はだかの白鳥 阪大大学院卒でAV女優に の商品レビュー
なにかと自分と重なるな…。肩書き見れば、「恵まれている」けど、そこらへんの人以上には苦しんだり葛藤したりしてきた過去があって、でもそれを乗り越えてきたからからなのか、誰かに話す気にもならない。だから結果、肩書きふくめ表面的なもので、恵まれていて凄い子、みたいな扱いをされる。実際、...
なにかと自分と重なるな…。肩書き見れば、「恵まれている」けど、そこらへんの人以上には苦しんだり葛藤したりしてきた過去があって、でもそれを乗り越えてきたからからなのか、誰かに話す気にもならない。だから結果、肩書きふくめ表面的なもので、恵まれていて凄い子、みたいな扱いをされる。実際、恵まれているのは確かだし、過去のダークな部分を乗り越えてきたからこそ、その扱いを流せていながらも、癪に触ることはある。 お願いだから、肩書きや表面的なことではなくて、わたしをみて。上っ面なことだけで、とやかく言いたい人は言っておけばいい。自分の人生を全力で作り上げていく人ほど、かっこいい人はいないと思う。 職業への偏見や女性軽視の風潮が、なくなりますように。
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題名を見て気になり読み始めたが… なかなか理解しがたい 私はこの作者が言う偏見の持ち主なんだと思う 社長は良い事を言ってるように作者は思っているし、たしかに色々悩んだ末のAVに進む後押しになったのだろうけど 「人生って今世で終わりじゃない 来世も来来世もある」 「いざとなったら生活保護という優しい制度があるから大丈夫」 とかそういう言葉には嫌悪感しか感じなかった 子作りと同じことをしてるだけ とか結局は自分の行為を肯定しようとしているだけ 生産性もない快楽のみの追求をしている行為と同じように語ってほしくない ご両親が本当にお気の毒
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「人からどう思われようと自分の人生を生きるねん‼️」 かんなさんがラストで胸を張り、誇りを持ってそう言えるまでの苦悩、葛藤、怒り、苛立ち、喜びなどの感情が詰まった369ページであった。 そんな大作なのに読み始めると止まらない〈かっぱえびせん〉のような魅力で私は本作を一気に読み終え...
「人からどう思われようと自分の人生を生きるねん‼️」 かんなさんがラストで胸を張り、誇りを持ってそう言えるまでの苦悩、葛藤、怒り、苛立ち、喜びなどの感情が詰まった369ページであった。 そんな大作なのに読み始めると止まらない〈かっぱえびせん〉のような魅力で私は本作を一気に読み終えた。 それは冒頭で出会うエイトマンの後藤社長始め、制作現場のスタッフなどの「人間力」そして、時折入るかんなさんの「関西弁」と「優しく純粋な人間性」の魔力であろうか。 やはり、「何事も人が基本」‼️ 人を大切にして来た人は人の縁に救われ励まされ勇気を持って新しい世界へ挑めるんだと私はあらためてそう感じた。 それにしても、かんなさんの文才は捨てがたい!今度はかんなさんの書いた小説を読んでみたいと思ったのは私だけだろうか? かんなさんのこれからの活躍に期待‼️
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第1章【AV界に踏み込む】国立大院卒で大手化学メーカーに研究職採用といえば、誰しも良い仕事と思う。しかし“女である悲哀”は現存する。「緩衝材のような役割」が男子に割り当てられることもあるだろうが、「生理が止まり、体中に蕁麻疹が出て、血便が出た」ほどのストレスは、セックスのリスクの...
