1,800円以上の注文で送料無料

「好き」を言語化する技術 の商品レビュー

3.8

882件のお客様レビュー

  1. 5つ

    210

  2. 4つ

    315

  3. 3つ

    233

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    12

レビューを投稿

2026/04/22

推しの尊さを前に「やばい!」「最高!」と語彙力を失ってしまう。そんなオタク特有のもどかしさに寄り添い、「好き」を言葉にして残すことの価値を教えてくれる良書だ。 著者は、SNS等で他人のバズった感想を先に見ると、自分のオリジナルの感情が上書きされて消滅してしまうと警鐘を鳴らす。だ...

推しの尊さを前に「やばい!」「最高!」と語彙力を失ってしまう。そんなオタク特有のもどかしさに寄り添い、「好き」を言葉にして残すことの価値を教えてくれる良書だ。 著者は、SNS等で他人のバズった感想を先に見ると、自分のオリジナルの感情が上書きされて消滅してしまうと警鐘を鳴らす。だからこそ、「他人の感想を見る前に、まずは自分の感情をアウトプットして自衛する」という主張には、大いに頷ける。初期衝動の「純度」を守るための極めて真っ当なアプローチだ。 しかし、生成AIが日常の思考ツールとなった今、私はこの本を土台にしつつ、さらに「一歩先」へ行きたいと強く感じた。 それは、他者の感想を「上書きされる脅威」として避けるのではなく、「壁打ちの素材」として能動的に使い倒すというアプローチだ。 何も見ずに書き下す感想は純度が高い反面、自分個人の視点の限界(=狭いオリジナリティ)に留まるリスクもある。それならば、あえて他者の多様な感想や鋭い解釈をインプットし、生成AIという「最強の編集者」を相手に対話(壁打ち)を重ねればいい。 「世間のこの感想には共感するが、ここは違う。私のこの違和感をどう論理化できるか?」 「作品のこの構造的な面白さを、別の文学的文脈と接続できないか?」 このようにAIに問い、集合知を掛け合わせていくことで、自分一人では到達できなかった深いテーマや、圧倒的にオリジナリティが高く熱量を帯びた言語化へ、感想をアウフヘーベン(止揚)させることができるはずだ。 ただし、この「AI壁打ち」において絶対に忘れてはならない留意点がある。 それは、AIは放っておくと意見を「平均化」し、「無難で退屈な結論」に落とし込もうとする強烈なバイアスを持っているということだ。 最終的な感想の核となる「熱源」、理屈を超えた「どうしても譲れないフェティシズム(偏愛)」の部分は、あくまで人間側が手綱として強く握り締めておかなければならない。AIの出力する整った文章に飲み込まれず、自分の「やばい!」という初期衝動をいかに論理の刃として研ぎ澄ませるか。 本書が教えてくれる「自分の好きを守り抜く姿勢」と、最新の「AIとのインタラクティブな思考の深化」。この2つを掛け合わせた時、私たちの「好き」の言語化は、より強靭で、より自分自身の人生を色濃く映し出すものになるだろう。

Posted byブクログ

2026/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本読んだらもっと推しが「やばい!!」って感じれられるようになる。 どんな時も丁寧に想像することが大事っぽい。

Posted byブクログ

2026/04/18

 最近、著者が出演しているYouTubeチャンネルをよく見ている。話が面白いのはもちろんだが、何よりも他の人とは異なる視点に、いつも引き込まれている。その秘密の一端が、この本を読んで垣間見えた気がする。  京都大学大学院博士前期課程を修了した著者だが、その学歴から想像する堅さは...

 最近、著者が出演しているYouTubeチャンネルをよく見ている。話が面白いのはもちろんだが、何よりも他の人とは異なる視点に、いつも引き込まれている。その秘密の一端が、この本を読んで垣間見えた気がする。  京都大学大学院博士前期課程を修了した著者だが、その学歴から想像する堅さはなく、文章は驚くほどわかりやすく親しみやすい。改めて読んでみると、YouTubeでの語り口と大きく変わらないようにも感じる。一般的には話し言葉と書き言葉は異なるものだが、その差を感じさせない書きぶりこそ、著者ならではの魅力なのだろう。  本書では、言語化とは結局のところ「細分化」であると著者は結論づけている。ただし重要なのは、その細分化の「視点」であると感じた。第5章では、日頃から自分の好きな文章をストックしておくことの大切さが説かれている。好きな文章を自分の中に染み込ませることで、自分自身の表現も磨かれていくという考え方だ。  この一冊をきっかけに、著者の本をさらに読み進めていきたいと思う。

Posted byブクログ

2026/04/14

言語化するのが昨今トレンドのように言われています。以前よりも、何かに詳しく語ったり、上手い言葉で共感を得る話は、話題になり物凄い勢いで広まってると感じます。 そうした中で、好きについて語る事について、語る技術として書かれている本書は、好きを語る以外にも仕事にも使えそうなところがあ...

