オルクセン王国史(2) の商品レビュー

樽見京一郎(著者),THORES柴本(イラスト)

2024/12/17

準備はすればするほど後の状況が万全になる。だからこそ手を抜くことができない。外的要因もあるけれど着実と戦争が始まっていく予感を感じさせられる回だった。派手な動きは多くはないかもしれないけど、ラストシーンまで読んでしまうとそんなものは気にならない。読み手の気持ちが高揚すると共にここが書きたかったんだなというのが強く伝わってきた。最後の小噺ではこの作品がファンタジーをベースにしながらも現実世界における近代の戦争の要素を多分に含んでいることを念押しするに相応しい。

2024/09/14

「この私自身の意思で、ちょっとばかり大きな獲物を仕留めたのだ」
↑このセリフよすぎる
グスタフとディネルースががっつり男と女をやっているのがいい

そもそも国土の大きさや立地からしてエルフィンドに勝ち目があるように見えなかったけど、詰も甘いし国力差も半端がないように見える
海軍だけは苦戦しそうだけどそれ以外は一方的に蹂躙する話になるのだろうか