了巷説百物語 の商品レビュー
戌亥乃章 於菊蟲 申酉乃章 柳婆 午未乃章 累 辰巳乃章 葛乃葉 或いは福神ながし 寅卯乃章 手洗鬼 子丑乃章 野宿火 空亡乃章 百物語 馴染みの名前の方に藤兵衛さんや中禪寺さんらが加わって、時々誰か分からなくなってページを戻ったりしておりました。 一風変わった...
戌亥乃章 於菊蟲 申酉乃章 柳婆 午未乃章 累 辰巳乃章 葛乃葉 或いは福神ながし 寅卯乃章 手洗鬼 子丑乃章 野宿火 空亡乃章 百物語 馴染みの名前の方に藤兵衛さんや中禪寺さんらが加わって、時々誰か分からなくなってページを戻ったりしておりました。 一風変わった世界に紛れ込ませていただきました。 ちょっとつかれました……
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京極作品の中で一番好きなシリーズ 完結編だけあってオールスターキャストの読み応え抜群だった 百介は登場しませんでしたが 今回は狐猟師にして嘘を見破る道灌屋 藤兵衛が主役 クライマックスの戦いは壮絶だった 又一たちの戦いはこんなに厳しいものだったのかと絶句した 故に百介を巻き込みた...
京極作品の中で一番好きなシリーズ 完結編だけあってオールスターキャストの読み応え抜群だった 百介は登場しませんでしたが 今回は狐猟師にして嘘を見破る道灌屋 藤兵衛が主役 クライマックスの戦いは壮絶だった 又一たちの戦いはこんなに厳しいものだったのかと絶句した 故に百介を巻き込みたくないという気持ちもよくわかった シリーズが終わるのは寂しいが 見事な最終話 話は違うが京極作品はいつも長いので 合間に2~3冊違う本を気分転換に読んだりする 今回は4冊読んだ 長かったわ
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※このレビューにはネタバレを含みます
前作からも、まして一作目からは遠すぎて記憶がほぼゼロ。 でも面白かった。 それにしても、今までになく人が死んだなぁ…。 人の死には意味なんてないし、全てが無駄なんだろうけど。 それでも、治平の死に様は、作中で唯一の救いだった。 切ない場面なんだろうけど、それでも、何かを守り、繋ぐために死ぬのは治平にとっては、何よりの解放の瞬間だっただろうと思う。
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『巷説百物語シリーズ』七作目にして完結編。 下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛は、凡ての嘘を見破る〈洞観屋〉としても知る人には知られる存在です。 ある日、藤兵衛に老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者達を炙り出してほしいとの依頼が持ち込まれますが・・。 やっっっと読み...
『巷説百物語シリーズ』七作目にして完結編。 下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛は、凡ての嘘を見破る〈洞観屋〉としても知る人には知られる存在です。 ある日、藤兵衛に老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者達を炙り出してほしいとの依頼が持ち込まれますが・・。 やっっっと読み終わりました~・・というか、ついに読み終わってしまいました(寂)。 ・・にしても、マジで分厚すぎるでしょ! 京極さんの長編モノはほぼ読破してきて、そのヴォリュームに関しては慣れている私ですが、それでも本書の物理的な迫力には圧倒されちゃいましたね。 漬物石レベルの重さ(物理)と格闘しつつも、まさにシリーズの集大成ともいえる圧巻の読み応えで、結果本の重さなぞどうでもよくなってくる面白さでございました。 (ただ、気が付いたら腕がこわばっているという・・笑) さて、物語は藤兵衛視点で語られていきます。 依頼を引き受け江戸に出てきた藤兵衛は、助っ人の“猫絵のお玉”、“猿猴の源助”らと共に探っていくうちに〈化け物遣い〉達と出会っていく流れで、『巷説』ファンにはお馴染みのメンバーが次々と登場してくるたびにワクワクしちゃいました。 おぎん姐さん、治平さん、徳次郎さん、林蔵はん、小右衛門さん等々・・これまで登場した主要キャラが勢揃いの豪華さでございます。 そんな中、『巷説』メインの双璧、又市と百介が名前は出てくるのにずっと姿を現さないのがまた気になるんですよね。 とはいえ、姿を見せなくても、裏で動き回って大仕掛けを巡らせている又市の存在感はやはり凄い・・できれば表立っての又さんの活躍を観たかったのですが、彼に代わっての狂言回しとして〈憑き物落とし〉中禪寺洲齋が登場! もう“中禪寺”ってだけで、京極ファンはテンション上がっちゃいます。 終盤での、中禪寺洲齋VSラスボス“女傑”のやり取りは、手に汗握るものがありましたし、『巷説』の過去作すべてが繋がってくるのが明かされる〈憑き物落とし〉っぷりは流石でございました。 それにしても、今回は 仕掛けが大掛かりだったせいか、バトルが壮絶で人死にが多く出てしまったのが 切なかったですね 。 特に治平さん・・泣けてくる・・(´;ω;`)ウッ… そして、最後の最後に戯作者“菅丘先生”と“八咫烏”をチラっとだけ登場させて幕を閉じるという心憎さが粋ですね~。 そんな訳で『巷説百物語シリーズ』を読んできて良かった!と思えるような、総まとめに相応しい物語でした。 (ただ、シリーズを読み始めたのが20年以上前なので、正直過去作の内容はうろ覚え状態でして・・できれば1作目から本書までを通しで読み返したいですね~) シリーズは“これで終いの金比羅さん(by林蔵)”なのでしょうけど、今後シレっと外伝的なお話を出して頂いても、こちとら大歓迎でございますよ~。
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大事に読んでいたけど、読み終わってしまった。面白かったー! どう話が繋がっていくのかと思っているうちに気づいたら引き込まれていて、気づいたら時間を持ってかれるのは相変わらず。 前作から大分時間が経っていることもあり、改めてシリーズ通して読み直したくなったけど、このボリュームだと中...
