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夜しか泳げなかった の商品レビュー

3.3

13件のお客様レビュー

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2024/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作中作もの。生まれ変わったら深海魚になるのもいちよな。本当の自分の過去の姿は必ずしもみんな明るいわけじゃない。見た目の中身も。恋愛よりも大切なもの。

Posted byブクログ

2024/10/01

死を予告された者と見送る者の立場の隔たりや苦悩、葛藤、残された者の一生逃れることのできない後悔が痛々しかった

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2024/09/08

表紙だけ見て、青春小説かなと思って読み始めたら、途中まである事件の加害者の男を彷彿とさせる主人公の一人称で、事件を思い出しなかなか読み進めるのが辛かった。 最終的には青春小説でホッとして読了

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2024/09/05

タイトルに惹かれて。 ちゃんとタイトル回収もしてくれてます。 主人公の高校教師は一体何者なのか途中までわからず、また、わかってからも、定番展開の余命モノを作中作に従え、思わぬ方向に進みました。

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2024/08/28

普通に面白かった。 最初、話が見えなくて、殺人鬼か変な妄想癖のある男の人の話かと思って焦った。 ネタバレ 誰も知らないはずの自分の過去の体験(夜だけ遊ぶ仲の同級生が病気で亡くなる)が、第三者によって美化されて小説として世に発表される話。 売る

Posted byブクログ

2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに惹かれて読んでみた。 主人公の卯之原は高校教師。自身が勤める高校にルリツグミという名で執筆活動をしている生徒、妻鳥が転校してくる。妻鳥は若者にも人気で映画化も決まった『君と、青宙遊泳』という作品を書いて、人気作家となっているが妻鳥がルリツグミであることは秘密。妻鳥が書いたその作品には卯之原の青春時代が描かれていた。卯之原は高校時代に同級生で不治の病にかかった日邑とふとしたことから同じ時間を過ごすことが多くなっていた。受験に挑む卯之原、余命が僅かな日邑。ちょっとしたことで喧嘩し、卯之原と日邑はある時を境に会わなくなった。そんなある日、病院を抜け出した日邑が駅の線路に落ちて亡くなってしまった。日邑は病院を抜け出してどこに行こうとしていたのか、目撃者によると落とした何かを拾おうとしていたようだとも言う。日邑が持っていたのは受験のお守りにもなる砂だった。喧嘩しても、卯之原のことを思っていたに違いない。卯之原も日邑も、本当の自分を出せるのが、お互いしかいなかったんだろうなと思う。二人がよく会っていたのは夜。タイトルの『夜しか泳げなかった』は、夜しか本当の自分でいられなかった、ということなのかな。家や学校では猫を被ってしまったりして…あの高校時代にお互いが自分の思うことを自由に言い合える関係ってきっとすごく大切で知らないうちに支えにもなってたんだろうなと思った。 個人的に妻鳥の担当編集者さんが良い人なんだけど勢いがあってかわいいなぁと思って好き。

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2024/08/22

タイトルと表紙に惹かれて読んだけれど、想像していた内容と印象が異なりハマりきれなかった。そういう時もある。

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2024/08/19

古矢永塔子『夜しか泳げなかった』 2024年 幻冬舎 こちらは完全にタイトルとジャケ買い。 書店に行くたびに手に取っていたのですが、積読が250冊くらいあるしと思い直していました。でも5度目くらいかな。こんなにもこの装丁とタイトルに惹かれるのなら今読まないと!と思い購入しまし...

古矢永塔子『夜しか泳げなかった』 2024年 幻冬舎 こちらは完全にタイトルとジャケ買い。 書店に行くたびに手に取っていたのですが、積読が250冊くらいあるしと思い直していました。でも5度目くらいかな。こんなにもこの装丁とタイトルに惹かれるのなら今読まないと!と思い購入しました。 イメージしていた内容とは違ったのですが、おもしろい切り口と構成でした。そして切なさと思春期の強がりというか生き様、そして病が描かれていました。 物語内の小説と現在とがシンクロしながらの展開もよかったです。 これでやっと深海の海から抜け出し、明るい海を泳いで行けるのだろうと。 #古矢永塔子 #夜しか泳げなかった #幻冬舎 #読了

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2024/08/14

『七度笑えば、恋の味』 『今夜、ぬか漬けスナックで』 『ずっとそこにいるつもり?』 と連続して面白い作品を生み続けている古矢永さんの最新作は、過去作とは趣が異なるミステリー要素を含んだ作品。 高校教師・卯之原朔也が、ふとしたきっかけで手にした中高生に人気のベストセラー小説「君と...

『七度笑えば、恋の味』 『今夜、ぬか漬けスナックで』 『ずっとそこにいるつもり?』 と連続して面白い作品を生み続けている古矢永さんの最新作は、過去作とは趣が異なるミステリー要素を含んだ作品。 高校教師・卯之原朔也が、ふとしたきっかけで手にした中高生に人気のベストセラー小説「君と、青宙遊泳」。 そこには自分が経験し封印していた物語が綴られていた。 卯之原の元に転校生として現れた覆面作家ルリツグミの正体は? 不穏な幕開けだが、物語は予想だにしない方向に転がり始めた。 作中作で描かれなかった真実を知ると切なさに打ちのめされる。

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2024/08/14

青い 現実は思ってるより美しくないけど 全てが美しくないわけじゃないよ 人の死を美化したくはないが、生きる者の希望にはなってほしい時がある 表紙に惹かれて買ったが、「ラブカは静かに弓を持つ」と同じ方(会社?)が手掛けられていた 自分の好みが丸わかり

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