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エブリシング・バブル 終わりと始まり の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/08/19

今までの本より地政学的な観点が多めかと思う 。トルコ出身のためか中東情勢にかなりのページ数を割いており、自分にとってはありがたかった。

Posted byブクログ

2024/08/16

実は、タイトルになっている「エブリシング・バブルの崩壊」に関する説明はそれほど厚くない。 著者にとって、「エブリシング・バブルの崩壊」は所与の前提ということだろう。 むしろ日本経済をとりまく国際情勢の分析がメインとなっている。 株式相場の短期的な動きを予想するようなものではなく、...

実は、タイトルになっている「エブリシング・バブルの崩壊」に関する説明はそれほど厚くない。 著者にとって、「エブリシング・バブルの崩壊」は所与の前提ということだろう。 むしろ日本経済をとりまく国際情勢の分析がメインとなっている。 株式相場の短期的な動きを予想するようなものではなく、長期的にみて日本の証券市場には希望があることを説明している(もちろんリスクの説明もあり)。 本書の評価は色々とあるだろうが、著者が頭のよい人であることは理解できた。 以下、本書における著者の主張で印象に残ったところを二つほど。 (1) 日本の政治の質が悪いのは、市井の人たちが政治に興味がないから。もっと政治に関心を持つ人が増えれば、優秀な政治家が選ばれるようになるはず。そのために、納税者の権利を代弁する政党の出現が望まれる。 (2) 日本は今まで少子化に本気で取り組んだことはない。本気で少子化対策を行うつもりがあれば、年収800万円以上程度の中産階級に属する世帯の可処分所得を増やすべき。

Posted byブクログ

2024/08/11

著者は、近年の世界的な出来事を例に挙げ、これらのリスクが市場にどれほど大きな影響を及ぼすかを分かりやすく説明している。たとえば、地域紛争がエネルギー供給に及ぼす影響や、経済制裁がグローバルサプライチェーンをどのように変えるかといった点が具体的に描かれている。 経済の複雑さを理解...

著者は、近年の世界的な出来事を例に挙げ、これらのリスクが市場にどれほど大きな影響を及ぼすかを分かりやすく説明している。たとえば、地域紛争がエネルギー供給に及ぼす影響や、経済制裁がグローバルサプライチェーンをどのように変えるかといった点が具体的に描かれている。 経済の複雑さを理解する上で必読の一冊であり、特に地政学リスクについて考える際の重要な視点を提供してくれた。この知識を基に、今後の市場動向をより慎重に見極めることができるようになると期待している。

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2024/07/28

【評価】 内容   :★★★★☆ 読みやすさ:★★★☆☆ 難易度  :★★☆☆☆ ボリューム:★★☆☆☆ 【所感】 地政学を中心に今後のグローバルマネーの行く先を考察した一冊。米ソ新冷戦における中国や日本、インド、中東(イスラエル、イラン)などの立ち位置や地政学的リスクも書かれ...

【評価】 内容   :★★★★☆ 読みやすさ:★★★☆☆ 難易度  :★★☆☆☆ ボリューム:★★☆☆☆ 【所感】 地政学を中心に今後のグローバルマネーの行く先を考察した一冊。米ソ新冷戦における中国や日本、インド、中東(イスラエル、イラン)などの立ち位置や地政学的リスクも書かれている。今後AIが本格的に社会実装されると仕事がなくなる人が増えるのは不可避。そうなるとベーシック・インカムの導入が考えられるが、それを実行しようとした際に減少している日本の人口が良い方向に働くとしている。その他さまざまな要因で海外マネーが日本に流入するという展開。歴史宗教観点での地政学はしっかり学ばないと今起きている事象の根本理由が見えないのでもっと勉強しようと思った。読みやすく頭にも入って来やすい一冊だった。

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2024/07/19

目新しいものはなにもない。 地政学の話が8割。 なら他の本で充分 世界的な金融緩和が資産バブルをもたらした。

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2024/07/14

今後の経済の見通しを、地政学という観点から俯瞰するきっかけを提供してくれた。新しく認識した点としては、フィリピンが地政学的に米中新冷戦の重要な拠点となることである。

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2024/07/12

23年間の調整を経て、2013年から2053年まで日本株は上昇トレンドに入るというのが筆者の考え方。これから日本に強烈なインフレが起こるという見解に共感できるようであればこの本のいう30年の時を経て日経30万円を超えるというのはあり得ると思う。新NISAでオルカンやS&P500一...

