1,800円以上の注文で送料無料

邪行のビビウ の商品レビュー

2.7

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/13

いろんな要素があり過ぎて、中盤、メインとなる出来事や状況がよくわからなくなった。 巻き込まれて犠牲になった感が強くてなんだかなぁと思ったが、それが戦争下というものなのだろう。 今まで読んできた著者の作品とは違っていた。

Posted byブクログ

2024/09/11

独裁者が治めるベラシア連邦という架空の国を舞台にして、死者を歩かせる能力を持ついわゆるネクロマンサー的な邪行師のお話。 こういうサイエンスでないフィクション話はかなり好み・・と思って読み始めたんですが。んー・・・もちろん話の核には邪行師がいるんですけど、全体的な印象としてはベラ...

独裁者が治めるベラシア連邦という架空の国を舞台にして、死者を歩かせる能力を持ついわゆるネクロマンサー的な邪行師のお話。 こういうサイエンスでないフィクション話はかなり好み・・と思って読み始めたんですが。んー・・・もちろん話の核には邪行師がいるんですけど、全体的な印象としてはベラシア連邦の反乱軍と政府軍の戦いみたいな感じが強くて。あくまでその内戦のお話に邪行師がエッセンス的な役割になってしまっているだけに感じてしまった。魅力的な題材なだけになんかちょっともったいないというか残念というか。 一番物語が大きく動くテロ行為について邪行師の能力が深くかかわっているとはいえその部分が代替できれば普通の戦記物でしかなくなっちゃう?

Posted byブクログ

2024/08/29

呪術で死者を操る邪行少女ビビウ・ニエは政府軍と反乱軍が争う戦場で何をしたのか? 直木賞作家渾身の今年ベスト級エンタメ降臨!

Posted byブクログ

2024/08/27

2024/8/26読了。 全体主義のたった一つのルールは、生を無視しろ、だ。変化は必要ない。必要なのは独裁者による永劫不変の支配のみ。 独裁者が治めるベラシア連邦のルガレ自治州で独立を求め反乱軍が決起した。この自治州では古くから死者を歩かせ呪術を使う邪行師(やこうし)の存在が知ら...

2024/8/26読了。 全体主義のたった一つのルールは、生を無視しろ、だ。変化は必要ない。必要なのは独裁者による永劫不変の支配のみ。 独裁者が治めるベラシア連邦のルガレ自治州で独立を求め反乱軍が決起した。この自治州では古くから死者を歩かせ呪術を使う邪行師(やこうし)の存在が知られていた。その呪術で死者を操る少女と彼女を取り巻く人々。戦禍に揺れる人々を描く。まあ架空の世界の印象だが、まさにロシアとウクライナ戦争を彷彿。秘密警察、密告、独裁政治下で生きる人々やるせなさが漂うがリアルに人間の業を感じさせてくれた。丹念に読ませてもらいました。

Posted byブクログ