人類は宇宙のどこまで旅できるのか の商品レビュー
星間旅行宇宙船の推進技術を物理学でできるかできないかを解説。著者のこの分野への愛を感じる。 これまで通り、機械、人間と進んできた宇宙探索は火星や別の恒星でも同じであろう。ただ化学式のロケットエンジンなら火星まではいけるが、それ以降は、推進剤の積載量を考えると原子力、4.3光年先の...
星間旅行宇宙船の推進技術を物理学でできるかできないかを解説。著者のこの分野への愛を感じる。 これまで通り、機械、人間と進んできた宇宙探索は火星や別の恒星でも同じであろう。ただ化学式のロケットエンジンなら火星まではいけるが、それ以降は、推進剤の積載量を考えると原子力、4.3光年先の最も近いアルファケンタウリなら核融合エンジンがないと難しい。その先は反物質エンジンとはなるが、その実現性は今は測れない。小さい物質で機械だけ運ぶなら、光子を当てるセイルで行けるかもしれない。 またその他には星間物質との衝突、長期間にわたる人員のケア、必要な物資(特に水)がある。小惑星を加工すれば衝突は吸収できるのではないかという案がある。
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