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白薔薇殺人事件 の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/10/15

登場人物が多く、また過去と現在をいったりきたりするので誰が誰だか……という感じで慣れずに読み進めるのに若干時間が掛かってしまった印象。 それでも、書かれているエピソードはどれも丁寧で情景が浮かんできてからはサクサク読めるようになり、気づけば主人公と一緒に犯人探しに没頭していた、と...

登場人物が多く、また過去と現在をいったりきたりするので誰が誰だか……という感じで慣れずに読み進めるのに若干時間が掛かってしまった印象。 それでも、書かれているエピソードはどれも丁寧で情景が浮かんできてからはサクサク読めるようになり、気づけば主人公と一緒に犯人探しに没頭していた、という感じです。

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2024/10/04

タイトルと装丁に惹かれ、手に取った。 英国を舞台にしたミステリーではあるものの、 作者はアメリカ人だそう。 資産家の大叔母が亡くなったことから 25歳、作家志望のアニーがその事件の犯人探しをすることに。 その死には大叔母が16歳の時に占い師から告げられた予言が大きく関わっていた...

タイトルと装丁に惹かれ、手に取った。 英国を舞台にしたミステリーではあるものの、 作者はアメリカ人だそう。 資産家の大叔母が亡くなったことから 25歳、作家志望のアニーがその事件の犯人探しをすることに。 その死には大叔母が16歳の時に占い師から告げられた予言が大きく関わっていた?? 海外ミステリーで登場人物多数。 現在と過去が交互に繰り返され、その関係性は複雑! かなり読むのに集中力が必要とされるのに、 その集中力がなかなか保てず、苦労した。 結末は納得行くものだったけど、 いかんせん情報量が多すぎて、もう少しシンプルにまとまっていたらもっと純粋に楽しめたかも。 謎解きをする時の、主人公とその親友とのやり取りに好感が持てた。

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2024/09/30

#読了 #白の殺人事件 #創元推理文庫 #読書好きな人と繋がりたい 登場人物が多くて時間が、かかってしまった

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2024/09/25

とても良質なフーダニット。 小さな村で老婦人が死ぬ。 彼女は、ティーンエイジャーの時に宣告された「予言」にとらわれ続けた人生を送った。 「予言」が現実となり、彼女は殺されたのか。いったい誰が……? 主人公アニーの視点と、老婦人フランシスの日記が交互に語られ、徐々にフランシスを...

とても良質なフーダニット。 小さな村で老婦人が死ぬ。 彼女は、ティーンエイジャーの時に宣告された「予言」にとらわれ続けた人生を送った。 「予言」が現実となり、彼女は殺されたのか。いったい誰が……? 主人公アニーの視点と、老婦人フランシスの日記が交互に語られ、徐々にフランシスを取り巻いてきた人々や出来事が明らかになっていく構成。 アニーが日記を読むスピードと同じタイミングで過去の出来事が知れるので、謎解きの臨場感がものすごかった。すぐに没入して読んでしまった。 犯人当ての部分はもちろん手に汗握るが、フランシスの半生がとてもドラマティックで、哀しくて、心に残った。 閉ざされた狭い村のなかの複雑な人間関係をめぐる悲喜交々が事件に絡んでくるさまはクリスティを彷彿とさせる。

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2024/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても話題になっていたので。 主人公アニーの大叔母フランシスが殺されるこの物語は、犯人探しをする現代のアニーの視点と、ティーンエイジャーの頃に書いたノートのフランシスの視点が交互に描かれる。 現代でまともに見える人も、昔の姿を知ることによって、どんどん怪しく思えてくる。 面白くて一気に読めた。徹夜本としてもおすすめしたい。登場人物も結構多いし、細かな描写を覚えているうちに推理したほうがいい。 エミリー殺しの犯人は、途中でわかりやすいが、フランシスのほうは難しかった。特に動機。 あと、とても稚拙に伏線も回収してきたのに、サクソン絡みの残った謎2つがモヤモヤしたまま… 本当は寄宿舎学校に行っていた? 本当はノートPCなどを壊した? どちらも多分サクソンの嘘だろうで片付けられ、オリヴァーの最後の話も結構雑。 私の見落とし?どなたかの考察を読んでみたい。

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2024/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人の動機がわかるようで、本人の独白がないので想像するしかなかったのが残念。 フランシスがなぜ夫と結婚したのか、二人の夫婦生活がどんなものだったのか、もっと知りたかったかな~

Posted byブクログ

2024/09/01

若い頃、殺されると予言された大叔母が急死。遺産をかけて、姪の娘が親類らと捜査合戦を繰り広げるが…というフーダニットで、けっこう欺かれたのでプロットはよろし。しかし、10人くらいの登場人物が現在と50年くらい前を入り混ぜて登場し、名前も平凡なので、なかなか苦労しちゃった(^_^;)

Posted byブクログ

2024/08/31

ミステリ作家志望である25歳のアニーが主人公。 いつか殺されるという予言を信じる大叔母の財産についての会合に参加するため、アニーが彼女の屋敷を訪れる。そこにはフランシス大叔母の遺体があり、財産を受け取るために犯人を探すことになっててんやわんやするお話。 現代のアニーの話と、大叔...

