雨夜の星たち の商品レビュー
自分と重なる姿少々ありあり。 感情移入しないでいて、感情表現しないでいて、 それは裏切られること、勘違いされることが怖かったりして。でもそれは逃げなのか、楽だからやっちゃってるのか。 "他人の気持ちを大事にしすぎるとかえって冷酷に見えるで" 響く!!!!
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やっと読み終えました! 読みたい本を、何回にも分けて読まないと、いけない忙しさに、嫌気がさします 友人は、欲しいし、一緒にでかけたりもしたいけど、人に対しての言葉選びが、気を使ってしまって、結局、人と絡みたくなくなってしまいます 何気に話した言葉に、過剰に反応する世の中では、...
やっと読み終えました! 読みたい本を、何回にも分けて読まないと、いけない忙しさに、嫌気がさします 友人は、欲しいし、一緒にでかけたりもしたいけど、人に対しての言葉選びが、気を使ってしまって、結局、人と絡みたくなくなってしまいます 何気に話した言葉に、過剰に反応する世の中では、本音も、言えず、遠ざかるのが、楽になってしまって この主人公の、真っ直ぐ自分を曲げない姿が、こうなりたいなと思わせてくれます 人と、割り切って関わる中で、ちょっと変化を持つところも、主人公の発想も、共感したり、笑わせてもらったり、とても、よかったです!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の基本的なスタンスがぶれず、その強さになんだか救われる。 作中では彼女の生き方を絶対的な是とするのではなく、批判を含め様々な意見が出てくるところのバランス感覚が絶妙だし、フェアだと感じた。 中でも、一見良好な関係に見えていたお姉さんが、三葉に対して今まで堪えてきた想いをぶちまける場面が印象的。 色んな捉え方ができるし、悪く言えば自分を想ってくれる人の気持ちを蔑ろにして成り立つ在り方を自覚しながら、それでも自分の姿勢を変えないのは覚悟が決まっている。 それでも、そんな三葉だから必要としている人がいる、というラストはとても優しい。
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他人に干渉しない、されたくない主人公がお見舞い代行などの仕事をしてかわっていくのかぁと思ったけどそうでもなく、最初は無機質な主人公と思ったけどそうでもなく、普段読む話しと少し違った感性だと思った
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人と関わることによって、主人公は変わったのか変わらなかったのか... 私の中では、最初の印象「苦手かも」が「お、結構やるじゃん」に変わった。
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お世辞を言わない三葉、察する事をしない三葉、強いんだか、弱いんだかわからないが、とにかくフラットな三葉の「しごと」はお見舞い代行。大事件は起こらないけどなかなか面白く読めました。
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共感、感情移入が苦手な主人公三葉。霧島も言ってる通りそれは長所でもあるし、何より自分を貫ける三葉かっこいい。「必要以上の感傷は人生の荷物になる」「どうしてみんながそこまで他人に恋愛をさせたがるのか」。常識に対する寺地さんの問いかけが心地いい。
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基本的には、あなたがやってくれと言ったことだけやります。 わたしがあなたがしてほしいことを察して行動することはありません。普通はそうするでしょと言う曖昧なルールに従って行動することもありません。エトセトラエトセトラ って言いたい。ただのめんどくさがりだから言いたい。だけど、めんど...
基本的には、あなたがやってくれと言ったことだけやります。 わたしがあなたがしてほしいことを察して行動することはありません。普通はそうするでしょと言う曖昧なルールに従って行動することもありません。エトセトラエトセトラ って言いたい。ただのめんどくさがりだから言いたい。だけど、めんどくさがりだから言わない。 あと、二木苦手やわ。最初から嫌。 愛の話やったんかも。 会話多いしわかりやすかった。 読んでよかったです。
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感想 地上から夜の星は見えない。星たちもお互いの姿はわからない。自分から遠ざかりたいわけなどない。だけど仕方なく。でも本当にそうかな。
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素晴らしかった!親子を中心に人間関係に悩む、今の自分を取り巻く環境や状態に、凄いマッチしたとの要素はある。 他人のことは簡単には分からない。主人公の「他人の気持ちをいつも考えなさい、という母の言葉が嫌いだった。一度わかった気になると、それ以上わかろうとしなくなる。」→それはわか...
素晴らしかった!親子を中心に人間関係に悩む、今の自分を取り巻く環境や状態に、凄いマッチしたとの要素はある。 他人のことは簡単には分からない。主人公の「他人の気持ちをいつも考えなさい、という母の言葉が嫌いだった。一度わかった気になると、それ以上わかろうとしなくなる。」→それはわかった気になっただけで、決めつけているだけ。 序盤は淡々と進むが怒涛の後半。人間関係に悩む人には寄り添う言葉が見つかるかもです。 - 家族だからすべてを自分たちで解決する必要などないのに。 - ~と思うのはその人自身である。だったら「男は」ではなく「俺は」、と言うべきか。むやみに主語を大きくするべきではない。 - 「あなたが私に与えたがっていたものは私が欲しがっているものとは違うのだ」と母に訴え続けた人生であった。そして母のような人にそれを納得させるのはとても難しいことだった。 - 「聞き流す」とは真剣に耳を傾けつつも自分の中に留め置かない、ということだ。 - 私はこれまで「友だち」が「恋人」に劣る存在と考えたことがない。他人に元気でいてほしいというこの思いが恋愛感情であってもなくても、何かに影響を及ぼすとは思えない。 - 正直かつ誠実に話そうと思えば思うほど相手は腹を立てる。それが分かっていても、相手の望む答えを返すことはできなかった。 - どうして人間関係に金銭が介在することをこれほどまでに厭うのだろう。どうして金銭で得た繋がりを、そうでないものより一段下のように決めつけるのだろう。 - いや、感謝はしてもいい。でもあたなは、あの人から生まれたって時点で既に立場にかなり差がついています。どうしたって、向こう(母)の方が有利。その上「傷つけずに伝えたい」とまで気を揉む必要はないです。 - この世に毒にならない親など一人もいないのではないだろうか。毒の濃度は様々だろう。でも運悪く毒が濃いめの親のものに生まれてしまったからといって、そこで全ての人生の勝負が決まる訳では無い、と思いたい。 - 「よくある話」が身に降りかかった際に、よくある話なので明るく乗り越えろと強制することは暴力だ。「よくある話」は自分の身に降りかかればすべて個人的で特異な事情となるのだから。 -
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