第1章【AV界に踏み込む】国立大院卒で大手化学メーカーに研究職採用といえば、誰しも良い仕事と思う。しかし“女である悲哀”は現存する。「緩衝材のような役割」が男子に割り当てられることもあるだろうが、「生理が止まり、体中に蕁麻疹が出て、血便が出た」ほどのストレスは、セックスのリスクの不対称・美貌であること(「顔採用」とか「頭弱い」とか見くびられる)の損害としか思えない スカウト会社が面接 事務所選び 事務所で「アナル挿入はNG」など細かく条件を確認し契約する。 フィルム写、プロダクションと直接契約の時代は「笑顔でさよなら、ノープロブレム」とか言って“逸脱して泣かせても、最終的にOKなら問題ない”がまかり通ったらしい。 第2章【デビュー】 ○専属採用されたエイトマンは「熟女もの」得意で、「32歳」と2つ年上を称することになった。 ○週刊ポストにグラビアデビュー。 ブラやパンティの跡が付かないように朝起きたらずっとバスローブでいる。(すべての撮影に共通) 「おっぱいが大きい良い。着痩せするんだね。」と言われた、「バレエでは乳房の大きいのはハンデだった」 ○パケ写「どうやって白鳥を持ってきたのだろう」と思ったが、偶然渡り鳥の飛来期間だった。彼女は家鴨のなかで育った白鳥だった。彼女の資本主義社会での服務(中国語)はサラリーパースンではなくなった。 しおらしくインタビューで始まるデビュー作。バレエの場面も挿入。 ○専門用語「AVする」(見栄えの良いようにブラにテッシュを入れて谷間を寄せたり、裾を捲ってパンティをよく見えるようにする小細工)「私はこの言葉が好きだ」 1日3人の男優とそれぞれヤル、あるいは複数と3プレイ、そういう体制らしい。 フェラでいつもの作法でしてしまった「ゴックン」は「まだ解禁されない」ということで取り直し。「汁男」といって主演男優のザーメンを無駄遣いしないように出す要員がいる。タングの上に白濁があるのを確認させる(現在ではヨーグルトなどの代用品は使わない。パイプカットすると精液は透明になるそうだから、男優には不可) コンタクトレンズに《顔射》すると白濁してオシャカになるという。外すのは目つきが悪くなるから不可か。 顔射は見映するがよほどM性がないと気持ちいいとは思えないが、カジュアルセックスでもしたがる男があるらしい。 休憩。 アクロバチックな体位の提案、「私、首の後ろで脚を組めますよ」披露する(SM雑誌グラビアで見た記憶がある。あのモデルもバレエ経験あったのだろうか、それとも他の柔軟術か)
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めちゃくちゃおもろかった。 まず目次で笑わされた。50人に1人のおっぱいとか、AV女優になるって出家だなって、なんだよ。めちゃめちゃ笑った。 知らない世界に飛び込んで、新しい出会いが沢山。 出会う人に対して抱く印象が絶妙に失礼で面白かった。強そうなカブトムシだ。 そして、出会う人に対して運命のようななにかビビッとくる感覚、そしてそれを大事にしている姿勢にすごく共感したし、そういうのって自分の今まで積み重ねてきた経験によって出来上がったセンサーだったりするからめちゃくちゃ信用できる、ってことを分かりやすく気持ちよく言語化されてて画面越しにいっぱい頷いてた。 この人の、人に対しても職業に対しても自身の心境に対してもその時々に反応する自分のセンサーを大事にしてる部分が自分にすごく近しい。 「快楽主義」なんだと思う。 でもこれと「逃げ」って凄く紙一重。 人からの評価はいつも二極化するけど、そんな自分を長所だと評価し共に戦ってくれる人、偏見を持たず応援してくれる人、自分がどうであろうとどんな時でも近くにいてくれる人、努力をしていれば味方が必ずいる。 人の数だけ見られ方がある。皮を被った自分でなく、ありたい自分を好きでいてくれる人を大事にしていたい。自分の中でのリトマス紙を信じていこう。
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百田尚樹氏チャンネルにゲスト出演されたことで藤かんなさんのことを知りました。 阪大大学院卒で一流企業に就職という経歴を持ちながら、AV女優になり、それが会社にバレてクビに。 AV女優という職業を選択することに偏見はないけど、私自身は世間体などを考えるとやはりその選択はないなぁ。 ...
百田尚樹氏チャンネルにゲスト出演されたことで藤かんなさんのことを知りました。 阪大大学院卒で一流企業に就職という経歴を持ちながら、AV女優になり、それが会社にバレてクビに。 AV女優という職業を選択することに偏見はないけど、私自身は世間体などを考えるとやはりその選択はないなぁ。 そういう事も超えるくらい、彼女自身いろいろな心の葛藤があり、よく考えての選択だったことは本著から理解できた。 こうして活躍できているのは、きっと良い出会いがあったからだと思う。出会う人によって、同じ心持ちでも成功したり、転落したりするものだと思うから。 AV業界の裏側を、少し垣間見れて面白かった。 それにしても、かんなさん!女性は100%みんなAV観てると思ってた感覚は、やっぱりちょっとズレてますよ。
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いつか母に全て話したい。 AV女優になるまでのこと、なってからのこと。 この数年間で経験したこと、感じてきたこと。 全て聞いてほしい。 「あんたが幸せそうで良かった」 どうかそう言って笑ってほしい。 彼女の願いが叶いますように!
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「なぜAV女優になったのか」という問いは誰しもが思う疑問ではないか?ただ、そう思うということは、AV女優という仕事が特殊であり、一般的ではないと考えていると同義である。この本は、その疑問の答えの1つである。感情の動きが手に取るようにわかり、著者が悩み続けていることもよくわかる。数...
「なぜAV女優になったのか」という問いは誰しもが思う疑問ではないか?ただ、そう思うということは、AV女優という仕事が特殊であり、一般的ではないと考えていると同義である。この本は、その疑問の答えの1つである。感情の動きが手に取るようにわかり、著者が悩み続けていることもよくわかる。数多ある答えの1つに過ぎないので、一般化しないことに気をつけたい。
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