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エブリシング・バブル 終わりと始まり の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2026/03/16

 . ロシアや中東での軍事紛争の勃発、そして、関税が武器化され激しさを増す貿易戦争。 2020年代に入ってからの世界情勢の急激な動きに、「これから、どうなってしまうのだろう?」と不安に感じています。 このため、現在の世界情勢を解説した本については、信用できそうなものを選んで、読む...

 . ロシアや中東での軍事紛争の勃発、そして、関税が武器化され激しさを増す貿易戦争。 2020年代に入ってからの世界情勢の急激な動きに、「これから、どうなってしまうのだろう?」と不安に感じています。 このため、現在の世界情勢を解説した本については、信用できそうなものを選んで、読むようにしています。 この本の著者はトルコ出身。 16歳で国際生物学オリンピックのチャンピオンになった後、日本留学1年で東大に合格し修士号も取得。 日本の証券会社での勤務経験もあるという、優秀かつユニークな経歴を持つ人物のようです。 そんな”日本通”でもある著者は冒頭で、「日経平均は近いうちに5万円に到達し、2050年には30万円になる可能性がある」と主張しています。 なぜ日本に、そんな「バラ色の未来」が来るのか? 大きく3つのPartに分けて、その理由を説明しています。 Part1は、中国とアメリカという2大国が抱える問題点について。 中国については、”不動産バブル”やコロナ対策の後遺症など、経済面で良くない材料が揃っていることは認識していました。 急速な国力低下が現実化するかはともかく、少なくとも、中国共産党も従来通り強気一辺倒ではいられないようだと、理解しました。 Part2は、世界各地で起こっている紛争、対立について。 中東問題については、日本も無関係ではいられないのだということを、再認識しました。 強固に見える中露の関係や、強国になりつつあるインドについても、長い視点で見る必要があると、教えてもらいました。 Part3は、では日本はどうしたら良いかについて。 サラリーマンの税金が“給料天引き”になっていることにより、税金に意識が向かない人が多いこと、このため、政党や政治家に対して「払った税金に見合った施策を立案・実行して欲しい」という世論が形成されないことについては、改善の余地がありそうだと感じました。 米ソが冷戦状態にあった時の日本は、繁栄を謳歌することができた。 同様に米中の冷戦が続けば、日本に追い風が吹く。 本書全体を乱暴に要約すると、このようなことなのだと理解しました。 では日本は、その追い風を活かすことができるのか? 正直、現在の日本や日本人には、それだけの活力がないのではないかと、疑問を感じました。 今回のチャンスをモノにできるように、国のベクトルを合わせる施策の展開や世論の形成が、必要なのかもしれないと、素人ながら考えてしまいました。 とはいえ、現在の強国のパワーバランスが、日本にプラスに働く可能性があるという著者の主張には、希望も感じました。 混沌とした世界情勢を読み解き、それをプラスの力に変えて国力を維持向上させる。 そのような「したたかさ」が、日本には必要なのかもしれませんね。 世界情勢は時事刻々と変化しているので、今後も関係する本を読んで、学んでいきたいと思います。 .

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2026/03/04

経済を見るにあたり、やはり対局感のある味方が必要だと感じた。特に知性学の知識は宗教や歴史といった全体的な知識が必要になるということをよくわかった。 2024年に発行されているが、まさに今起こっている。各事象に紐づいているのがよくわかる。

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2026/01/25

トルコから来た人。日本語ペラペラだなぁ。そして読みやすい。政治と宗教、地政学と戦争。人口減少とAIの親和性。日本人に見えてない日本を見ていて面白いな。 これからは不動産、金、国債

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2026/01/22

本書が書かれた時点では、第二次トランプ政権はまだ誕生していない。 ここで書かれていることは、トランプ政権であってもなくてもアメリカは中国とのデカップリングを狙っており、とりわけ製造業を中国に依存することのリスクを極度に嫌っているということである。トランプ政権では、製造業のアメリ...

