母親からの小包はなぜこんなにダサいのか の商品レビュー
読み始めて、すぐに気づいた・・・これ、前にも読んでる。 でも、内容忘れてたので、再読。またしても普通に面白く読めた。 短編集なんだけれど、なぜか3話と4話だけ繋がっていて、なんで?って感じ。 個人的には、5話が好き。
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大学生の頃、実家から小包が届いた時、こっちでも買えるし送料が勿体無いから現金の方がいいんじゃないと言ったら、それから送られることはなく、二十年後に寂しそうにそのことを言われたことを思い出した。
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気づいたら泣いてた。 読みながら思い浮かべるのは自分の母。どれだけ愛されて心配されて育ったか、親の気持ちを考えさせられる。 そして自分の娘が巣立った時、わたしもダサい小包を送るのだろう。
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図書室。 私は20代に入ってまもなく母親を亡くしているので、そういった小包を貰ったことはないが、そういうものなのかな。と思いながら読んだ。
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最近では届いて来なくなった母親の小包はそういえばこんなだったな〜と懐かしく思った。 「小包」からこんな色んなお話が出来上がるんだな〜 とても楽しめた。
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一人暮らし経験者におなじみ、実家からの小包に関するエピソードetc。ご当地ネタの詳細な部分も含めて、とても面白かったです。
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小包ひとつに、人間模様や母の愛などたくさん詰まっていることが伝わる物語。娘としての自分と母としての自分、その両方の立場で身につまされる物語があった。最後の話が、一番心に残った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの通り、母親から送られてくる小包をテーマにした6つのお話。 本当の母親から送られる小包だけでなく、まるで田舎の母親から送られたような小包を送る農家の話や毎年送られてくる昆布の小包などどれもほんわかとするような暖かいお話だった。 個人的には母親から送られてきた小包だと偽る話が印象的だったかなー。本当のことはなしちゃいなよ!と読みながら何度思ったことか。 あとは最後の男性不審な主人公と再婚した母親とそのお相手の話も印象に残ってる。主人公の弓香の気持ちがよくわかってしまう。たぶん、同じ立場だったら私もそう思ったりそういう行動をとってしまうかもと思った。実の父の不倫により両親が離婚し、母親と二人暮らしをしていた弓香。社会人となったある日母から再婚したいと言われる。その相手『まさお』(漢字すら覚えたくないという弓香)にイライラしてしまう弓香。まさおが悪い人なわけでもない。再婚した母親とも疎遠になったある日、母親が亡くなってしまう。そんな母親から届いた最後の小包。母の子を思う気持ちにグッときてしまった。
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タイトルだけ見て「そりゃ悪かったわね」と母親をしている私は毒付き、でも手に取り読んでしまった。 じーんと沁み入る短編なのだけど、どれも都合よくいい人ばかりのいい話で、ちょっと物足りなかったかな。岩井志麻子さんの解説がもうひとつの短編みたいで さいこーです。
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田舎に暮らす母親が都会に暮らす子どもに小包を送る。都会で暮らす娘、息子が小包を受け取る。タイトルにダサいとあるが、そこには送る思い、受ける思い、それぞれの事情がある。群馬の農家からの野菜宅急便が面白かった。親なんて毒でしかない、そんな女性がプロポーズをした彼氏を親からの小包と偽っ...
田舎に暮らす母親が都会に暮らす子どもに小包を送る。都会で暮らす娘、息子が小包を受け取る。タイトルにダサいとあるが、そこには送る思い、受ける思い、それぞれの事情がある。群馬の農家からの野菜宅急便が面白かった。親なんて毒でしかない、そんな女性がプロポーズをした彼氏を親からの小包と偽って騙すか?悩むが、真実を打ち明ける。 そんな心温まる普通の心の連作短編集。
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