言語化するのが昨今トレンドのように言われています。以前よりも、何かに詳しく語ったり、上手い言葉で共感を得る話は、話題になり物凄い勢いで広まってると感じます。 そうした中で、好きについて語る事について、語る技術として書かれている本書は、好きを語る以外にも仕事にも使えそうなところがあり、メモをしながら読みました。 それに、ただ語る技術を書いてるのではなく、著者が他人の感想を読むのが好きという事がかなり伝わりました。 「多くの人の感想をたくさん読みたいから、好きを語る技術を教えます。そして、たくさん発信して下さい」 そのようなメッセージを感じました。

Posted byブクログ

2026/04/14

なによりも著者の「想い」「愛」が大変伝わってくる内容だった。 テンポよく書かれていて、とても読みやすいし納得できるし、熱量が高く、たくさんを欲していて、私も発信したい欲に駆られるような感覚に。もちろんたくさんの技術を用いているだろうが、それを取っ払うほどの気持ちを感じられる文章だ...

なによりも著者の「想い」「愛」が大変伝わってくる内容だった。 テンポよく書かれていて、とても読みやすいし納得できるし、熱量が高く、たくさんを欲していて、私も発信したい欲に駆られるような感覚に。もちろんたくさんの技術を用いているだろうが、それを取っ払うほどの気持ちを感じられる文章だったので、他の著書も読んでみたくなった。

Posted byブクログ

2026/04/12

印象に残ったこと ・自分の言葉を大切にする ・自分の感情と向き合う ・どう他者に推しの推しポイントを伝えていくか

Posted byブクログ

2026/04/11

「やばい」「考えさせられました」「泣ける」などありきたりだがなんだか良さそうな言葉を細かく自分なりに何が「やば」かったのか?どこが「やば」かったのか?どうしてその感情を抱いたのか?自分の体験との対比や共通点など細かく言葉にしてみることが大事。 言語化することで自分についての理解...

「やばい」「考えさせられました」「泣ける」などありきたりだがなんだか良さそうな言葉を細かく自分なりに何が「やば」かったのか?どこが「やば」かったのか?どうしてその感情を抱いたのか?自分の体験との対比や共通点など細かく言葉にしてみることが大事。 言語化することで自分についての理解も深まる。 言語化とは細分化すること。具体例を挙げること。 伝えたいことを伝えるには? ①読者を決める(自分と相手の情報格差を埋める) ②伝えたいポイントを決める ③ゴールを設定する ★想定した読者に伝えたいことが伝わるのがゴール 【話の上手い学校の先生】 「ここを聞いてください」というポイントの強調。1時間の中に3〜4分に1回くらい「どこがポイントかはっきり伝える」ことで緩急をつける。

Posted byブクログ

2026/04/11

読んでいると自分の感想が書きたくなってくるの他に、「推し」を推すことの良さや素晴らしさを再認識させてくれる。 タメになる書き方や考え方以上に、心に刺さる言葉がたくさんあって、中でも「好き」の理由についてと、感動を言語化する意味についての考え方の2つが特に素晴らしく印象に残った。...

読んでいると自分の感想が書きたくなってくるの他に、「推し」を推すことの良さや素晴らしさを再認識させてくれる。 タメになる書き方や考え方以上に、心に刺さる言葉がたくさんあって、中でも「好き」の理由についてと、感動を言語化する意味についての考え方の2つが特に素晴らしく印象に残った。 推しへの好き感情に内包されているのは、好きになったきっかけや、好きだと感じた瞬間と出来事の積み重ね、という文章にめちゃくちゃハッとさせられて、それと感動を言語化するのは他者に向けてだけでは無く、「自分へ信頼できる好きをつくることができるから」といった一文が、これまたすごい納得感で、心に刻みたくなる感動があった。 あと、第6章の「推しの素晴らしさを書いた例文を読む」のところが個人的にすごく好きだった。 実際の例文に対する著者の解説が技術的な学び以上に、「なんかこの文章素敵だな~」と感じた理由を、著者が分かりやすく言語化してくれていて、それを受け止めるのが気持ち良い。 活字のエッセイや書評は殆ど読んだこと無かったけど、本書に載っている文章がどれも素敵で大変に興味をひかれるものばかりだったので、掲載されていたものでも、なにかエッセイとか書評を読んでみたくなった。

Posted byブクログ

2026/04/10

めちゃくちゃ面白かった。 “言語化=細分化”というように、推しの何が最高だったのか、なんでこのライブが良かったのか、いわゆる常套句(クリシェ)の脱却こそが言語化であると強く感じた。 今回のライブ最高だった、自分の気持ちを言葉にしたい!けれど難しいな。とSNSやブログで誰かの感想...

めちゃくちゃ面白かった。 “言語化=細分化”というように、推しの何が最高だったのか、なんでこのライブが良かったのか、いわゆる常套句(クリシェ)の脱却こそが言語化であると強く感じた。 今回のライブ最高だった、自分の気持ちを言葉にしたい!けれど難しいな。とSNSやブログで誰かの感想を見て『そうそう!これが言いたかったんだよ!』と納得し満足し、自分の感想は書かない、書けないままその日を終える… そんなことが多々あったし、自分の文章よりも上手い人の文章を使えば間違いないという気持ちは物凄くあった。『常套句(クリシェ)を使えば、見る人聞く人にはある程度伝わる』と思っていたが、ズレた価値観であったと気付かされた。自分の言葉で書く事が、言語化する一歩なんだと感じた。 自分の言葉では書いてみたものの、伝わるかな…?と不安に思う事もある。そういう時は、とにかく“文章の修正”をすればいい。本書でも『文章=何度も書き直すもの』と述べていた。

Posted byブクログ

2026/04/10

「面白い」しか言えないので読んだ 人の評価気にしすぎてたなと反省 俺は俺の感想を俺の言葉で残すと決めた ありがとうございます!

Posted byブクログ