「好き」を言語化する技術 の商品レビュー
【言葉は自分でつくる】 「好き」という言葉がないとしたら、どう表現するのか? 「すばらしい」という言葉がないとしたら、どう表現するのか? この書籍では「推し」をどう表現したら良いかを説明されていますが、結局は「好き」「かっこいい」「最高」などのよく使う言葉で表現するのではなく、...
【言葉は自分でつくる】 「好き」という言葉がないとしたら、どう表現するのか? 「すばらしい」という言葉がないとしたら、どう表現するのか? この書籍では「推し」をどう表現したら良いかを説明されていますが、結局は「好き」「かっこいい」「最高」などのよく使う言葉で表現するのではなく、自分なりに「好き」という言葉を使わず「好き」を表現することになると考えます。 「好き」という言葉がなければどう説明しますか?
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三宅香帆さんの著作ということで手に取った。 自分がいいと感じたことについて、何が良かったのか、詳細に具体的に考えると言うことを長らく忘れてしまっていたなぁと気づかせてくれる本だった。 抽象的なイメージでしか考えられないと、何に自分の心が揺さぶられているのか、自分でも気づくことがで...
三宅香帆さんの著作ということで手に取った。 自分がいいと感じたことについて、何が良かったのか、詳細に具体的に考えると言うことを長らく忘れてしまっていたなぁと気づかせてくれる本だった。 抽象的なイメージでしか考えられないと、何に自分の心が揺さぶられているのか、自分でも気づくことができない。 自分の感想や心の動きを、自分の言葉で人に伝える練習を通して、自分の『好き』をもう一度見つめ直してみたいと思った。
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現代において「自分の言葉で伝える」ことのノウハウが凝縮されている。 他人の言葉で溢れているからこそ、自分の伝えたいことがいざとなるもわからなくなる。これは僕もたくさん経験してきた。 「推し」に焦点を置いていたが、文章を書くにおいて、更には「言葉で何かを伝える場面」においても大変有...
現代において「自分の言葉で伝える」ことのノウハウが凝縮されている。 他人の言葉で溢れているからこそ、自分の伝えたいことがいざとなるもわからなくなる。これは僕もたくさん経験してきた。 「推し」に焦点を置いていたが、文章を書くにおいて、更には「言葉で何かを伝える場面」においても大変有効な内容だ。 具体例も挙げて非常にわかりやすい説明になっている。改めて「伝える」機会をより増やしていこうというきっかけをくれた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分の言葉で自分の好きなものを語るには。 好きなものを語りたくても上手く言語化できず、Twitterなどのコメントで何となく自分の感情に近しいことを呟いている人のを目にして、それがいつの間にか自分の感想になってしまう。まさに自分もそのような経験があったので、自分の言葉で語る方法を書いたこの本は魅力的だった。 ・自分で言語化する前に他人の感想を見ない ・妄想して思考しまくる(元ネタ、言いたいこと 心情など) 具体的方法として ・良かった部分を具体的に ・好きなキャラや展開、印象的なセリフ、作品の特別性 ・好きな物は自分の体験や好きな物との共通点を探る(嫌いなものは反対に嫌いなものを) 他者へ伝える際は ・相手の語るものへの認識を先に確認 ・ポイント絞る 書き出し ・引用 ・自分語り いい文書は真似して、その中で真似出来ない部分で自分の個性をだす! 具体的だけど読みやすく、好きな物以外でも応用できそう。他者に惑わされず自分の感じたことを大切にしようと思わせてくれる本だった。
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Amazonの紹介より あなたの「推し」はなんですか? お気に入りのアニメ、本、漫画、映画。 応援しているアイドル、声優、バンド、YouTuber。 大好きな舞台、コンサート、ライブ。あるいは、スポーツや釣りなどの趣味も、推しに入るかもしれません。 本書は、アイドルと宝塚をこよな...
Amazonの紹介より あなたの「推し」はなんですか? お気に入りのアニメ、本、漫画、映画。 応援しているアイドル、声優、バンド、YouTuber。 大好きな舞台、コンサート、ライブ。あるいは、スポーツや釣りなどの趣味も、推しに入るかもしれません。 本書は、アイドルと宝塚をこよなく愛する著者が、書評家として長年培ってきた文章技術を「推し語り」に役立つようにまとめた1冊です。 SNS発信・ブログ・ファンレター・友人とのおしゃべり・音声配信などの発信方法ごとに、自分だけの言葉で感想を伝える技術を教えます。 ここでは特別に、少しだけそのコツをお教えします! コツ① 自分の感情を一番大切にする コツ② 妄想をこねくり回して、感想を生みだす コツ③ よかったところを細分化するだけで、あなただけの言葉になる これって一体、どういうことなんでしょう…? 本書を読めば、特別な才能や技術がなくても、あなたの感動を自分の言葉で語れるようになります。 前作「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」もそうでしたが、まずタイトルがキャッチ―だなと思いました。タイトルを見た瞬間、心の中でモヤモヤした疑問をもしかしたら解決してくれるかもしれないということで、私もそうですが、どのような内容なのか興味を惹かれたので購入しました。 内容としては、自分の好きな「推し」の魅力をどのように周囲に伝えたら、心に響くのか? 「良かった」「ヤバかった」という一言では、何が良かったのか?どの辺りがヤバかったのか?周りからしたら、「?」です。 その辺りを段階的にわかりやすく解説してくれます。 自分の言葉で伝えることや細分化によって具体的に伝わることなど、よくよく考えてみると基本的なことだとは思っても、なかなか思うようにいきません。 あえて言葉にし、知り合いに話すかのように語りかけることで、自分もできるんじゃないか、より良い文章を提供できるんじゃないかとサポートしてくれます。 