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戦場の人事係 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2025/12/08

豊栄市長として知っていた人の重い過去。誠実な人間性に共感した。NHKの終戦の日のドラマにしてほしい。

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2025/07/20

ノンフィクションゆえ、狙ったドラマチックな演出がないがゆえの、ずしりとのしかかる戦争の現実の重みに押しつぶされそう…。 戦後80年、私達が語る戦争は現実味のない薄っぺらいものである。本書のように、記録と記憶を併せた事実を伝え残してくれた石井さんに敬意を。

Posted byブクログ

2025/02/11

沖縄県外出身者から見た沖縄戦の記録。戦争で生き残った者とその家族の悲しみは、心にくるものがありました。 また、戦争で全て燃えてなくなったからこそ、公的な記録を残し、さらには持ち帰っていたことに驚きました。 記録といえば、今ではほとんどデータ化されているが、そのデータもまた安全であ...

沖縄県外出身者から見た沖縄戦の記録。戦争で生き残った者とその家族の悲しみは、心にくるものがありました。 また、戦争で全て燃えてなくなったからこそ、公的な記録を残し、さらには持ち帰っていたことに驚きました。 記録といえば、今ではほとんどデータ化されているが、そのデータもまた安全である保証はない。記録の保存や保管することの重要性を感じた本でした。

Posted byブクログ

2025/01/13

軍隊と言えば、空軍のパイロット、海軍の艦長や水兵、陸軍の歩兵だろうか?大日本帝国陸軍でいえば、騎兵(騎馬隊)、歩兵(一般的兵隊)、砲兵(野砲・山砲など)、工兵(陣地や橋の構築)、輜重兵(軍事・生活物資の輸送)に大きく分かれる。 本書のエゴドキュメントを遺した石井准尉は、野戦高射砲...

軍隊と言えば、空軍のパイロット、海軍の艦長や水兵、陸軍の歩兵だろうか?大日本帝国陸軍でいえば、騎兵(騎馬隊)、歩兵(一般的兵隊)、砲兵(野砲・山砲など)、工兵(陣地や橋の構築)、輜重兵(軍事・生活物資の輸送)に大きく分かれる。 本書のエゴドキュメントを遺した石井准尉は、野戦高射砲第八十大隊第三中隊の准尉(曹長)。与えられた任務は、人事・服務担当の庶務係として、指揮班、小隊の曹長、給養係、兵器係、衛生兵を監督する役目であった。沖縄戦の初戦から、防衛任務に就いていたが、任務の関係上砲撃を行う事なく、一度として的を殺めることはなかった。沖縄戦が激化する中、早々に南部に退却し、壕での生活を送りつつ、戦死していく仲間の最後を記録し続けた。追いつめられる中で、上官の指示により「玉砕(自決)」することを許されず、屍と化していく仲間達の最後を記録し続けた。後に捕虜になり、偶然にも壕の地下深くに隠しておいた記録を持ち帰る。戦後は遺族の元を探し求めて行脚し、数十年をかけて仲間達の最後を家族や親族に伝えるという苦労を続けた記録でもある。本書の優れている点は、石井准尉の記録や回想を元にしているが、米指揮官であるバックナー中将の日記から沖縄戦を逆照射して、検証している点でもある。沖縄が組織的戦闘を終結する数日前、1945年6月18日に米軍のバックナー中将が戦史する。戦史直前までのバックナー中将の日記を入手し、翻訳して米将校側から沖縄戦を捉えて、石井の記録との比較・検討を図っている点が実に素晴らしい。住民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦。ある遺族は「沖縄では勇敢な者はみな、死んだ。臆病な者だけば生き残った」この言葉こそ、今の私たちが考え、今後も戦争しないための重要なキーワードになるではないだろうか? 追伸 私は、職業柄高齢者と対話をする機会が多くすでに40年近く、高齢者から様々なむかし話を傾聴してきた。1990年頃は「軍曹と歩兵」といった方々が、アジア・太平洋戦争の階級の事などを語ってくれた。1993年に金学順(キムハクスン)さんが、朝鮮人慰安婦として実名で名乗り出たこともあり、1990年代後半から2000代頃は、戦争の話に加えて慰安婦についても尋ねたことがあった。ある航空整備兵で満州の空港に従軍した経験のある元兵士は、あっけらかんと慰安婦の事を話し、定期的に支給される「慰安婦券」を握って、慰安所に通っていたという。そして、慰安所前に兵隊が列をなし、「早く交代しろなどと怒鳴って」慰安所の入り口を小突いたりしたと回想していた。また、別の兵士は中国慰安所では、日本人、朝鮮人、中国人の順で金額に開きがあり、将校は日本人慰安婦、下級兵は、朝鮮人や中国人慰安婦をあてがわれていたと語っていた。2010年前後からは不思議と元通信兵だった。もしくは招集されたが九州南部防衛で終戦を迎えた元兵隊が多くなった。憶測だが、通信兵だった兵隊は基本的に前線にはおらず、後方で世界の情報が筒抜けとなり、早期に撤兵して、帰国を果たしていたのかもしれない。2020年前後はほぼ兵役の経験者はおらず、「尋常小学校でしたか」と尋ねると、「失礼な、国民学校でした」としかられることも度々となった。40年前は、日露戦争を歌った「水師営の会見」や「籠の鳥」等を幾度となく聞かされたが、最近は「東京ブギウギ」や「リンゴの唄」を歌う高齢者も減り、歌謡曲を口ずさむ高齢者がほとんどで、次代の変化を感じている。

Posted byブクログ

2024/11/01

生きて伝えよ と言う使命 ガマに名簿を隠し 戦後、遺族に最後の瞬間を伝える 責任重大な仕事 責任感が強すぎる 最後を知れて嬉しい家族もいれば受け入れられない家族もいる 大変な仕事からだったと思う

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2024/10/21

玉砕の沖縄戦。斬り込みに向かう中隊長の「行きて伝えよ」の命。 隊で一人生き残った人事係の男は最期の姿を伝えるべく戦友の遺族を訪れる。投降する前に隠した記録を持って。 長い戦後を生き98歳で亡くなった男の生涯を追ったノンフィクション。

Posted byブクログ