紅い垂壁 の商品レビュー
1年に1冊のペースで発表され、刊行されるのが待ち焦がれるこのシリーズ。何と今回は、光文社文庫でも続けて刊行されるとのことで、ファンにとっては何ともうれしい話である。 今回は、山岳救助隊に新しいメンバーが加わるが、彼は協調性がなく、隊員に不満が募る。隊員間の関係がどうなるのか、興味...
1年に1冊のペースで発表され、刊行されるのが待ち焦がれるこのシリーズ。何と今回は、光文社文庫でも続けて刊行されるとのことで、ファンにとっては何ともうれしい話である。 今回は、山岳救助隊に新しいメンバーが加わるが、彼は協調性がなく、隊員に不満が募る。隊員間の関係がどうなるのか、興味の募るところ。 「まったく、どうしてどいつもこいつも、”北岳”なのよ」との静奈の嘆き(笑)の通り、またしても犯罪者が北岳に。 二人で谷川岳登攀中に滑落し一人が死亡、残った一人が婚約者とともに北岳に。生き残った男がザイルを切ったのではとのではとの疑いを持つ、死亡した男の妹が彼らを追って北岳に。 一方で夏実は、母親に置き去りにされ白池御池のキャンプ地に佇む少年を見つける。 母親は離婚しており、同居している愛人と北岳頂上へ向かったとか。その男は少年にDVをしており、過去に犯罪者の疑いも。 それぞれの人物たちが北岳で交錯するが、いつも変わらぬ夏実と静奈たちの活躍に胸のすく思いが今回も。
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南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ 北岳での遭難事故から始まるサスペンス。 山での誤った決断と、それを糊塗するために塗り重ねられる嘘と犯罪。それでも山に登るさらに他の犯罪者。 いつものように、北岳にはとてもたくさんのストーリーが渦巻く。 殺人事件が起きている、クズのような犯罪...
南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ 北岳での遭難事故から始まるサスペンス。 山での誤った決断と、それを糊塗するために塗り重ねられる嘘と犯罪。それでも山に登るさらに他の犯罪者。 いつものように、北岳にはとてもたくさんのストーリーが渦巻く。 殺人事件が起きている、クズのような犯罪者も描かれる。でも、そのいやらしさを北岳の自然が大きく受け止めてくれる。 そして、夏海とメイたちの山岳救助隊は、生命を救い続ける。 今回も、楽しませていただきました。 そして、今回は次につながる伏線がいくつか敷かれていたと思います。 これらの話の回収が楽しみです。
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