ミステリ作家志望である25歳のアニーが主人公。 いつか殺されるという予言を信じる大叔母の財産についての会合に参加するため、アニーが彼女の屋敷を訪れる。そこにはフランシス大叔母の遺体があり、財産を受け取るために犯人を探すことになっててんやわんやするお話。 現代のアニーの話と、大叔母であるフランシスの記録が交互に出てくるので、登場人物を把握するのに時間がかかった。 とくに、記録にはやんちゃなティーンエイジャーとして出てくる人物が現代ではすごくいい人のようになっていたり(これもある意味伏線なのだが)してちょっと混乱した。また記録の日付と、季節の描写とが一致していないところもあるがそれは特になんの伏線でもないようだ。 全体的にはとても面白い。サスペンスの要素もあって読了するのは難しくない。ボリュームもちょうどよい。 ただ、なんとなく没頭できないところがある。 もう少し、心理的な描写や説得力が欲しいような。 序盤まで遡る伏線もあり、謎解き自体は満足でした。 伏線は全てちゃんと描かれていて、もう少し読めていれば気付けたかも…(まあ無理ですけど)、というところもよし。 ラストについてはなんとなく「アメリカっぽい…」という感じ。懐かしいけれど、映画の『プリンセス・プリンセス』みたいな…。アメリカンドリームなのか…。イギリスが舞台だけどそれっぽくないなと思ったらビンゴでした。 凝った作りのミステリで読み応えあり。 次作が出たらチェックしたいです。

Posted byブクログ

2024/09/21

主人公が探偵じゃないのが原因だと思うが、こういった類のミステリーなら必ずある犯人を指し示すための説明が薄くて物足りなさを感じた。

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2024/08/18

過去の日記を手掛かりに、現代で起こった謎を解け! スモールタウン本格ミステリー #白薔薇殺人事件 ■あらすじ 作家を志す25歳のアニーは、資産家である大叔母の弁護士から相続について話し合いたいと連絡をうけた。弁護士や相続関係者と一緒に大叔母の家を訪れると、彼女は図書館で亡くな...

過去の日記を手掛かりに、現代で起こった謎を解け! スモールタウン本格ミステリー #白薔薇殺人事件 ■あらすじ 作家を志す25歳のアニーは、資産家である大叔母の弁護士から相続について話し合いたいと連絡をうけた。弁護士や相続関係者と一緒に大叔母の家を訪れると、彼女は図書館で亡くなっていたのだ。 大叔母は若い頃、占い師から殺害される予言がされており、60年間にわたって調査していた。アニーは大叔母の調査記録を手掛かりに、殺人事件の捜査を始めるのだった。 ■きっと読みたくなるレビュー がっつり本格ミステリーすね、クリスティ作品を思い出させます。 ストーリーとしては現代でおこった事件の捜査を進めていくんですが、それと並行して60年前の出来事を大叔母の日記という形で提示されていく。過去の出来事の謎が解明されていくうちに、現代の事件も真相が見えてくるという流れです。 遺産相続、スモールタウン、過去の日記、怪しい占いのメッセージと本格ファンにはワクワクが止まりません。 さらに登場人物が大量で、かつ親族や友人など繋がりも多い。さらに過去と現在で関係性が変化してたりするのでしっかり把握しなければいけません。本格ミステリーの醍醐味っすね~、多少手間でもノートなどに人間関係図を書いて理解することをおすすめします。 主人公はミステリー作家志望のアニー、思いもよらず相続問題に巻き込まれ、大叔母の過去の出来事と事件を調査することになる。決して派手ではないんですが、じっくりと着実に捜査を読ませてくれる。村人や刑事とのやりとりも探偵小説っぽく会話の妙が楽しいんです。 人間性もどこにでもいそうな女子で愛着があって、前向きなところが好きですね。きっとこれから彼女の作家人生が始まると思うし、めいっぱい応援したくなっちゃいました。 本作の影の主役は、過去パートに登場するエミリー。これはもう彼女が悪いんじゃないと思うんだよなぁ。時代や環境に恵まれず、成長もままならないと人間ってこうなっちゃうよね。自身でも気が付いているのに、なぜ生き方の方向性を修正できなかったのか。きっと幸せになれるはずなのに… 親世代の自分としては未来世代が苦しむ姿は切なすぎるよ。 ミステリーとしては難易度は高いですね。かなり情報は提示されますが、論理性はもちろん想像力が必要です。重厚感のある謎解きで読み応えはあるのですが、個人的にはもう少しエンタメ性があると、より広く楽しまれる作品になると思いました。 とは言え、久しぶりに王道設定の翻訳もの本格ミステリーで面白かったです! ■ぜっさん推しポイント 本作、血筋がテーマのひとつだと思います。 ・大叔母フランシス、母ローラ、主人公アニー ・大叔母の友人エミリー、ローズ、ジョン、ゴードン、夫フォードと義理甥サクソン、兄のピーターとその妻タンジー まだまだ人がでてきて、それぞれ関係性があるのですが、これが奇妙で面白いんです。特にフランシスとアニーって、頭の良さや意思が強いところだったり、不安定なところが似てるんですよ。物語が進むと色々あるんですが、しかし人の縁って不思議ですよね、生き方を学ばせてくれるところがあるんです。 親族や先祖って、結婚式や葬式でしか繋がりがなかったりするので、少しずつ縁遠くなってしまう。涼しくなったらビールでも片手に、親戚のおっちゃんの家に遊びにいこうと思いました。

Posted byブクログ