最後の晩ごはん 優しい犬とカレーライス の商品レビュー
最後の晩ごはんシリーズ第20作! 何と20作まで来た。こんなに長いシリーズになるとは思っても見なかった。なのに海里の道はまだ半ば。彼が役者として再び成功する日が来るのは一体何作目になるのか。 シリーズ本来の設定として、舞台となる定食屋〈ばんめし屋〉へこの世に未練を残した霊が現れ...
最後の晩ごはんシリーズ第20作! 何と20作まで来た。こんなに長いシリーズになるとは思っても見なかった。なのに海里の道はまだ半ば。彼が役者として再び成功する日が来るのは一体何作目になるのか。 シリーズ本来の設定として、舞台となる定食屋〈ばんめし屋〉へこの世に未練を残した霊が現れて、最後の晩ごはんを食べて成仏していく…というものだったのが、このところは少しそうした設定から離れて海里自身の成長や後輩・李英の試練などが描かれてきた。 今回は小説家・淡海先生の家に突然現れた黒い大きな雌犬が、淡海先生と、一緒にいた海里を突然亡くなってしまった高齢の飼い主の元へと導く。 犬を引き取り『マヤ』と名付け可愛がる淡海だが、不思議な現象が起こりだし、それは海里にも…。 となれば、当然その原因はマヤの元飼い主かと思っていたのだが、真相は別のところにあった。 プロローグで淡海先生が書き下ろした短編を海里が朗読し、その練習した動画を李英に送るシーンがあるのだが、これがこういう形で繋がるとは。 今回の作品のキーとなるマヤは勿論、正体はメガネのロイドのように人間ならざるものにも心はある。 淡海先生が描く短編も新しい視点だが、物語の方も新鮮な描き方で興味深かった。 日本古来の、万物に神が宿るという考え方に繋がるような気がして、様々なものを優しい気持ちで見つめたくなるような、そんな物語だった。 次回は李英に良い兆候が描かれると嬉しい。 ※シリーズ全作レビュー投稿あり。
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はや20巻。最初はばんめしやに時々霊がごはん食べにきて、最後のばんごはんがふるまわれて、、、からの海里が役者として成長していきどうなるか、読み続けていきたい。死別というか、この世から去る人の存在がずっと軸にあって、流れ的に、海里がいくら俳優の経験値があがることになろうとも、誰かと...
はや20巻。最初はばんめしやに時々霊がごはん食べにきて、最後のばんごはんがふるまわれて、、、からの海里が役者として成長していきどうなるか、読み続けていきたい。死別というか、この世から去る人の存在がずっと軸にあって、流れ的に、海里がいくら俳優の経験値があがることになろうとも、誰かとの死別を経験することになったらイヤだなあ。
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プロローグ/継ぐ者たち/話せたらいいのに/小説家と犬/ 物言わぬ目/見つめるもの [優しい犬とカレーライス] 犬とカレーライス?? 優しい人たちに加わるのは犬なの?どんな犬? ドキドキの出会いから見えて来るものが有る 人の想いを大切に この世にあるものへの最後のごはんが 次...
プロローグ/継ぐ者たち/話せたらいいのに/小説家と犬/ 物言わぬ目/見つめるもの [優しい犬とカレーライス] 犬とカレーライス?? 優しい人たちに加わるのは犬なの?どんな犬? ドキドキの出会いから見えて来るものが有る 人の想いを大切に この世にあるものへの最後のごはんが 次の世での支えになれば良いなぁ
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前回との間がいつもより開いたせいか、これまでの出来事や登場人物の説明がやや詳しいような気がする。親切。 海里の朗読のクオリティも、少しずつ成長している。「雨垂れ石を穿つ」いや、そんなゆっくりでもないのだけど、芸能人として成長したいというのとは違うところを目指している彼には、そうい...