伝えるまでのステップを反復しながら、スムーズに教えてくれるので、記憶としてはスーッと頭に入ってきました。 ただし、この本はあくまでも、SNSで色んな人に伝えた い人用に書かれています。生身の相手がいると、言葉のキャッチボールがリアルタイムででき、自分の気づかなかった部分も補填できるので、不特定多数に伝える人ようかなと思いました。 さらに三宅さんの若干「圧」も感じられました。優しい言葉ではあるものの、「こうだよね」「やってみたらいいじゃん」といったニュアンスも含まれている要素が伝わるようで、グイグイと読者を攻めている感覚がありました。 多くの人が伝えることで、同じ思いをもった人と繋がることができますし、三宅さん自身多くの人の「発言」を読みたいという思いもあるように感じました。 また、その裏側では、誹謗中傷といったSNSでの社会問題を少しでも無くなればよいという思いもあるように感じました。 三宅さんの考えとしては、共感する部分もあれば、疑問に感じる部分もありました。 多方面からの観点ではなく、一つの観点として考えを貫いているので、当然共感できない部分も出てしまいますが、言えることは、まずはやってみることが大事かと思いました。 頭の中だけで考えても、それが周囲に伝わるわけでもないですし、やってみないと始まりません。 なかなか周りに影響されずに伝えることは大変ですが、やってみることで、色んな発見もありますし、新たな「自分」を発見できるかもしれません。 自分の言葉だけで伝えるだけでなく、客観的に判断されることで、ダメな所もあれば、より良く自分を魅せられる可能性もあるので、その大切さを学びました。
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好きを語る上での特徴的な書き方、表現の仕方が書かれていると期待していたけれど、違った。 世の中にごまんとある、やさしい文章のかきかた本と同じ内容で薄っぺらく残念だった。 文章の書き方を書籍にするにあたり、切り口として推しをただ当てがったっていう印象。別に推しでなくてもいい。こ...
好きを語る上での特徴的な書き方、表現の仕方が書かれていると期待していたけれど、違った。 世の中にごまんとある、やさしい文章のかきかた本と同じ内容で薄っぺらく残念だった。 文章の書き方を書籍にするにあたり、切り口として推しをただ当てがったっていう印象。別に推しでなくてもいい。この内容なら。 人気ワードを使うと売れそうだから…という理由で企画され、私自身が大切にしている好きを伝えたい。という純粋な欲求を上手く利用された感じがして、とても不快な気持ちになった。
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SNSの急速な発達により、他人の言葉が流れ込みやすい時代であり、他人の言葉を自分の意見だと思ってしまうことがあると筆者は言う。どんなに拙い表現だとしても、自分の内から出てくる言葉を大切にしないと、周りの言葉に影響されて、いつのまにか、自分がなくなるような気がしていた。だけど、自分...
SNSの急速な発達により、他人の言葉が流れ込みやすい時代であり、他人の言葉を自分の意見だと思ってしまうことがあると筆者は言う。どんなに拙い表現だとしても、自分の内から出てくる言葉を大切にしないと、周りの言葉に影響されて、いつのまにか、自分がなくなるような気がしていた。だけど、自分の内から出てくる言葉は、偏りと限りがあるような気がして、クリシェのオンパレード。では、ありきたりな言葉から脱するために必要なのは何なのか、それは、細分化にあると言う。 最高→どういうところが最高なの? やばい→どういうふうにやばいの? 考えさせられる→何を考えさせられたの? 人の言葉に乗っかるのは楽だけど、自分の言葉は自分の思考そのものだと思うから、自分に問いかける言葉をいつも持ち合わせて、自分の言葉で表現し続けたい。
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自分の「好き」を語ることは、自分の人生を語ることだというところにグッときた。タイトルにひかれて手に取って読んでみたが、今の私の心境にピタリと寄り添う感じがして、読んでいて気持ちよく、ためになった。「好き」をつきつめて、自分の感情にとことん付き合えるような、推しに出会いたいと思った...
自分の「好き」を語ることは、自分の人生を語ることだというところにグッときた。タイトルにひかれて手に取って読んでみたが、今の私の心境にピタリと寄り添う感じがして、読んでいて気持ちよく、ためになった。「好き」をつきつめて、自分の感情にとことん付き合えるような、推しに出会いたいと思った。
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私には推しがいない。と、思っていたけど、この本を読んで、推しを認識・言語化できていないだけだったと気づかされました。読み進めていくと、無意識の中の推し達が目を醒まします(笑) 推しの推し方がわからない人も、推しをこれから作りたい(認識したい)と思っている人にもおすすめの一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本を読んだ後、映画を観た後、推しの作品に触れた後、この気持ちを感想として残したい!という欲求は常にありつつも、なかなかに面倒くさく結局他の人の感想を読んであたかも自分の気持ちが言語化されたように錯覚し満足してしまうことはよくある。 ただそれはハリボテの満足に過ぎない。 周りの言うことに惑わされず、まずは自分の考えや感情を言語化してみることが大切。 自分だけが読む感想ならばそれだけで十分だが、たくさんの人の目につくブログや推しへのファンレターなど、誰かに読んでもらうことを前提としているのなら、さらにそこから工夫で包まねばならない。 初見でも理解できるようなわかりやすさを心がけることが大切。 感想を書く上で重要なのは語彙力でも文章力でもなく妄想力。 「この作品はなぜこれを題材にしているのか」「なぜこんな展開なのか」「あの作品と似ている気がしたがなぜそう感じたのか」など 湧いた感情を逃さずできるだけ言語化し深掘りしていく。 それができて初めてクリシェに翻弄されない自分オリジナルの文章が完成する。
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