1,800円以上の注文で送料無料

月面にアームストロングの足跡は存在しない の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/07

昔、映画で見た名作「カプリコン1」を思い出した。タイトルの通りで足跡偽装のミッションが始まるかと思ったがSFパニックものへと変化していったのも驚き。考え尽くされた宇宙パニックの流れを正当にたどりながら6人のプロたちが魅せる人間ドラマに大きく頷く。特にアメリカ的キャラのロバートとジ...

昔、映画で見た名作「カプリコン1」を思い出した。タイトルの通りで足跡偽装のミッションが始まるかと思ったがSFパニックものへと変化していったのも驚き。考え尽くされた宇宙パニックの流れを正当にたどりながら6人のプロたちが魅せる人間ドラマに大きく頷く。特にアメリカ的キャラのロバートとジョンが非常に良い味をだしていてセリフもニクイ。ラスト付近の伏線は中々にミステリ的に良く出来ており、流石はクリスティ賞の人だなと感心。但し、ラストには不満。ああなるしか無かったか、どうなのか。

Posted byブクログ

2024/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よく都市伝説として語られるアポロ11号の月面着陸フェイク映像説に焦点を当てたSF、いやミステリ、サスペンスなのか。アルテミス5計画のクルー6人に課せられた緊急極秘任務「月面にアームストロングの足跡をつけろ」。当惑するクルー、そんな中、ロシアに情報が漏れ、未曾有の危機が訪れる。内通者は誰なのか、対立するクルー。果たして生きて地球に戻れるのか。1970年に大阪で開かれた万博で、アポロ11号の着陸地点である「静かの海」の着陸地点模型、月着陸船の実物、月の石、宇宙服等が展示されていた。それこそ「信じるか信じないかはあなた次第です」である。

Posted byブクログ

2024/08/27

タイトルに引かれて読んでみたが、なかなか面白い話だった。近年においては完全にSFと云えなくなった月宇宙船を舞台にしており、ある事件の真相を追い求める推理物でもあるが、内容的にはハートフルな小説。エンディングの方向が個人的に好きじゃないので、少し評価を落としたが、それでも大変面白か...

タイトルに引かれて読んでみたが、なかなか面白い話だった。近年においては完全にSFと云えなくなった月宇宙船を舞台にしており、ある事件の真相を追い求める推理物でもあるが、内容的にはハートフルな小説。エンディングの方向が個人的に好きじゃないので、少し評価を落としたが、それでも大変面白かった

Posted byブクログ

2024/08/21

6年も宇宙飛行士の訓練を受けていたのだから、石黒航太飛行士にはもう少し精神的な大人であって欲しかった。 総じて登場人物に魅力がない。 事件が唐突であり解決策が安直な感じがする。 本のタイトルにひかれて読んだが、今ひとつ読み取れるものが無かったように感じた。

Posted byブクログ

2024/07/31

タイトルそのまんまの内容である(笑)。 アメリカが推進する“アルテミス5計画”に参加した日本人・石黒航太は、計画にないミッションに戸惑う。それは月滞在終盤に予定されていたはずだが、事前に極秘で実行されるという。その理由とは……。 「人類が月面に降りたのは嘘っぱちだ」という陰謀論を...

タイトルそのまんまの内容である(笑)。 アメリカが推進する“アルテミス5計画”に参加した日本人・石黒航太は、計画にないミッションに戸惑う。それは月滞在終盤に予定されていたはずだが、事前に極秘で実行されるという。その理由とは……。 「人類が月面に降りたのは嘘っぱちだ」という陰謀論をベースに、近未来に実際に予定されているアルテミス計画をかぶせて、著名なSF小説もかくやという胸アツストーリーに仕上がっている。 SFでもミステリーでもない(ある?)が、とても面白く、かつ興味深く読んだ。登場キャラが少ないのもいい。 ★刊行日 2024/08/02、NetGalleyにて読了。

Posted byブクログ