います。 そこで泣きそうになっていたらみくのしんさんの感想文で決定的にやられました。 最後の「よく出来る大きな子」へのコメント、あれはもうみくのしんさんのこと文豪と呼んでもいいのでは？？ みくのしんさんの書く記事はいつもすごくすごく大好きですが、みくのしんさんの書く本もいつか読んでみたいと思いました。 この本を通して、私もより読書を楽しめるようになった気がしたし、今までなんとなく解釈していた本をより深いところまで読むこともできて、本当に最高の本でした！！！
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もともとWeb記事とかラジオとかで知ってて好きな人達なので、ワーイ！って読んだんですが、そんでみくのしんさんが本読むパートは想定どおりの面白さでワーイだったんですが、 前後のかまどさんの文章と雨穴さんの短編があんまりにも愛に溢れすぎてて、なんかこう、ハワワってなってしまった。期待してたベクトルとは違った良さで、とても素敵なんだけど、これ私が読んでいいのかしら？？みたいな、なんか他人宛てのラブレターを読んじゃった気持ちになった。
Posted by
WEBで「走れメロス」を読んだ記事を見た時も泣いてしまったが、今回もまた泣いてしまった。 ぼくもかまどさんと同じで、読み飛ばしながら本を進める自分のスタイルに、ちょっと劣等感を持ちながら、みくのしんさんの全身全霊で本というエンタメを楽しんでいる姿を羨ましく見ていました。 雨月...
WEBで「走れメロス」を読んだ記事を見た時も泣いてしまったが、今回もまた泣いてしまった。 ぼくもかまどさんと同じで、読み飛ばしながら本を進める自分のスタイルに、ちょっと劣等感を持ちながら、みくのしんさんの全身全霊で本というエンタメを楽しんでいる姿を羨ましく見ていました。 雨月さんの書き下しの本棚のエミさんにも共感する部分もあって。 でも、「本に正しい読み方なんかない」という言葉で少し救われた気がします。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024.08.03 読了 面白かった！！！ 「みくのしんさんの読書」の記事が大好きで、電子版の「檸檬」含め全て読んでます。 たくさん本を読んできたけど、こんな読書したことない、羨ましいなぁと思っていました。 今回、新たなみくのしんさんの読書が読めるぞ！と、入荷した本をすぐさま購入しました。 自分が読んだことある作品も、ない作品もありました。変わらず楽しそうで、悲しそうで、嬉しそうで、本当に豊かな読書で、心の底から羨ましい。登場人物と一緒にストーリーを乗りこなす(？)みくのしんさんを読む時間は、とても幸せな時間でした。 読み進める度に、 こんな読書自分にはできない。 私なんて…というこっそり思っていた劣等感もありました。 その劣等感も、なにいってんの！とおふたりが背中を叩いてくれたように吹っ切れる、そんな優しい本でした。
Posted by
Posted by