日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 の商品レビュー
今の国際情勢を知る、最も最新の情報が網羅されている本です。それもここまで読みやすく、わかり易く書かれている本はないのではないかと思えるほどの内容でした。この本こそ、多くの日本人に読んでほしいと、考えます。そして、今日本に足らない、ナラティブ思考を日本人が持たなければならないと思わ...
今の国際情勢を知る、最も最新の情報が網羅されている本です。それもここまで読みやすく、わかり易く書かれている本はないのではないかと思えるほどの内容でした。この本こそ、多くの日本人に読んでほしいと、考えます。そして、今日本に足らない、ナラティブ思考を日本人が持たなければならないと思われました。
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国際政治に深く触れてこなかったので、もう少し真剣に学んでみようと思い購入。 こういった類の本は、専門用語ばかりで分かりにくいという偏見があったが、本書はかなり分かりやすい内容で読みやすかった。 また、あくまで筆者が中立的な立場で論じているところが個人的にとても好印象だった。 この...
国際政治に深く触れてこなかったので、もう少し真剣に学んでみようと思い購入。 こういった類の本は、専門用語ばかりで分かりにくいという偏見があったが、本書はかなり分かりやすい内容で読みやすかった。 また、あくまで筆者が中立的な立場で論じているところが個人的にとても好印象だった。 この本自体もしっかり内容が組まれているが、文中の随所で参考文献を多く紹介しており(しかも邪魔になっていない)、それらの本も読んでみようと思わせてくれるような書き方で、読んでいてどんどん知識が頭に入っていく感覚もあった。
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「中国による台湾侵攻は生じる」という前提で備えなければならない。本書の趣旨を一言でいうと、この一文かと思います。その危機感をもとに、中国・台湾だけでなく、ウクライナ戦争の当事国であるロシア・ウクライナ、パレスチナ問題の当事者のイスラエル・パレスチナ、そしてインドなど、著者の言う『...
「中国による台湾侵攻は生じる」という前提で備えなければならない。本書の趣旨を一言でいうと、この一文かと思います。その危機感をもとに、中国・台湾だけでなく、ウクライナ戦争の当事国であるロシア・ウクライナ、パレスチナ問題の当事者のイスラエル・パレスチナ、そしてインドなど、著者の言う『各国の論理』を解説してくれてます。 ところどころ文章が「あれ?」と思う箇所も散見されますが(読んだのが初版だから?)、基本的に読み易く、分かりやすいです。著者の筆力の賜物ですね。 国際法に関する記述が多いのは、きっと著者が大学時代に国際法のサークルに所属していた影響でしょうね。
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中国、台湾、イスラエル、パレスチナ、インド、そして日本とアメリカ。各国の立ち位置とその考え方や戦略がよく分かる、かなり勉強になる本でした。世界情勢を把握するうえで、この本が一番芯の部分から丁寧に説明してありました。次回作を望む!
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これからの時代、アメリカ、中国、台湾、ロシア、ウクライナ、インド、イスラエル、パレスチナと現在知っておくべき国際政治の知識についてわかりやすく解説していてよい。一気に読める。
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現在世界で争っている二国間の思いを論理と言う形で豊島さんが解説してくださいました。とても内容も理解しやすくと同時に日本と言う国の危機感を覚える内容でもありました。今後自分の生活の中で色々と考えるきっかけになりました。改めて勉強していきたいと思います。
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テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」キャスター・豊島晋作さんによる国際政治の本。 米中関係 中国と台湾関係 イスラエルとパレスチナ ウクライナとロシア 核攻撃について インドの台頭 日本の課題 本当に目から鱗のわかりやすさ! 世界を見る目がぱっと開けた感覚になりました。 ...
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」キャスター・豊島晋作さんによる国際政治の本。 米中関係 中国と台湾関係 イスラエルとパレスチナ ウクライナとロシア 核攻撃について インドの台頭 日本の課題 本当に目から鱗のわかりやすさ! 世界を見る目がぱっと開けた感覚になりました。 特にイスラエルとパレスチナ問題はニュースを見聞きしてもなんだかもやもやして理解しきれないことがあったのですが、両者の立場にたった言い分、それぞれの論理がとてもわかりやすく説明されていてすっきり理解することができました。 それにしても世界はこれだけ積み上げてきた歴史があり、みんな学校でも歴史を学んでいるのに、どうして戦争はなくならないのだろう。 この時期広島、長崎の原爆の日や終戦の日を迎えるたびにみんなが平和を思い平和を祈っているのに、世界は平和になるどころか、どんどん争いが増えているように感じて悲しくなります。 人間の力では防げないならAIが戦争しないようにしてくれないかな。 いくつもの核戦争開始の危機を、反対の主張をすることで救ってきた人たちがいて、今まだ核戦争は回避できているけれど、いつ思い違い、思い込み、誤認、誤作動、理性を失う、そんなことがきっかけで核戦争が起こるかわからないということが本当に怖いです。 そして、いざ巻き込まれたら、きっとどの国も 「国益と名誉を守らなければならない」 という論理でひくにひけなくなってしまうのでしょう。 日本の「ナラティブ・パワー」が弱い問題も知りました。 日本にいると国内にも山積みな問題はあるからそちらに目が向くけれど、いつ戦争が起きてもおかしくないようなことがすぐ近くにあることにもっと気づいて備えていかないといけないと思いました。
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2024年現在の世界情勢をとても分かりやすくまとめられた一冊。 WBSでおなじみの豊島さん。 様々な立場に配慮しながら注釈を入れて解説される語り口にとても好感がもてた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2年前(2022年8月)に出た前著の続編とも言える内容。 「えっ、2年も経ったのか!?」と一瞬驚いた。が、その後、世界は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の延長とも言える時間を過ごしているとも言える。 前著が、ウクライナ戦争を中心に、翻って、日本の現状、台湾有事を考えるということで、終盤は対中国、そこでの日本の論理を展開したが、本書は、さらに視野を広めて、多くの当事者の論理を分析している。 それもやむ無し、イスラエルのガザ侵攻などもあったものだから、ユダヤの論理、パレスチナの論理と、語らなければならない当事者が増えている。 願わくば、もうこれ以上、”当事者が”増えないでもらいたい。 前著同様に、いまや戦争というリスク抜きには何も語れないという論調で、国家間の紛争、衝突の危険性と、その実現リスクおよび、それを引き起こす各当事者の能力および論理を解説している。 国際政治の入門書としては、面白い一冊にはなっている。 折しも、ウクライナがついにロシア領内に侵攻するなど、事態は最終局面を迎えつつある。 そこにまつわる各国の、世界の動きは興味深い。本書の分析を大いに参考に、趨勢を眺めさせてもらおうと思う。
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この人のテレ東ワールドポリティクスが非常に多角的かつわかりやすい国際政治の解説だったため、本もフォローしている。国際政治の生々しいリアルと現実、なぜその行動に至るのか、なぜ紛争となるのか、核戦争や今後の可能性についてわかりやすく深掘りできる。そして日本のナラティブは何か?を深く考...
この人のテレ東ワールドポリティクスが非常に多角的かつわかりやすい国際政治の解説だったため、本もフォローしている。国際政治の生々しいリアルと現実、なぜその行動に至るのか、なぜ紛争となるのか、核戦争や今後の可能性についてわかりやすく深掘りできる。そして日本のナラティブは何か?を深く考えさせられる
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