本書が書かれた時点では、第二次トランプ政権はまだ誕生していない。 ここで書かれていることは、トランプ政権であってもなくてもアメリカは中国とのデカップリングを狙っており、とりわけ製造業を中国に依存することのリスクを極度に嫌っているということである。トランプ政権では、製造業のアメリカへの回帰を図っていたが、実際にそれは容易いことではなく、むしろ非現実的でさえある。著者の見立ては、中国に変わり同型国である日本にその役割を担わせたいのであろうというアメリカの本音である。技術的にもスケール的にもそれ可能なのが日本であり、円安を容認することでその実現性はより高くなるという事だ。 著者は他の著書でも、日経平均が30万円を超える可能性を言っているが、その根拠の一つがこの仮説であることが分かる。グローバライゼーションがもたらした、中国への過度な依存とそれに伴う先進国の製造業の衰退、そして中間層の衰退。トランプ第二次政権はすでに発足1年を迎え、イランの各施設の破壊、ベネズエラへの電撃的侵攻や、軍事力の行使を示唆しながらグリーンランドの併合を迫るなど、国際法を微塵も顧みないトランプの外交には歯止めが効かなくなっている。これらは中露に対する対抗手段としての実力行使であろう。第二次世界大戦後に作られた国連を中心とした世界秩序は崩壊しつつあるなか、日本の立ち位置が問われている。

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2025/12/25

地政学について学べる良本だった アメリカ、中国の先行き、ロシア・ウクライナや中東などの紛争の根源的理由について詳しく述べられていた

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2025/11/19

「日経平均は30万円になる」論者のエミン氏のご著書。これからの日本は地政学的要因を追い風に一人勝ちするなどの意見もふくめてトンデモ論に聞こえますが、これからのインフレなどを考えると無いこともないのかも。印象に残ったのは「AIと自動化が進むため、近い将来には人口減少はプラス要因とな...

「日経平均は30万円になる」論者のエミン氏のご著書。これからの日本は地政学的要因を追い風に一人勝ちするなどの意見もふくめてトンデモ論に聞こえますが、これからのインフレなどを考えると無いこともないのかも。印象に残ったのは「AIと自動化が進むため、近い将来には人口減少はプラス要因となる」という指摘。確かにあり得なくもないかも。いろいろ刺激的な一冊でした。

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2025/11/08

もう少し早くエミンさんを知っていればと後悔しています。日本経済を地政学的な観点も交えて解説されており、これからの日本の経済を前向きに考えられるようになりました。 日経平均が5万円を超えた今、エミンさんが唱える「日経平均30万円」という見通しにも現実味を感じます。 これまでアメ...

もう少し早くエミンさんを知っていればと後悔しています。日本経済を地政学的な観点も交えて解説されており、これからの日本の経済を前向きに考えられるようになりました。 日経平均が5万円を超えた今、エミンさんが唱える「日経平均30万円」という見通しにも現実味を感じます。 これまでアメリカ株に投資していましたが、これからは日本株、特に半導体分野にも投資してみようと思います。アメリカと中国に挟まれた日本は一見不安定に見えますが、地政学的にはむしろ有利な面も多くあります。 さらに、半導体製造装置や材料分野では日本が大きなシェアを持っています。「失われた30年」という言葉に惑わされず、自分が生まれた国に希望を持ちたいと思いました。 エミンさんが日本に来てくれて本当に良かったです

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2025/10/04

オーディオブックで聞きました。 とても勉強になる本でした。日本の未来は明るいと感じました。 中国との関係、アメリカとの関係、それらのことをわかりやすく解説されています。 中国の不況が、日本の後景気につながっているとか、地政学的に日本の存在がどんどん高まっているなどなど、とても勉強...

オーディオブックで聞きました。 とても勉強になる本でした。日本の未来は明るいと感じました。 中国との関係、アメリカとの関係、それらのことをわかりやすく解説されています。 中国の不況が、日本の後景気につながっているとか、地政学的に日本の存在がどんどん高まっているなどなど、とても勉強になっています。 3年後位にもう一度聞き直したいなと思いました。 NISAをやっていて本当によかったです。

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2025/09/06

トルコ出身のエコノミストである著者が、地政学の視点から見る今後の世界経済の方向性について述べた一冊。 「日経平均30万円説」で話題になりました。この日経平均30万円というのは、本当かなあと疑って見てしまいますが、著者が指摘する、地政学的に見た考え方は興味深いものだと感じました。 ...

