月面にアームストロングの足跡は存在しない の商品レビュー
読書備忘録874号。 ★★★☆。 宇宙モノは良いですね。やっぱり! なのに★3つ半。笑 読んでから時間が経っちゃったので、物語のディテールを忘れてしまった。 あまりメモメモせずに読んでしまった。失敗。 なので、内容は「ゆーき本さん」のレビュー参照下さいませ!完璧に纏めて下さっ...
読書備忘録874号。 ★★★☆。 宇宙モノは良いですね。やっぱり! なのに★3つ半。笑 読んでから時間が経っちゃったので、物語のディテールを忘れてしまった。 あまりメモメモせずに読んでしまった。失敗。 なので、内容は「ゆーき本さん」のレビュー参照下さいませ!完璧に纏めて下さっています! いや〜、民間人のキャサリンに猛烈に腹が立ったのと、ちょっと設定に難あり、という感じがしたので大好物な宇宙モノでありながら★3.5になってしまいました。 まず、キャサリン!お前なぁ、地上での6年に渡る訓練をサボっておきながら、その態度はないやろ! そもそもが民間人を搭乗させるという設定であったとしても、その民間人とは数百ページに渡る契約書類が交わされていると思われ(想像ですが)、そこにはもしもの時の組織側免責事項などもふんだんに書かれている(ハズ)。 それなのに、ぎゃあぎゃあ煩い!6年に渡る訓練でもこのレベルでしか無かったのであれば、そこで失格でしょう。民間人搭乗員を1人に絞って訓練しているとは思えない。数人レベルで訓練しているはず。そして最後に最も優秀なメンバーが選ばれて搭乗するはず。 そして設定に難あり。 男女混成クルーという設定ですが、最後、性別による命のトリアージがなされる。 そりゃあ事故・災害時や戦争などの状況においては、性別は非常に重要なパラメータだと思いますが、これは国家的ミッションです!選ばれたメンバーです!そこに性別はありません。 それをやってしまったら、常に守られるべき女性は宇宙には要らん!ということになって社会的に後退してしまいます。これは無い(と思う)。 まあ、宇宙モノというより宇宙を舞台にしたミステリー小説としてはこれで良いんでしょう。 ただ、ディテールに拘る(自分でも)面倒くさいジジイなのでちょっと気になってしまった。 ただ「ウチュウジンには国同士のイザコザは関係ない」「ウチュウジンは絆で結ばれている」というのはめっちゃ良い!感動した! ちゃんちゃん。
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こちらでの評判が良かったので手に取ってみました。単行本ですが厚みも薄めで読みやすいのでサクッと読めます。 本の紹介のところにサバイバルミステリーとあったので、てっきり宇宙船という閉じられた空間で1人また1人とナイフでブッスリ…みたいなものを想像してましたが、そういうのではないで...
こちらでの評判が良かったので手に取ってみました。単行本ですが厚みも薄めで読みやすいのでサクッと読めます。 本の紹介のところにサバイバルミステリーとあったので、てっきり宇宙船という閉じられた空間で1人また1人とナイフでブッスリ…みたいなものを想像してましたが、そういうのではないです。 途中までは単純にドキドキハラハラしながら読んでましたが、交信イベントの辺りからは涙涙でした。宇宙という過酷な状況を乗り越えるために宇宙飛行士達が下した決断。ストーリー半ばで船長が語った言葉が印象的でした。「国境のない宇宙で結ばれた絆」は祖国が地球上で何をしていようと変わることはない。彼らの決断に途中からは涙腺崩壊してました。 最後の最後でのどんでん返し?にはびっくりしましたが、よくよく本を見返してみると最初の章と最後の章の名前が対になっていてその前後のページに付随する文言がそれに対応してました。なるほど。キレイに出来ている。 文章も読みやすく、ページ数もお手頃。サクッと読めるのでオススメです。
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最後まで、半べそかきながら感動していたんだけど… 理性もぶっ飛ぶような過酷な岐路 宇宙飛行士としての矜持 心揺すぶられてました。 でも、最後の最後に、いや、まてよ?と。 よりによって、サイラスが乗っているオリオンで!?となり、げぇぇぇんとなりましたT^T 最後の最後に、狂気が...
最後まで、半べそかきながら感動していたんだけど… 理性もぶっ飛ぶような過酷な岐路 宇宙飛行士としての矜持 心揺すぶられてました。 でも、最後の最後に、いや、まてよ?と。 よりによって、サイラスが乗っているオリオンで!?となり、げぇぇぇんとなりましたT^T 最後の最後に、狂気が待っていました。 あれ?そういう狙いなの? 守られるべき平和ではあるけれど、4人の宇宙飛行士たちが守ったものよりも、死人に口なし感…
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中盤までは、正義や覚悟などを順当に問うような話かなと思って読んだが、終盤にかけての選択の連続と結論はなかなか読み応えがあった。
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窒息しそう…です。 読むと……酸素不足に…なります…。 * 宇宙でパニック状態になる。考えただけでも恐ろしいことです。 読み終えて…。胸が痛いのは酸素不足のせいだけではないかもしれません。 〈ここは嘘つきが来られる場所じゃない。〉 家族とは何か 真の宇宙飛行士とは 主人公...
