世界を配給する人びと の商品レビュー
社会問題をテーマにした映画配給会社で働いていたアーヤ藍さんによる初めての著作 アーヤさんが仕事や活動を通して知り合った5名の日本人へのインタビュー +その国に関連した映画の紹介 +アーヤさんの仕事である「映画配給とは何なのか」について +岡田林太郎さんによる「弱国史」概論と、盛り...
社会問題をテーマにした映画配給会社で働いていたアーヤ藍さんによる初めての著作 アーヤさんが仕事や活動を通して知り合った5名の日本人へのインタビュー +その国に関連した映画の紹介 +アーヤさんの仕事である「映画配給とは何なのか」について +岡田林太郎さんによる「弱国史」概論と、盛りだくさん! 日本からはあまり馴染みのない5カ国(シリア・マーシャル・マダガスカル・ウガンダ・北極)について、5名が青年海外協力隊・ドキュメンタリー映画・輸出入・教育・写真家とそれぞれのバックグラウンから語ってくれていて、とても興味深かった。 マーシャルは第一次対戦後に日本の占領下にあったため今でも日本風の苗字の人が多く、日本で売られているバニラの9割はマダガスカル産など、 物理的にも心理的にも遠い国にも資本主義や日本が残していった影響は残っていて、世界が重なり合っていることを改めて感じる。 過去とそして今、世界で起きている問題を知っても何も変えられないけれど、日々の小さな選択は変えていけると思った。 自分メモ(作中引用) ・歴史は、いまと切り離された過去の出来事ではない。いま日本で起きていることと、かつてアウシュビッツで起きたことに類似点が見えてくると、収容所のパジャマや所持品は、過去を生きた人のものではなく未来の人のものに見えてくる。 ・「開発」を通じて自分たちの文化を植え付ける。彼らだけで自立できていたのに、そこに「開発」を持ち込んで、西洋社会の最底辺に組み込むわけです。 ・もともとは先住民族の伝統的な姿と気候変動の影響を撮ろうと思って始めたプロジェクトだったこに、現地でよく見えてきたのは、僕らが普段住んでいる世界、資本主義社会だった…。
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