そして、「悪魔」が語りだす の商品レビュー
〝投影性同一視〟おもろい 自殺を考える自分の心を封殺しようとして、痛みも抑え込もうとする⇨その気持ちに共鳴して苦しい⇨考えるのが怖い⇨意識のスイッチが切れる:これが強烈な眠気として現れる 古代ローマの哲学者ボエティウス 「逆境にあるとき何が不幸かといって、かつて幸福だったことだ...
〝投影性同一視〟おもろい 自殺を考える自分の心を封殺しようとして、痛みも抑え込もうとする⇨その気持ちに共鳴して苦しい⇨考えるのが怖い⇨意識のスイッチが切れる:これが強烈な眠気として現れる 古代ローマの哲学者ボエティウス 「逆境にあるとき何が不幸かといって、かつて幸福だったことだ」
Posted by
様々な事例があり、とても興味深かったです。 悪魔になるかどうかは、本当に運や縁の左右も大きいんだと改めて思いました。
Posted by
イギリスの精神科医が犯罪者のセラピーを10人分のケースを通じて、ヒトの多様性もろさを描き出す。欧米では特に小児愛者、ペドと呼ばれるが忌み嫌われこのケースでも出所後自殺してしまっている。あらゆるケースが違っており、家族と本人の問題が反映されているがそれは一様ではない。
Posted by
頭がおかしい、暴力的、狂ってる、と思われるような人の全てがカウンセリングで良くなるとは思わないけれど、よくなる可能性もあるのだという希望。 殺人や小児性愛やストーキングや放火、おぞましい色々な犯罪の根底に、認められたかった、愛されたかったという願望があり、自分の中には満たされ...
頭がおかしい、暴力的、狂ってる、と思われるような人の全てがカウンセリングで良くなるとは思わないけれど、よくなる可能性もあるのだという希望。 殺人や小児性愛やストーキングや放火、おぞましい色々な犯罪の根底に、認められたかった、愛されたかったという願望があり、自分の中には満たされずに寂しかった、悲しかった、という幼い子がいて、その感情を表出するかわりに犯罪という形で表出する。 許したくない相手でも、中立的に、相手の可能性を引き出していく。 —- ・この世界に邪悪が存在するのは、人々がおのれの物語を語れないせいだ ユング ・中陰で漂う ・全殺人事件のうち女性が起こしたのは5% ・自己愛 - 一種の人格スタイル。自己の権利を人一倍主張、搾取的、何かと大袈裟、他人の気持ちを汲まない 例 妻が自分を特別扱いしなかったのが悪い ・自分のことを嫌いな人は、は他人に嫌われるようにふるまう ・調律(アチューンメント)スキル、注意深く耳を澄ます、室内に感情のしこりが侵入してきたことに気づくことができる、捨てることもできる ・こちらの一方的な感情を押し付けない。口出しをせず、相手が自由に感情を膨らませて思考する時間を与える
Posted by
イギリスの司法精神科医による暴力犯罪者(連続作殺人犯やストーカー、放火犯、小児性犯罪など)とのセラピーの記録。読みたくて発売後すぐ手にした一冊。そして読み終わった今、読んでよかったなと心から思う。 いろんなことを感じ、そして考えさせられる。 罪は罪、それはそれ。(作中でもそんな感...
イギリスの司法精神科医による暴力犯罪者(連続作殺人犯やストーカー、放火犯、小児性犯罪など)とのセラピーの記録。読みたくて発売後すぐ手にした一冊。そして読み終わった今、読んでよかったなと心から思う。 いろんなことを感じ、そして考えさせられる。 罪は罪、それはそれ。(作中でもそんな感じで切り離されていて、そこが私にとって読みやすい受け入れやすい部分だった)けれどそこにある人の弱さと強さと歪みと絶望。 犯罪者のその後なんて、自業自得だと思う部分もないわけではない。ただ、向き合うことでより罪が深く重くなることもある、かもしれない。 作者のとても誠実な考え方と接し方に読者の私も救われるような気持ち。 希望は、人と人のつながりから生まれる。 この一文の重みと救いは、誰にでも当てはまる気がした。そしてそこに必要不可欠なのは、なによりも、自分。ただ、人が助けてくれる希望を与えてくれるわけではないんだよな、と、セラピストである作者の向き合い方や接し方から感じた(別のセラピストの本を読んだ時も思ったけど)セラピストは正しい道に導くわけではない。 誰も、誰に対しても。
Posted by
- 1