23年間の調整を経て、2013年から2053年まで日本株は上昇トレンドに入るというのが筆者の考え方。これから日本に強烈なインフレが起こるという見解に共感できるようであればこの本のいう30年の時を経て日経30万円を超えるというのはあり得ると思う。新NISAでオルカンやS&P500一辺倒に疑問を持つ人は読んでみると自分の考えがまた整理できるかもしれない。

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2024/07/28

面白かったし、かなりさっくり読める。 動画やテレビなどでエミン・ユルマズ氏が発言している内容が流れに沿って説明されており、 納得感のある内容だった。 情報が駆け巡りあらゆるソースにアクセス可能な時代だが、 情報というものはこういった書籍に比べるとやはり分断されたものが多く、 ...

面白かったし、かなりさっくり読める。 動画やテレビなどでエミン・ユルマズ氏が発言している内容が流れに沿って説明されており、 納得感のある内容だった。 情報が駆け巡りあらゆるソースにアクセス可能な時代だが、 情報というものはこういった書籍に比べるとやはり分断されたものが多く、 単語同士をつないでも接続詞次第で意味が変わってくるように、 受け取り方や情報同士の繋ぎ方でかなり差が出てしまうなと。 (バイアスがかかるという意味で) また、切り取り方でも意味合いが変わってしまうので、 「本で読む」ということはやはり大切だと思う。 ・日経平均はこれから伸びていくがリスクもあるよ ・新冷戦時代の流れはこうなりそうだよ ・地政学リスクも当然あるよ  などなど 個人的にはこれを読んで感じたことは、 やはり資本主義観点のグローバリズムからの脱却、 ナショナリズムの台頭といった過渡期の中にいるということが、 世界的な流れなのではないかと感じている。

Posted byブクログ

2024/07/02

 トルコ出身エコノミストの地政学的視点と日本観を知りたいと思い購入した。簡潔な文体で読みやすく、3時間かからずに読むことができた。  地政学部分は納得できることが多く、自分とは別視点からの言語化を楽しむことができた。予言書ではないので話半分な部分もあるが、著者の経歴からどういった...

 トルコ出身エコノミストの地政学的視点と日本観を知りたいと思い購入した。簡潔な文体で読みやすく、3時間かからずに読むことができた。  地政学部分は納得できることが多く、自分とは別視点からの言語化を楽しむことができた。予言書ではないので話半分な部分もあるが、著者の経歴からどういった分析が生まれるのかを知ることで深く考えることにつながった。  後半はやや日本に期待を変えすぎにも思える。こんな日本にして欲しいという日本人へのエールと受け止めたい。

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2024/06/22

米中、二つの大国の状況、 世界の地政学など、とてもわかり易く 書かれており、勉強になった。 特に中国、ロシアの関係については 興味深い内容だった。 人口減少がこれからのAI時代には メリットになるという点も納得する。 しかしながら、日本の未来が楽観視 しているのは、ちょっと賛...

米中、二つの大国の状況、 世界の地政学など、とてもわかり易く 書かれており、勉強になった。 特に中国、ロシアの関係については 興味深い内容だった。 人口減少がこれからのAI時代には メリットになるという点も納得する。 しかしながら、日本の未来が楽観視 しているのは、ちょっと賛同出来なかった。 逆に悲観的な典型的日本人の私には この様な意識改革が必要なのかもしれない。

Posted byブクログ