1,800円以上の注文で送料無料

とらすの子 の商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/10

こちらの作者さんの本は3冊目でした 読み終わったらどっと疲れてしまいました 理由は面白くて1日で読みきったのもありますが、後半になるにつれて人の感情が 重くのしかってくる気がしました 前半と後半で読んでいる印象が違いましたが、最後まで読みきりました 途中過激な表現があったので ...

こちらの作者さんの本は3冊目でした 読み終わったらどっと疲れてしまいました 理由は面白くて1日で読みきったのもありますが、後半になるにつれて人の感情が 重くのしかってくる気がしました 前半と後半で読んでいる印象が違いましたが、最後まで読みきりました 途中過激な表現があったので 読む方は注意してもらえたらと個人的に 勝手に思ってしまいました

Posted byブクログ

2024/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半は面白かった。 後半からストーリー的に雲行きが怪しくなって、ホラー、魔女とか呪い的な感じになって、あまり読まないジャンル、苦手な分野だった。 事件解決もしないし、警察も動かない、動けないし…。 希彦の力は、全く衰えていない、危ない存在が世に放たれてしまった、動き出した先は気になるけれど…。

Posted byブクログ

2024/08/14

面白かった。マレ様と希彦、妖しい雰囲気に皆が魅了され、異常な事がおこり、とても気持ちの悪い悲惨な死に方。終わり方も「えっ!」っていう感じで…希彦が気になる。特別掌編が期間限定で公開されていたので少しお得な気分!

Posted byブクログ

2024/07/21

 嫌いな人間や自分を虐げた人間はみんなマレ様か殺してくれる、そんな異常な事を盲目的に信じる集まり『とらすの会』を発端にして起こる惨劇の凄まじさは勿論、人間の力ではどうしようもない怪異の存在というホラーと共に人間の醜悪な部分を嫌という程克明に描写することで、独特の陰鬱な雰囲気の中に...

 嫌いな人間や自分を虐げた人間はみんなマレ様か殺してくれる、そんな異常な事を盲目的に信じる集まり『とらすの会』を発端にして起こる惨劇の凄まじさは勿論、人間の力ではどうしようもない怪異の存在というホラーと共に人間の醜悪な部分を嫌という程克明に描写することで、独特の陰鬱な雰囲気の中に「美しい異常」がひしひしと感じられた。

Posted byブクログ

2024/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の生死を掌握する万能感って、善悪のバランスの人間性をどこかおかしくしてしまうんだろうな。 利用されているように見えて、本当の悪魔はその人間の愚かさを実は高みから優雅に嘲笑ってる。 希彦は結局何がしたいのかよくわからなかったけど、トラスの魔女たちが悪魔と目合っていたことを振り返ると、純粋に目合い相手を求めていたとしか…。最後も純愛のハッピーエンドに感じた自分の酩酊心理が恐ろしい。あなどれない“美しい異常”の中毒性。 本編では味わえなかった、カクヨムの火花散る番外編の緊張感がたまらなくよかった。

Posted byブクログ

2024/07/19

2024.7.18 読了  すごい面白さだった。 なんかもう、独特のいやぁ〜な読後感が最高ですし、途中のとらすの会の全貌が明かされるまでとか、希彦とはなんぞや?とりあえず絶世の美少年なのはわかったけどなんなの?と希彦の正体に辿り着くまでとかほんと面白いの。やっぱり芦花公園先生の作...

2024.7.18 読了  すごい面白さだった。 なんかもう、独特のいやぁ〜な読後感が最高ですし、途中のとらすの会の全貌が明かされるまでとか、希彦とはなんぞや?とりあえず絶世の美少年なのはわかったけどなんなの?と希彦の正体に辿り着くまでとかほんと面白いの。やっぱり芦花公園先生の作品は間違いないですね!

Posted byブクログ

2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説には「結局人間が一番怖い」説に否定的で、それ以上に理不尽をもたらす存在の方が怖いとあったけれども、正直理不尽に訪れる惨たらしい死、そしてそれをもたらす存在そのものよりも、ここに描かれたキャラたちの生々しすぎる人生の方がよほど怖かった。 結局超常的な存在はフィクションの中でしか存在できないから。 読み手である自分たちが経験することは、恐らくはない。 だから、どこまでも他人事として読める。 例え血肉が吹っ飛ぼうが、全身から血を吹き出そうが、骨が剥き出しになろうが、そういうことをもたらす(この作中なら◯◯と称される存在)太刀打ちできない存在による攻撃にびびることはない。 でも、キャラたちが生きてきた人生は違う。 報われない人生、いじめ、他人を呪う気持ちなどなど、これはフィクションで描かれたとしても、読み手である自分たちが経験できる、もしかしたらもう経験したことだ。 自分に起こりうる話だ。 その生々しさ、遠慮なく書かれたその展開の方が余程堪えた。 そういう意味では気持ちのいい話ではなかったし、ちょっと鬱々もした。 中盤以降に訪れたトンデモ展開で宇宙猫になるまでは。 いや、本気で「???」となったので。 あとラストが割と、うん、そうですね……上げといてそう来るかの展開で、そちらも初読時は「???」となり、最後の一文で結局納得させられるという。 そういう存在でしたね。 なら、あのラストは致し方ないのかも。

Posted byブクログ

2024/07/10

仕事の昼休み中に読み進めましたが、休憩が終わる度に続きがとても気になってしまいました。 おかげさまでこの数日間は充実した昼休みを過ごせました! 芦花公園先生の作品は聖者の落角の『僕のヒーローアカデミア』や今作だと『ハリー・ポッター』など、実在する作品の名前がたまに出てきますが、下...

仕事の昼休み中に読み進めましたが、休憩が終わる度に続きがとても気になってしまいました。 おかげさまでこの数日間は充実した昼休みを過ごせました! 芦花公園先生の作品は聖者の落角の『僕のヒーローアカデミア』や今作だと『ハリー・ポッター』など、実在する作品の名前がたまに出てきますが、下手にそのような作品名を出すと作品の雰囲気を損ねてしまいそうなものですが、むしろリアリティや没入感が増す、とても上手い出し方をされている印象を持ちました。 こちらの作品を読まれた方は芦花公園先生のカクヨムにあるとらすの子の後日談?的な話もぜひお読みください。 文句なしの星5です!

Posted byブクログ

2024/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初の芦花公園さん。 人間の視野の狭さ、人間は見たいものしか見たがらない、という人の性を個々に描くのが巧みで、読んでいるこちらにもグサグサ刺さってきました。 一見するとライトノベルになるような設定が、重厚な描写や生々しい心理描写や展開で引き込まれました。 次々先が気になり、一日で読了。ホラー小説を読んだ独特の嫌な後味が尾を引いています。(褒めてます) 一体何が起きているのか、真相へ近づいていく様が鮮やかで蠱惑的でもあり、とても面白かったです。

Posted byブクログ