窒息しそう…です。 読むと……酸素不足に…なります…。 * 宇宙でパニック状態になる。考えただけでも恐ろしいことです。 読み終えて…。胸が痛いのは酸素不足のせいだけではないかもしれません。 〈ここは嘘つきが来られる場所じゃない。〉 家族とは何か 真の宇宙飛行士とは 主人公が下した決断とは… 果たして月面にアームストロングの足跡は存在するのか!? * 読み終えたら深呼吸して酸素のありがたさを堪能しましょう。
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これも一つのクローズ・ド・サークルだ。 宇宙船の中で人類の歴史を覆すかもしれない事実が明かされる。 謎解きとしては、日本人目線が強過ぎて物足りなさもある。
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当初から本の題名からどんな内容から想像も出来ず読み始めたが段々本の中に引き込まれて行った。 宇宙船の中の様子も動画を見ているように鮮明にになってきたし最後には不覚にも涙してしまった。 心に残る一冊になりました
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感動のクライマックスに涙が止まらない。。 生存タイムリミットは3日。宇宙飛行士たちは地球に帰還出来るのか? 宇宙船×密室ミステリー×サスペンス! 月の周回軌道飛行を行う宇宙船に滞在する「アルテミス5計画」。 担うのは日本人を含むNASA...
感動のクライマックスに涙が止まらない。。 生存タイムリミットは3日。宇宙飛行士たちは地球に帰還出来るのか? 宇宙船×密室ミステリー×サスペンス! 月の周回軌道飛行を行う宇宙船に滞在する「アルテミス5計画」。 担うのは日本人を含むNASAのクルー6人。 船長ロバート、副船長サイラス、ジョン、茜、航太、キャサリン。 主人公は石黒航太だ。彼の視点で物語は進む。 やがて管制から驚きの事実が告げられる。「真の目的は月面にアームストロングの足跡を付けることだ」と。 「人類初の月面着陸」という栄誉は、ソ連との冷戦に勝つためのアメリカの嘘だったのだ。 その緊急ミッションに対し、船内は賛成派と反対派に二分する。挙句には事実を世界に公表するというサイラスとキャサリン。 影響は世界レベルの大問題になり、自国に対する反逆にもなりうる。 問題はまとまらぬまま、突如 宇宙船に大事故が起き、彼らは自力での地球帰還が不可能となる。 1人また1人と出る死者。。。 この事故は裏切り者が仕組んだのか? 6人の中にロシアへの内通者(インフォーマー)がいるのか? 嘘つきは誰だ? 命の期限が決まった状況下での疑心暗鬼。 それでも仲間を信じ、希望を捨てずにいられるのか。 命の尊厳を問われ、誇り高き人間性に心が震え、ひとを助ける勇気の素晴らしさを思い出させてくれる。 航太の成長がまぶしい。彼の最後の選択はぜひ読んでいただきたい。 いやー、良い本だった。感動した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
月の上空50kmの”周回軌道”を飛行する有人の宇宙ステーション。月軌道プラットフォームゲートウェイ-『LOP-G』。月面や火星の深宇宙探査を目的とした軌道基地。 宇宙開発の資金集めの為、開発の様子のリアルを地球に配信するというミッションを受け、民間人のキャスター1人と5人のクルーはLOP-Gに3週間滞在する。 しかし、宇宙飛行士の航太たちに NASAから突然言い渡された本当のミッションは驚くべきものであった-。 「月面に足跡をつけてもらう」 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 『月面にアームストロングの足跡は存在しない』 月面着陸はねつ造だ!といううわさは世界で数多くささやかれていますよね。それだけ宇宙は謎が多く神秘的で たくさんの人が宇宙に憧れを持って宇宙飛行士を目指したりもするんでしょうね。 しかし、この6人のクルー達は アームストロングの足跡をめぐり まさに命を懸けたとんでもないミッションに巻き込まれていきます。 1950年後半から1960年前半 アメリカとソ連の冷戦時代。ソ連による世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げ成功によって始まった宇宙開発競争。1969年7月 アメリカはアポロ11号により人間が月面に着陸するというアポロ計画を成功させる。 それがこの現代で、そして宇宙空間で 第三次世界大戦に進みかねないミッション遂行を課されるとは…。 動揺する6人は ミッションをやるかやらないかで意見の相違からギクシャクしだし そこへ思いもよらないアクシデントが起き 1人、また1人と命を落としていく…。 アクシデントは誰のせい? 疑心暗鬼になる船内… 残量の減る酸素… 一人一人に渡される安楽死薬… 再び地球の土を踏める者はいるのか-。 月を目指して切磋琢磨してきた6人の絆は壊れてしまうのか。 極限状態で選択を迫られた時の 宇宙飛行士 一人一人の行動がかっこ良くもあり切なくもあります。 もう、く、苦しいーー! 酸素の薄い部屋で読書させられてるような感覚でした(×○×)プハー ☆。.:*・゜ 『子供たちはこのレポートタクスを目を輝かせて見ているだろう。これを観ている子供の中から、未来の宇宙飛行士が生まれていく』 「地球のあなたへ。見えますか。あれが豊の海です-」 ⟡.·*.
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資金調達を目的として、宇宙開発の現状を地球に伝える任務を目的としたアルテミス5計画、軌道基地〈LOP-G〉の乗員六名に、新たな任務が課せられる。実際はアームストロングは月面に降りておらず、その栄光を捏造して欲しい、というものだった。政治の思惑が強く絡んだその任務をめぐって、乗員...
資金調達を目的として、宇宙開発の現状を地球に伝える任務を目的としたアルテミス5計画、軌道基地〈LOP-G〉の乗員六名に、新たな任務が課せられる。実際はアームストロングは月面に降りておらず、その栄光を捏造して欲しい、というものだった。政治の思惑が強く絡んだその任務をめぐって、乗員は対立する。やがて不審な事故が起こり――。 というのが導入。極限の環境、極限の心理状態の中で、他者を信頼することができない、というかなり怖い状況下で、宇宙飛行士も人間だ、という挟み込まれるエピソードが心を抉ってきます。泣けることが、必ずしも優れていることの第一条件としてイコールで結べる、とは考えてはいませんが、こういうのを読むと、泣いちゃうんだよなぁ、という作品。
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