大事に読んでいたけど、読み終わってしまった。面白かったー! どう話が繋がっていくのかと思っているうちに気づいたら引き込まれていて、気づいたら時間を持ってかれるのは相変わらず。 前作から大分時間が経っていることもあり、改めてシリーズ通して読み直したくなったけど、このボリュームだと中々時間が取れないのが辛い。
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いやあ、面白かった…! 面白かったのよ……!! でも終わってしまった感が強くて………さみし。 面白すぎて早く読みすすめたかったけど、物語が終わるのが寂しすぎて途中からわざとゆっくり読んでたよ…。 治平さんのトコは……泣いた。 めっちゃ泣いた。 こうなるのは分かってたけど…理由...
いやあ、面白かった…! 面白かったのよ……!! でも終わってしまった感が強くて………さみし。 面白すぎて早く読みすすめたかったけど、物語が終わるのが寂しすぎて途中からわざとゆっくり読んでたよ…。 治平さんのトコは……泣いた。 めっちゃ泣いた。 こうなるのは分かってたけど…理由が……ね。 藤兵衛視点ってのも自分的にはよかった。 もっと又さんの喋りとか聞きたかったけど、でもなんか、最後はこれで良かったなって。 なんだかそう思えた。 最初は何この人は?とか思ってたけど、物語が進むにつれ好きになっていった笑 ここ数ヶ月シリーズ通して読み直して、めちゃくちゃ楽しかった。 京極先生ありがとう。 文句なし5以上!!!!! いや、ひとつだけ難点を挙げるとするとやはりその、分厚さよ。 通勤時の持ち歩きがキツかった笑
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めちゃくそ面白かった、、、 でも、これで終わり、、寂しい。 フィジカルに、もう、凶器になりそうというか、 鈍器?な厚みにはなっているが、 どっこい、あっという間に引き込まれて、 ぐわーーっと読んでしまった。 早よ読みたいけど、早よ終わってほしない ああ、悶えたわ、、読み了てもぅた...
めちゃくそ面白かった、、、 でも、これで終わり、、寂しい。 フィジカルに、もう、凶器になりそうというか、 鈍器?な厚みにはなっているが、 どっこい、あっという間に引き込まれて、 ぐわーーっと読んでしまった。 早よ読みたいけど、早よ終わってほしない ああ、悶えたわ、、読み了てもぅた(涙) 江戸古事記というか、 アマテラス&トヨウケビメオマージュというか ミステリなんで、なんもネタバレしたくないので 多くは書けない(くっ) とにかくおもろい、仕掛けもなにもかも面白いし なんちゅうても、今作はアクションがたまらん 京極本ってやっとうはそんなに記憶にのこらんかった(主観) んだが、今作はバトルシーンが良かった。 相変わらず良え刺さるセリフも多いし、 なんせ藤兵衛とか又市とかカッコよすぎ もっと読みたいのに、、
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ついに終了してしまった、巷説百物語!これまでの登場人物が出るわ出るわ。これまでのストーリーも繋がっていたとなれば、最早脱帽しかない。 新しいキャストをストーリーテラーに据えて、物語が始まる。又市が表に出なくても働きがわかるし、なんと言っても憑き物落としの御先祖が登場しているのが嬉...
ついに終了してしまった、巷説百物語!これまでの登場人物が出るわ出るわ。これまでのストーリーも繋がっていたとなれば、最早脱帽しかない。 新しいキャストをストーリーテラーに据えて、物語が始まる。又市が表に出なくても働きがわかるし、なんと言っても憑き物落としの御先祖が登場しているのが嬉しいです。 すてきなキャラクターが沢山いたから、スピンオフで執筆してくれないかと、京極先生にお願いしたいです。 とにかく、ページ的にも読みごたえアリで、面白かった~。
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巷説百物語シリーズの最終巻 新たな登場人物である藤兵衛の視点で物語は進む 過去作の登場人物が続々と現れるだけでなく、百鬼夜行シリーズ主人公の先祖も出てきてアベンジャーズの様相 魅力的なキャラクターばかりなので、彼らの邂逅だけでも昂揚感がある しかしながら、今作は最終決戦であるた...
巷説百物語シリーズの最終巻 新たな登場人物である藤兵衛の視点で物語は進む 過去作の登場人物が続々と現れるだけでなく、百鬼夜行シリーズ主人公の先祖も出てきてアベンジャーズの様相 魅力的なキャラクターばかりなので、彼らの邂逅だけでも昂揚感がある しかしながら、今作は最終決戦であるためか、話の構造が旧作と異なっていたのが少々残念 活劇的な描写が多く、怪異の影を感じることはなかった とは言え、話の構造的には別の面白さは秘めていた 怪異ではなく主人公が全編通して影しか感じないほど姿を現さない いないが存在する演習はよろしかった
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SL 2024.8.10-2024.8.15 シリーズ最終巻に相応しく仕掛けもその相手も大きく、オールスター勢揃い、過去作の伏線回収。 これで終わりなのは残念でならないけど、最高に面白かった。
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