存在の耐えられない愛おしさ の商品レビュー
彼女の存在を知ったのはなんでだったか思い出せない。 が、話題になった(この本にも収録されている)“パパと私”を読んだのは発刊後だと思う。 本を読めなくなって久しい。 今年も数冊チャレンジしているが読み切ったのはこれが初。 いちばん好きなのは“わたし” 少し泣いた 山口さん...
彼女の存在を知ったのはなんでだったか思い出せない。 が、話題になった(この本にも収録されている)“パパと私”を読んだのは発刊後だと思う。 本を読めなくなって久しい。 今年も数冊チャレンジしているが読み切ったのはこれが初。 いちばん好きなのは“わたし” 少し泣いた 山口さんとのやりとりも好き
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亜和ちゃんが出版区で、 「知らない人の知らない話読んでなにが面白いの?笑」って言った時から私はこの人に興味が出た。 私の長年のプチコンプレックスに同意する人がこの世にいたなんてと感動すらした。 どんなにおもしろいと言われてるエッセイでも、その人に興味が持てないと私は途中で挫折して...
亜和ちゃんが出版区で、 「知らない人の知らない話読んでなにが面白いの?笑」って言った時から私はこの人に興味が出た。 私の長年のプチコンプレックスに同意する人がこの世にいたなんてと感動すらした。 どんなにおもしろいと言われてるエッセイでも、その人に興味が持てないと私は途中で挫折してしまう。 亜和ちゃんのことを知りたいと思ったからか、この本は一気読みでした。 言語化できない感情や現象を表現するのが上手な人。わかる〜と異世界…!が混在する人。
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エッセイってあんまり好きなジャンルじゃないと思っていたけど、面白かった。 共感する内容でもないし、感動するわけでもないのに、読むのが止まらなかった。 こんなに惹きつけられたのは何でだろう? 〇〇は××だ。みたいな決めつけがなくて読みやすかったのかな。最新作も読みたい。
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noteの記事「パパと私」が話題となった彼女は一体"何者"なのか__ 俯瞰的で淡々とした語り口の中、感情の起伏を表すように文章が熱を帯びる箇所があった。何者かになりたくて、抗って、苦しみ、羨んだ...亜和さんの飾らない言葉が胸を打つ
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あわさんというお名前、漢字は違うけどその音がイメージするままに、触ったら弾けて消えそうで泡の膜の内側から外を見てるのか、外側から内にいてわちゃわちゃする人たちを見てるのか、独特な雰囲気でした。 読みやすくてすらすら入ってくるのに、なんでしょう。確かに伊藤亜和さんの世界がある。 知...
あわさんというお名前、漢字は違うけどその音がイメージするままに、触ったら弾けて消えそうで泡の膜の内側から外を見てるのか、外側から内にいてわちゃわちゃする人たちを見てるのか、独特な雰囲気でした。 読みやすくてすらすら入ってくるのに、なんでしょう。確かに伊藤亜和さんの世界がある。 知らない単語はないはずなのに、伊藤亜和さんの翻訳で世界を見てる感じ。
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『引き出しが多い、おもしれー女』 伊藤亜和さん、めっちゃ失礼でごめんなさい。 でも心の底からリスペクトしての表現です。 ポッドキャストも聴いてます。 さくらももこみがあるというか、中央線沿いに住んでいた頃の星野源みがあるというか。 作中に"清濁併せのむ"とい...
『引き出しが多い、おもしれー女』 伊藤亜和さん、めっちゃ失礼でごめんなさい。 でも心の底からリスペクトしての表現です。 ポッドキャストも聴いてます。 さくらももこみがあるというか、中央線沿いに住んでいた頃の星野源みがあるというか。 作中に"清濁併せのむ"という表現が出てくるのだけど、筆者の文章もこんな感じ。 これまで読んできたエッセイって、ゆとりや余裕があって丁寧な暮らしを匂わせていたりとか 時間とお金に糸目をつけずに旅と食を満喫してたりとか 浮世から数センチ離れてるような、庶民的とは言えない作品が多かったのだけど 今作は、大卒後フリーターとしてわかりやすくどこかに所属しているわけではない、何者でもない若者のむちゃくちゃパーソナルな部分を曝け出している日々のエッセイ。 実際、知らない怪しいおじさんの前で服を脱いでいる筆者。 かといって無鉄砲ではなく、もちろん下品なわけでもなく、むしろIQは高そう。 静謐なのに、胸裏では箴言とも取れるようなことをたくさん考えている。 それがこの本一冊に、彼女なりの耐えられないくらい胸がいっぱいになるのに面と向かってはうまく伝えられない愛おしさとしてぎゅぎゅっと綴られている。 習い事を"習い事"としか書いてこなかったことでエンタメみが増すP128〜のチャプターに痺れ、時間が経つのを忘れてあっという間に読んでしまった。
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若さの危うさと言葉のチョイス。 たまに笑って吹き出したり。 才能ですねー。おもしろいです! 小説とか読んでみたいです。
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ジェーン・スーさんが絶賛してたのでいつかは読みたいと思ってて、いまだと思って買いました。よかった。共感はあまりしないし考え方自体がめちゃくちゃ好き!という感じではないけど、言葉の選び方は好き。小説も書いてらっしゃるのかな?読んでみたいな。
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図書館で予約順がきて借りたんだけど、いまだにどうして予約したんだったか思い出せない。 他の方のように、ジェーン・スーさん経由だろうか? エッセイって、だいたいどんな人か知ってる人のを読むことが多いんだけど、え?誰?っていうのは、あんまりない。 祖父母とのお話がよかったな。 ち...
図書館で予約順がきて借りたんだけど、いまだにどうして予約したんだったか思い出せない。 他の方のように、ジェーン・スーさん経由だろうか? エッセイって、だいたいどんな人か知ってる人のを読むことが多いんだけど、え?誰?っていうのは、あんまりない。 祖父母とのお話がよかったな。 ちょっとほっこりできて。 *** noteで話題となった「パパと私」の著者、待望のエッセイ本!
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2024.10.18発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた1冊。自分の人生がこれからどうなるかわからない、自分のやりたいこともできることもわからない——そんな漠然とした不安を抱えながら生きてきた経験と、その時々考えたことを赤裸々に、ユーモアたっぷりの文体で綴っている...
2024.10.18発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた1冊。自分の人生がこれからどうなるかわからない、自分のやりたいこともできることもわからない——そんな漠然とした不安を抱えながら生きてきた経験と、その時々考えたことを赤裸々に、ユーモアたっぷりの文体で綴っている。 飾っていない伊藤亜和さんの人柄に触れるたびに、ポジティブにさせてくれた一冊だった。僕も自分の身に起きた面白いことや楽しいこと、悲しいことさえもこんな風に綴れたらなと思う。
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