前回との間がいつもより開いたせいか、これまでの出来事や登場人物の説明がやや詳しいような気がする。親切。 海里の朗読のクオリティも、少しずつ成長している。「雨垂れ石を穿つ」いや、そんなゆっくりでもないのだけど、芸能人として成長したいというのとは違うところを目指している彼には、そういう成長でもいいのかもしれない。 人によって時間の流れは違ってもいい。それが、人とは寿命の異なる生き物ならなおさらである。 今回、淡海が書いて海里が朗読する作品は『街路樹の独白』。 もっともっと長生きするはずだった木の寿命は、人間の都合で二日後に伐採されることになっていた。寿命を全うした老人ではないだろう。望まぬ夭折だろうか? 海里は街路樹の気持ちを探る。 生きていたら、人間でなくてもさまざまな感情はあるのではないか。 あれ?犬、関係無いんじゃない? いやいやいや・・・ 街路樹の最後の述懐は、なんだか宮沢賢治っぽい。 死ぬ時に誰かの幸せを願えるなら、それはきっと、幸せな幕切れなのだろうと思う。
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シリーズ第20作。 朗読の稽古に励む海里の穏やかな日常……で終わるわけもない。突然現れた黒いラブラドルレトリーバーが淡海と海里をある場所に連れて行く。 ちょっと説教くさい気もするが、読みやすい。
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淡海先生がご近所で見つけた孤独死の老人と その飼い犬だった黒い老犬。 夏バテ気味だった淡海は 一時保護したその犬のおかげで 生活のリズムを取り戻したが その犬に絡んで少し不思議なことが起きる。 記念すべき20巻目、ということですが 何か特別な事件があるわけでもなく 通常営業な感...
淡海先生がご近所で見つけた孤独死の老人と その飼い犬だった黒い老犬。 夏バテ気味だった淡海は 一時保護したその犬のおかげで 生活のリズムを取り戻したが その犬に絡んで少し不思議なことが起きる。 記念すべき20巻目、ということですが 何か特別な事件があるわけでもなく 通常営業な感じですね〜。 まぁ、このシリーズはそれが心地よいんで。
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海里の中に日々の経験が降り積もる。 降り積もったものがいろいろな人の温かさで 少しずつ解けていく。 そんなことが繰り返されて 海里も知らぬ間に 海里の朗読は人の心の奥まで届く 優しい力を手に入れる。 これまでも、そうしてこれからも 海里は内側から変わり続けるのだろう。 そう...
海里の中に日々の経験が降り積もる。 降り積もったものがいろいろな人の温かさで 少しずつ解けていく。 そんなことが繰り返されて 海里も知らぬ間に 海里の朗読は人の心の奥まで届く 優しい力を手に入れる。 これまでも、そうしてこれからも 海里は内側から変わり続けるのだろう。 そうしてロイドは…やはり素敵だ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
今回はそこまでの感動はなかったかな。見知らぬ孤独死の男性とその飼い犬が主軸だから、感情移入は少なめ。ロイドと同じような付喪神的な存在が出てきたのは新しかった。 海里と李英の次の一歩も見られたので、次回の進展に期待。
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二人との別れを終えた後に。 これまで大切にされてきたからこそ最期の瞬間に立ち会った後も起きることを信じて寄り添っていたが、目覚めないと気付いた時に朽ちないうちに助けを求めたのだろう。 夢のような出来事に立ち会っただけでなく、それを糧として新たな読み方を会得したからこそ届けることが...
二人との別れを終えた後に。 これまで大切にされてきたからこそ最期の瞬間に立ち会った後も起きることを信じて寄り添っていたが、目覚めないと気付いた時に朽ちないうちに助けを求めたのだろう。 夢のような出来事に立ち会っただけでなく、それを糧として新たな読み方を会得したからこそ届けることが出来る物語が完成したのだろうな。
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久しぶりに海里たちに会えて嬉しかった。 大きな黒い犬に導かれた先で悲しい出来事が。 人ならぬ物?の思いが切ない。 いろいろな経験を経て、海里がまたひとつ成長していくのも良い。
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