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爆弾 の商品レビュー

3.9

245件のお客様レビュー

  1. 5つ

    72

  2. 4つ

    93

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    6

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2025/01/01

みんなが言うほど私はハマれなかったけど (集中して読める環境で読めなかったのが理由かもしれない) 刺さった言葉はあった。 怪物(犯人)を目の前に自分に隠されたドロドロとした負の感情を暴かれ、向き合い、抗う。 警察の人達ひとりひとりがそれぞれの自己矛盾と闘いながら犯人と対峙していく...

みんなが言うほど私はハマれなかったけど (集中して読める環境で読めなかったのが理由かもしれない) 刺さった言葉はあった。 怪物(犯人)を目の前に自分に隠されたドロドロとした負の感情を暴かれ、向き合い、抗う。 警察の人達ひとりひとりがそれぞれの自己矛盾と闘いながら犯人と対峙していく心理描写が印象的でした。

Posted byブクログ

2025/01/01

ほぼ一気読み。というか一気読みじゃないと登場人物(特に警察側)多くて大混乱する、多分。 スズキタゴサクが小さな罪で捕まる。そこの取調室で都内に爆弾が仕掛けられていることを仄めかす。爆弾の場所を言うために心理ゲームを始めるスズキとなんとしても暴きたい警察側、類家。最後はスズキの勝ち...

ほぼ一気読み。というか一気読みじゃないと登場人物(特に警察側)多くて大混乱する、多分。 スズキタゴサクが小さな罪で捕まる。そこの取調室で都内に爆弾が仕掛けられていることを仄めかす。爆弾の場所を言うために心理ゲームを始めるスズキとなんとしても暴きたい警察側、類家。最後はスズキの勝ちか…? スズキのセリフ全部がヒントになる、と思うとちゃんと理解したい反面、すごく焦ったくてイライラする(笑)それがまた面白くてドンドン進む…個人的には面白かったけど、疲れてる時は読めないかも笑

Posted byブクログ

2024/12/30

一気読み。スズキにえぐられるそれぞれの中に抱えるどろどろとした感情。ぞくぞくした。 長谷部の家族はただただ可哀想。 スズキは本当にくだらない、私も死んでしまえと思う。細野さんにもう少し何かあるのかと期待してしまってた。

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2024/12/29

地理に疎い私は読み通せるだろうか…と不安だった一冊。だが、半ばを過ぎると面白さが加速度的に増したように感じた。それは、スズキタゴサクの魅力なのか…。個人的に類家さんが曲者過ぎて、なかなか感情移入できなかった。

Posted byブクログ

2024/12/29

最後まで読んだけれど、全く面白くなかった。何度も途中で読むのをやめようと思ったけどそうすべきだった。内容も頭に入りにくかった。

Posted byブクログ

2024/12/29

嫌な感じの登場人物が多くてしんどいが、ストーリーでグイグイ引っ張るから止まりはしないし、その嫌な感じの造形描写がとても上手い。その筆頭がタゴサク。とにかく人を不快にさせる人物なのにそうである描写が上手い。

Posted byブクログ

2024/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中のスズキタゴサクとの心理戦は手に汗握るものがあり読み進める手が止まらなかったが、最後までの流れなどは少し単調に感じてしまった。 この本を読んで自分の「悪」の形、「心」の形はどんなものだろうと考えさせられた。非常に人間の心理や心情を描くのが上手く、色々と考えさせられる一冊であった。

Posted byブクログ

2024/12/26

得体の知れない不気味を纏うスズキタゴサク。相対する手練の刑事たちも、気が付けばタゴサクに呑み込まれてしまう。いつどこで爆弾が炸裂するかわからない中、取り調べ室での攻防が繰り広げられる。ただし、ペースを握るのはあくまでタゴサク。登場人物はほぼ警察官だが、普通の制服警官だったり本部の...

得体の知れない不気味を纏うスズキタゴサク。相対する手練の刑事たちも、気が付けばタゴサクに呑み込まれてしまう。いつどこで爆弾が炸裂するかわからない中、取り調べ室での攻防が繰り広げられる。ただし、ペースを握るのはあくまでタゴサク。登場人物はほぼ警察官だが、普通の制服警官だったり本部の捜査一課に属する海千山千の刑事だったりと立場は様々。全体として冷めた登場人物が多いからこそ、その心にタゴサクが侵食することで自分の中の倫理観や常識、社会正義が揺さぶられて自問自答することになる。 約500ページの長編だが、主役が交代しつつテンポよく進んでいくのであっという間に読み終わる。

Posted byブクログ

2024/12/26

守るべき者、愛する物を持たず、世の中への敵対心を抱えている無敵の人。 そんな怪物が見せる、相手の心理を突く挑戦的な問い掛けと、それに抗おうとする側の警察官との心理戦に興奮しながら読み進めました。

Posted byブクログ

2024/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

☆あらすじ 『爆弾』は、東京都民を人質にとった連続爆破テロ事件をめぐる、爆弾魔と警察の攻防のストーリー。微罪で捕まったスズキタゴサクと名乗る男が、1つ目の爆発の予言を的中させるところから物語は始まる。「あと3度ある」と言われる爆発を止めるため、警察はスズキから与えられる僅かなヒントを頼りに爆弾を捜索。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。 ☆感想 太った身体に黒い苔を生やしたようないがぐり頭、太い眉、無精髭が目立つ二重アゴ、頬はぷっくり張りがある、くりっとした瞳、頭にできた十円ハゲの男 スズキ タゴサク 読み続けてるうちに自分の中で出来上がる人物像。たぶん現実の世界にいたら危険を察知して近寄らなさそう、、、笑 「ちょっと何か、閃きそうな気がします。事件が起こる気配です。秋葉原のあたりかなぁ、10時ぴったりに秋葉原の方できっと何かありますよ」からの警察が飛んできて「秋葉原で爆発です。詳細は不明。」←やばい!この小説面白い!ってなった瞬間。笑 どんな展開になるんだろうと最後までワクワクして読み続けれた。 その場の雰囲気や登場人物たちの表情、行動が想像しやすかった! スズキの喋り方、発する言葉は尋問中の警察官と同様自分もすごくイライラした!! 小説初心者だけど読みやすくて面白かった! けど最後がもうちょっと何か欲しかったかなー

Posted byブクログ