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暗殺 の商品レビュー

4.1

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2024/08/11

《問題提起》としては理解するが…。

2024年8月読了。

故人を尊敬していた一人としては、読み進めるのがツラかった…。又、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかハッキリさせていないので、『陰謀論』的な展開も「本当かよ…?!」と思う部分が散見されて読んでいて『隔靴掻痒の感』は否めなかった。
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2024年8月読了。

故人を尊敬していた一人としては、読み進めるのがツラかった…。又、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかハッキリさせていないので、『陰謀論』的な展開も「本当かよ…?!」と思う部分が散見されて読んでいて『隔靴掻痒の感』は否めなかった。

但し、著者のインタビューで「本作はあくまで『問題提起』であり、今後この陰謀を追及する人たちが増えてくれれば嬉しい」と語っていた通り、『あの事件を忘れるな』と云う意味では、その役割を果たしていると思う。

ただ、『黒幕の存在』や後半からの展開等については、首を傾げる点も多く、小説全体で見るといささか『龍頭蛇尾』としか言えず残念。

元々あの教会は、朝鮮戦争後に『反共』の為に作られた「西側諸国のネットワーク」的な意味合いで使われていた組織だったと云う経緯を考えると、熱心な信者でも無かった故人が「そんなに恨まれる筋合いは薄いのでは」と云うのは、些か納得の行かなかった点だ。
ただ逆に、○□新聞が、故人の事を『目の敵』にしていた理由は良く理解できた。復讐出来て良かったね、歪んだ信条の会社だから、結果的には嬉しかった?葬式の邪魔をして、その後派閥は立ち消えに成って、「復習完了」で今はホクホクなんだろうね。ケッ!

遠い将来『全ての真実が暴かれる日が来る』事を強く祈っている。合掌。

左衛門佐

2024/10/23

日本の闇がフィクションの形で作品になった。 ほぼ事実だろうという見解も多いが、フィクションであって欲しい。 内容は面白い。止まらない。

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2024/10/22

安部元総理の暗殺事件をモチーフにしたフィクション。 フィクションと分かっていても、どこまでが現実か、どこからがフィクションか分からなくなるくらいの出来栄え。 事件そのものは単独犯と言うことで、現実も小説も完結したが、その後の統一教会と政治の決別、オリンピックに絡んだ贈賄事件の逮捕...

安部元総理の暗殺事件をモチーフにしたフィクション。 フィクションと分かっていても、どこまでが現実か、どこからがフィクションか分からなくなるくらいの出来栄え。 事件そのものは単独犯と言うことで、現実も小説も完結したが、その後の統一教会と政治の決別、オリンピックに絡んだ贈賄事件の逮捕劇・・・ 安部元総理が亡くなったことで、日本の政界が大きく変わったことは確か。 その為に何かしらの裏の組織が動いていたとしたら・・・ 決してない話ではないと個人的には感じた。 下山事件の時も思ったけど、とても重厚で読み応えのある一冊。

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2024/10/21

安倍晋三元総理の暗殺をもとにしたフィクション作品。 フィクションとはいうけれど、実際はどうなのか一体何が真実なのかすごく気になった。

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2024/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

安倍晋三前総理の暗殺事件を題材にしたフィクション。実際の報道を詳細に見ていないが、シャドウと呼ばれる真犯人がいて、裏世界からの工作で前総理は殺されたという。フィクションだが、実際の事件が衝撃的だっただけに虚構に思えない。終盤謎を追っていた記者が殺されかける場面で、小説だったと思い知らされた。

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2024/10/20

安倍晋三元首相の暗殺事件の真相がこうではなかったか?というような面白さ。最近感じる右翼の影。怖いです。

Posted byブクログ

2024/10/16

限りなく☆5に近い。近年の誰もが知っている暗殺事件の真相をフィクションの形で著している。 凄いと思うのは、神戸の赤報隊の事件などを絡めているので骨太な作品に出来上がっている。先日読んだ五輪カルテルの内容ともリンクしていて興味深かった。

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2024/10/15

あの事件の犯人が報道通り◯上だなんて思っている人は、かなり少ないと思います。なので、ノンフィクションに近いでしょうね。ただ、フィクションとしているなら最後をもう少し希望ある感じで終わらせてくれたらもっと読みやすいのになと思ってしまいました。ネトウヨだとか、陰謀論者とか人を小馬鹿に...

あの事件の犯人が報道通り◯上だなんて思っている人は、かなり少ないと思います。なので、ノンフィクションに近いでしょうね。ただ、フィクションとしているなら最後をもう少し希望ある感じで終わらせてくれたらもっと読みやすいのになと思ってしまいました。ネトウヨだとか、陰謀論者とか人を小馬鹿にして、ニュースが絶対全て正しいと思っている方の、1つの気付きになってくれたら良いなと思います。

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2024/10/12

⭐︎4.9 これはまいった。お手上げである。 陰謀論の中に、埋もれている真実なのか、真実そのものが、歪められてしまっているのか?これはもう、信じるも信じないもあなた次第!と云う某テレビ番組を想起させるものかたりでありました。 今年、1番かもしれない。 安倍首相三代の歴史と、右系...

⭐︎4.9 これはまいった。お手上げである。 陰謀論の中に、埋もれている真実なのか、真実そのものが、歪められてしまっているのか?これはもう、信じるも信じないもあなた次第!と云う某テレビ番組を想起させるものかたりでありました。 今年、1番かもしれない。 安倍首相三代の歴史と、右系結社の歴史、そして旧統一教会の成り立ちと現在。 一つ、二つ先の世代の歴史学者が、何らかの結論に達することができるかもしれないが、昭和初期の暗殺の史実と、安倍元総理の暗殺の事実がどう絡んでいて、連綿と続く『何かが』どのようなものことの作用でそのトリガーを引くことになったのか。 実に興味深い。 そして今なお未解明のケネディー暗殺事件と、これを結びつけ。ある意味それを模倣するかのような企てを、本当に立案し実行する者がいたのか。 日本の近代史の暗部の底なしの井戸を覗き込むような体験をしました。 面白かった。

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2024/10/11

虚実の境界線が全くわからないノンフィクションに近い傑作フィクション。実名でなくてもほぼほぼ理解できる内容で、これ実名でやったら著者が暗殺されるかもしれん、ほどのヤバイ内容。事件の真相として報道されていることがほんの表層に過ぎないことは感じていたが、ここまで断定的に描かれるとあっけ...

虚実の境界線が全くわからないノンフィクションに近い傑作フィクション。実名でなくてもほぼほぼ理解できる内容で、これ実名でやったら著者が暗殺されるかもしれん、ほどのヤバイ内容。事件の真相として報道されていることがほんの表層に過ぎないことは感じていたが、ここまで断定的に描かれるとあっけに取られた感じではある。ケネディの時のソ連のスパイであるリー・ハーヴェイ・オズワルドというスケープゴートに勝るとも劣らない隠蔽っぷりを赤裸々に描く本作、絶対に読んで損はない一冊。

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