トルコ出身のエコノミストである著者が、地政学の視点から見る今後の世界経済の方向性について述べた一冊。 「日経平均30万円説」で話題になりました。この日経平均30万円というのは、本当かなあと疑って見てしまいますが、著者が指摘する、地政学的に見た考え方は興味深いものだと感じました。 ・アメリカの「AIバブル」は遠からず弾け、そのマネーの動向は地政学に影響される ・地政学的に見て、米中新冷戦と呼ばれる状況が始まる ・中国に投資されたマネーの退避先として、安全性の高い日本に向かう ・ある程度インフラや人材が揃っていて製造業が盛んな国は、結局、日本しかない ・TSMCの日本進出は、台湾有事を想定した「疎開」 ・AIの発展による省力化は、人口減少が進む日本の追い風となる ・日本がデフレマインドからインフレマインドに切り替わる時代の転換点がやってきている 気になった項目を少し書き出してみましたが、著者の主張がよく分かります。必ずしもすべて楽観視するつもりもありません。本文中で指摘しているとおり。国民の責任も求められます。大きな時代の転換点でることを認識し、的確な行動をしていきたいものです。 ▼変動の時代に生き残るためには何が必要か。私はかねて、大局観を持つことの大切さ、ストーリーで考えることの重要性を訴えてきた。この能力は、混迷を極める世界にあっていっそう重要になる。 ▼まずは、いったい何が世界経済に影響を及ぼしているのか、大きな枠組みで捉えなくてはならない。私は、その最大の要因は「地政学」だと考えている。歴史を振り替えれば、それは明らかだ。 ▼歴史を振り替えると、どの民族の繁栄も低迷も自分たちの力量だけではなく、地政学的要因が大きい。ゆえに、日本の長期低迷の背景にも当然、地政学的要因が大きく影響していたと見るべきだ。 ▼日本人は変わるまで時間がかかるが、いざ変わった時は「右に倣え」で一瞬のうちに切り替えることができるからだ。マインドがデフレからインフレに変わった途端、日本でも消費や投資が活発化していく。 ▼日本の場合、古来、「八百万の神」といって、無限に近い神の存在を受け入れてきたからか、キリスト教やイスラム教のような、一神教同士の争いごとに対して、きわめてナイーブな面がある。一神教は、ともすれば他の宗教を認めず、排他性を強める傾向があり、それが高じて戦争を繰り広げることすらある。ゆえに、地政学リスクを紐解くためには、その裏側にある歴史宗教学的な観点が絶対に必要なのだ。 ▼日本では増税を伴う防衛費の増額に反対する一定の勢力があるようだが、もはやそのような悠長なことを言っていられる地政学的情勢ではないことを、日本国民一人一人がしっかり胸に刻み込んでおく必要がある。 ▼さまざまな国家の政治家を見て思うのは、政治家が時代をつくるのではなく、時代が政治家をつくる、ということだ。つまり、その時々の時代の要請に合った政治家が輩出される。そして、その政治家を選んでいるのは、ほかならぬ国民だ。日本の政治家は、日本の国民によって選ばれている。 ▼日本を今以上によい国にしたいからといって首相をどんどん入れ替えたとしても、恐らくよくはならないだろう。大事なのは首相ではなく、その下で働いているスタッフ、官僚、そして一人一人の個人である。私たち個人が変わらなければ、日本を変えることはできない。 ▼なぜ「納税者」という経済的概念において右寄りの政党が出てこないのか。これは多くの日本人に納税者という意識が希薄だからだ。 ▼プラットフォーマーやソフトウェア産業は、とりあえず製品をリリースしてみて、何か問題があれば、それを都度修正していくことで徐々に完成へと近づけていく。それと同じことを、完璧主義者に近い日本やドイツはどうもうまくできない。これは国民性に根差したものだから、仕方ないだろう。日本人はなぜか米国で行われていることに対して、盲目的に追従しようとする傾向がある。だが、別に日本が米国化する必要など、どこにもない。 <目次> プロローグ 世界経済の未来を「ストーリー」で読む 1 2つの大国が抱える苦悩(習近平の訪米が意味すること2 世界の地政学リスクを読み解く 3 新冷戦の中で日本が生き残るための活路を考える

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2025/07/13

地政学と経済の動きを分かりやすく、かつ日本を中心に論じていて理解しやすい。自分ごととして捉えることが出来る。 これまで私が読んできた地政学の書籍は、得てしてリスクに関する言及が多いイメージだが、本書ではリスクに加えチャンスも多く提示されている。これほど前向きな気持ちにさせてくれ...

地政学と経済の動きを分かりやすく、かつ日本を中心に論じていて理解しやすい。自分ごととして捉えることが出来る。 これまで私が読んできた地政学の書籍は、得てしてリスクに関する言及が多いイメージだが、本書ではリスクに加えチャンスも多く提示されている。これほど前向きな気持ちにさせてくれたのは初めてかもしれない。 食わず嫌いで、なかなか理解出来ていなかった中東案件も、ぼんやり分かるレベルに押し上げてくれたと同時に、勉強不足であることを知らしめてくれた。 本書も含めて、人口減少が追い風だとの思想が広がりつつあるのだろうか。現場ではまだ実感が湧かないのが正直なところだが、最適化に向かいつつあるのだと信じること、最適化の波に乗り遅れない施策を打ち続けることが大事なのだろうと思う。

Posted byブクログ